従魔(ペット)のお悩み相談3回目
狸の話は長かった。
それからエジソンの所に寄って、さっき話した冷蔵車やマイボトルやカードタイプとかの図案を描いて渡した。
丸投げじゃなくて、出来るだけエジソンが作って再現して欲しいです
科学の発展に貢献したいから
エジソンは顕微鏡で細菌の研究をしていた。
「君も見てみるか?」
幼女にウィルスを見せる男
さすがエジソン!イカれてやがる最高だぜ!
面白いからスケッチしていくと、感動してた。
色々と見せてくるから色々とスケッチした
ブツブツ言いながらレポートにまとめだしたから、お菓子置いて帰った。
ヴラド「もう戻りますか?皆さんは帰られましたが」
俺「それなら、ルーシェを迎えに温泉街行く
大使はハッサムが面倒を見てるから…殿下の面倒もみてるとしたらハッサムは過労死するんじゃないか?
温泉きても気が抜けないな可哀想に
デュラン達はカレッジ戻るか?」
斬鉄「僕は母上と参ります」
デュラン「もちろん行きますぞ!」
俺は人目のつかない建物の裏に行くと落とし穴で獣人保護区の俺のリゾートホテルに出た。
「温泉入って帰ろう!」ルーシェは後でいいよな。
マリアンヌとデイビッドも出て来てみんなで入ることにした。
マリアンヌが俺の世話を焼いてくれるらしい
服を脱がせてくれる、脱いだ服はヴラドが畳んでいく
斬鉄が見様見真似で畳んで、ちょっとクシャクシャ感が子供らしくて可愛いな
マリアンヌが俺を洗ってくれるらしい。
大人しく洗われてやる
斬鉄がお手伝いしますと周りでウロウロしてたら
デュランがさっさと斬鉄を洗った。
こなれた感じが親子か兄弟のように見える
「デュランは面倒見が良くなったな
前から面倒見が良い方だけどさ、カレッジ行ってから細やかな気配りが出来るようになったよな」
デュランがちょっと照れて
「はいまぁ、職員同士の付き合いもありますし、学生さんによく声をかけられますから」
ヴラド「よくナンパされてるんですよ
デュランに馬に乗せてもらおうと女子が集まってきて、降ろすときも、抱きつかれています。
シャンプーの減りが早いのはそのせいです」
デュラン「え、違います!我にはそんな下心なんてありませぬ!とんだ言いがかりですぞ!」
「別にいいじゃん。デュランがモテモテで俺は誇らしいよ!
みんなに人気者の従者で俺は嬉しいよ
後でシャンプーの瓶を渡しとくからな」
デュラン「誇らしい!姫にそのように評されるとは!今後も姫に相応しくありますぞ」
デュランがごちゃごちゃ言ってるけど俺は湯につかる
「ふぃー気持ちぃー今日は疲れたなぁ」
『肩揉んでやる』
マリアンヌがモニモニしてくれる。幼児はそんなに肩凝らないけどな
「あぁー!!
話し声がすると思ったら!おいこら!
1番に俺様に会いに来いよ!なんで風呂入ってんだ、ああん?
俺様もはいる!労え!褒めろ!もてなせ!」
元のガチムチ堕天使ルーシェが風呂に来て叫んだと思ったら、いきなり服をポイポイ脱ぎ散らかした
俺は湯から上がって
「洗ってやるから座りなよ」
『むう!なんでこいつを構うんだよ』
マリアンヌが膨れてる
言うと思ったけどな
「こいつ見た目と違って中身子どもなんだよ。
1人じゃ洗えないんだって
従魔の世話は飼い主の責任だよな?」
マリアンヌがアイテムボックスから掃除に使うデッキブラシを取り出して
『手伝う!』
ルーシェ「はぁ?舐めんなコラ!」
「2人ともやめなさい
マリアンヌ、手伝うなら桶で湯を頭からかけてあげて」
マリアンヌが桶でお湯をバシャン!と勢いよく叩き付けた
ルーシェ「ヘブァ!……鼻に水が入ったやろがい!ああ?」
カーン …ゴングが鳴った(※気のせい)
ルーシェが同じように桶でお湯をバシャンとマリアンヌにクリーンヒットさせる!
