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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
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カールおじさん

忘れてなかったんだな・・・うやむやにして巻いたつもりだったのに


ヤン先生が、知らないおじさんと一緒にやってきた

なんか、エラソーなヒゲのあれだ、カーネル・サンダー○みたいなおじさん連れてきた


嫌な予感しかしない


「お初に御目文字致します

私は、ミネルヴァの魔導具研究機関人体実験科総合室室長のカール・オペルードと申します

カレッジとは別の派閥なんだけど、そこは今回は省くよ

想像よりも小さなお嬢さんだ、よろしくね?」


うわ〜長い自己紹介きた

「丁寧なご挨拶ありがとう存じますわ

マリーウェザー・コルチーノです・・・あの

ヤン先生?(説明を求む!)」


「この前の興味深い話しの続きが気になりましてね、私では理解の範疇を超えていたので解りそうな方を連れてまいりました

今日は、時間もたっぷりありますし」


さあ話せと?


「ジョーンズ君

小さなお嬢さんと一緒になって、私をからかっているのかな? こんなお披露目前の小さな子がねぇ〜?

君が言うから来たんだけど、無駄足だったかな?

ああ、賢いって聞いてるよ 最近の子はどんなお勉強してるのかな?ハハハ」


顔がイラッとするなカールおじさん


「マリーウェザー様、どうしても言いたくないと思うなら言わなくてもいいですよ

ただ、貴女の知識がサイモンを救ったように、今も苦しむ誰かがいるだけです

貴女とは何の接点もない大勢の人がいるだけです」


ふぃ〜、仕方ないな

ヤン先生は嫌いじゃない、たくさんお世話になったし、俺のせいで馬鹿にされるのは何か違う


「妖精さんに聞いたのよ!(キャピッ)


と言うのと

私、実は異世界の記憶があるの!

って言うのどっちが信じられますか?

私は前の人生では成人男性でした!とか言われて信じられますか?

荒唐無稽の戯言だと思ったなら、このまま何も聞かないで帰ってもらえませんか?

それに、この世界の技術は遅れて見えるので、到底、説明出来るとは思えません

演算も確立してなさそうですよね

三角形の内角の和は180度で四角形の和は360度ですよ?

距離と移動速度から到着時間の計算とか簡単ですよ?

ああ、距離はキロでおねがいします マイルだと計算が出来ないわけではありませんが面倒なので

虹の原理は、空気中に含まれる水滴に太陽の光りが屈折して反射する現象で、光の透過によって色が赤→オレンジ→黃→緑→青→藍→紫の順番で7色ですこの順番は不変です

それと、私のお披露目は終わりましてよカールおじさま」

と捲し立てた


2人とも、すごーく微妙な顔をして考えるように黙った、何か言いたいけど言っていいのかって顔だな

もう帰ってもらえませんかね


「何年か前の教会で流布された話しだ、私もそこまで詳しくないんだけどね」

カーネルおじさんじゃなくてカールおじさんが話してくれたのは

予言の巫女が現れたと一瞬だけ騒がしくなって、すぐに鎮火した事件だった


大聖堂が火事になって、大勢焼け死ぬ大事件が起こる!と予言して何も起こらなかった

別の場所から可燃物が盗まれていて、もし予言が当たってたら大変だ!

と、気をもんだ城の騎士団や街の警備隊と自警団が出てきて大変な騒ぎになったと

他にも、城のお茶会で起こる毒殺事件や

先代の王女様の死の真相

学生の馬車が移動中に事故に合う

闇の妖精に歴史に名を残す悪女など

予言と言うには、際どいものから眉唾ものまで


「その予言の巫女が自分は別の世界から来た転生者だと言っていたんだよ

頭の湧いた異常者を教会が祭り上げてるとバッシングされてね」

ふぅー、っとカーネルおじさん溜め息をつく


「あの〜、私は予言なんか出来ませんよ?

その、えーっと」

他にも転生者いたんかい!異世界あるあるだな


「そうそう、

マリーウェザー様が言っていたビタミンの不足で病気になると言うのは、どういうことですか?」


「ああ、それなら

ビタミンB1が不足すると『脚気』になるんです手足が痺れて動けなくなり寝たきりになって最悪死にます、座って組んだ膝下をポンと打つと通常なら足が上がりますが脚気だと動きません

壊血病は、船乗り病と言われていてこちらもビタミンCの不足によるもので貧血や肌がボロボロになり歯茎から出血しだるくて動けなくなり最悪死にます」


「ビタミンとは?」


「ビタミンは、人が生きていく上で必要不可欠だけど、自身で生成出来ない栄養素の総称です

種類はたくさんあって、植物やそれを主食にしてる草食動物を食べることで接種します

植物は水と光と二酸化炭素で一定の温度があれば光合成を行い自分で栄養素を作り出します

水溶性のビタミン栄養素は、加熱すると水に流れるので茹でるよりもスープにして飲むか蒸すか焼いた方がいいです」


「他にも、塩は食べ過ぎても、まったく食べなくても病気になります

妊婦で一日に6gで成人男性でも10g未満だと言われています、それからー」


「自分の常識が足元から崩れるようだ、頭がパンクする」

カールおじさんが眉間をモミモミする


「信じられない事です 4歳にしてはお利口さんだと思ってたけど」

ヤン先生もふぃーっと息を吐く


「まあまあ、お茶のでも飲んで下さいな

甘くしますか?

私からしたら甘くなる魔法の方が信じられませんよ」


「「甘くなる魔法?」何のことです?」


「こう、甘くなれーって指をこう」


「ほんのり甘くなった、砂糖いれた?」

カールおじさんがヒゲを濡らしながら紅茶をすする


「砂糖じゃないです、乾いてもベタベタなおヒゲになりませんよ?クスッ」


「ちょっと、待って下さいお嬢様!なんですかソレ!」

「この世界のファンタジー理論は存じません」


紙に書いて簡易魔法陣を教えてあげた

紙の上に紅茶を乗せて、甘くなれと唱えると中身の紅茶がほんの少し甘くなった大発見だ!

紙でもいいのか


ついでに紙に台形や平行四辺形を書いて面積の求め方を書いて説明した

「(上底+下底)×高さ÷2で求めることができます、つまりこれがー」


楽しそうにおっさん2人で盛り上がり、帰ってから実験だとか証明がどーたら話してる


「この事は、他に誰か知ってるの?両親は何て言ってるのかな?」

カールおじさんがヒゲを触りながら聞いてくる


「わざわざ言うことじゃないですよね、その、元成人男性とか気持ち悪いじゃないですか・・・」


「ああ〜、そうだね

もう誰にも言わないほうがいいよ、うん、ご両親も悲しむかな・・・

少なくとも、私の孫がそんなこと言ったら領地送りにしてしまうかも

ああ、あくまで我が家の話だよ? まあ、・・・ね?」


わかってたけど落ち込むな

「そう思うなら、口外禁止ですよ 墓まで持って行って下さい!喋ると頭がハゲる呪いをかけますウソです全力で幼女のフリをします」


「幼女が墓とかハゲるとか言わないでくれよ

はぁ~、ちょっと考えをまとめたいから私は帰る、ジョーンズ君はどうするかね?」


「そうですね、疲れました 今日の所は帰ります

また次の時に、マリーウェザー様ごきげんよう」




俺は、教会で異常者扱いされてた転生者に思いをはせた

予言うんぬんは、よくわからない、スキルか魔法か?

公表して、かなり騒いだから犯人たちが警戒して教会の爆破がなくなったんじゃないか?

どんなヤツだろう、巫女って言うから女の子なんだな

異常者扱いされたとしても、事故を未然に防ぎたかったんだな正義感の強い子なんだろうな

その後どうなったんだろう 次の時に聞いてみよう



数日後

「マリーウェザー様ごきげんよう

私の研究室で勉強できるように、試験対策しましょうか! 春までに試験を受けて特待制度を利用して我々の研究室に入りましょう!

貴女は、この国の発展には無くてはならない!

転生とかはこの際隠し通して、稀代の天才児として研究室に入りましょう

他にも色々とその頭の中にあるのでしょう? 大丈夫です、このカール・オペルードがついてます!」


「ほえ」


「オペルード室長、お嬢様が驚いてます

カレッジに興味がおありでしょ?少し早いですが試験を受けるだけ受けてみませんか?

まあ、一般学生が行くカレッジではなく、研究室の方ですがね

つまらなければ辞めてもいいのです

貴方はまだ若い、老い先短いならともかく、研究なんていつでもできますからね」


「むぅ・・・」

これは、異世界あるある

学園ものだな!弱そうな主人公が学園で無双していくやつ!


勝手に始まった試験対策は、この国の地理と歴史を覚えることに集中した

試験は読み書き計算と一般常識に、地理と特産品、この国の歴史だな

良かった特殊な試験対策じゃなくて

長い名前ばっかりの貴族名鑑を覚えたりしなくて良かったと安堵した


「あの、勉強は良いのですが、両親になんて言えば?」


「大丈夫です、王室にも許可を得ています!抜かりはありません

このカールが両親くらい説得してさしあげます」


「ほえ」


運悪く邸にいたお母様は

カールおじさんの研究室はここが凄いアピールと早めの教育なら研究室でもできる!孫が同い年くらいの自分は最適!と押されまくっていた


お父様は月の半分は領地に行ってて、残りの半分は城で働いてる

確証は無いけど、今の宰相が死んだらお父様にお鉢が回ってくるみたいだ

宰相をしなくても、領地からの税収で我が家は十分潤っていて、頭がハゲそうなほどの激務を何とか回避したくて、後輩を何人か城で育ててるような事を言ってた

貴族街からお城まではそんなに遠くなくて、お城出勤の時は家から通勤している

前の人生と書いて前世と読む

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