マリアンヌもやり返してバチャバチャやってる
低レベルな喧嘩ならいいかな?俺のホテルが壊れなければいいや
俺とヴラドとデュランとデイビッドと斬鉄は離れた所で湯につかる。
眼の前をクリオネとランチュウがスイスイ泳ぐ
目の保養だ。
先に手が出たのは、マリアンヌだった。
わざとか知らないけど桶ごと投げちゃった
アイテムボックスから賢者の杖を出して念動力でぶつかる前に止めた
ルーシェが仕返しに桶を投げて、それも止めた
すると湯に浸かって今度は手でバシャバシャやってる
野郎の水しぶきなんて誰得だよ、あんまこっち来ないで顔にかかるから
ルーシェ「はっ、やってる事がガキ過ぎて話にならん!こんなやつ、やめちまえよ
マリーウェザーは俺様が1番なんだよ」
『はぁ?(怒)』
ルーシェ「毎晩夢で、逢瀬を繰り返してるうちに確信した!
あいつはな、俺様の事が好きなんだよ!夢では素直で可愛いのになぁ
現実はムサイ野郎に囲まれて可哀想にな!
お前わがままなんだって?」
何言ってんだ?!
『はぁ!意味がわからない!(怒)』
ルーシェ「理解出来ないとは、お前はアホだな!
わからないなら教えてやる!
マリーウェザーはな、夢でいつも俺様に甘えてきて可愛かったんだ!お前は知らないだろうけど
マリーウェザーのはにかんだ顔は最高だ!
まぁ俺様だけに見せる可愛い笑顔だけどな!」
『何だとぉ!マリーウェザー!』
「いやいや騙されすぎ!俺の笑顔は標準装備だろニコニコ」
ルーシェ「あー、現実はなんかうるさいのがいるから素直になれないんだよな?
解ってるって、夢でしか可愛い本音が聞けないのは寂しいけどな?
夢で、たっぷり可愛がってやるよ」
え?おんなじ夢を見てたよな?
こいつ夢で、俺が帰った後で別の夢見てないか?
俺はお前にデレた事も無ければキスもしたことないよな??
『そう言えば、最近よく夢を見てるよな…お前また浮気してたのかよ!』
俺「えぇー、何でそうなるんだよ」
ルーシェ「アハハッ何言ってやがる
お前が浮気相手だろカスが!本命は俺様だからな?」
『はぁー?(怒)何だとぉ!マリーウェザー!この勘違い野郎殺す!』
ルーシェ「勘違い野郎はてめーだよ!バァカ
夢でしか会えないからって、下着姿で甘えて抱きついてきたり
高級ホテルのバーで酔ったお前は可愛かったなぁ?」
『お前そんなことしてたのかよ!!信じてたのにっ!』
俺「落ち着けって、な?
水着でウオータースライダーのことだろ?
バーで飲んだ後は俺たち何も無かっただろ!」
ルーシェ「夢だとあんなに可愛いのに現実はツンデレか?そんなところも可愛いな」
俺「もーやめろォ!本当に俺たち何にも無かっただろ?
明晰夢ってわかったから、ちょっと夢で遊んだだけじゃん!あんなんデートでもないし!
ってか何で喋ってんだよ!黙っとけよ!」
デュラン「浮気がバレた男のセリフですぞ」
俺「え、浮気じゃないし!
俺は別に好きとかも言ってないだろ?夢でちょっと遊んだだけじゃん!」
ルーシェ「おいおい、傷付くなぁ?
嘘でも遊びなんて言うなよ。俺様が遊びな訳がないだろ。素直に言えないんだよな?分かってるよ
ストーカーみたいな粘着カス野郎がいるんだろ?
俺の幸せを願って自ら身を引こうとしなくてもいいんだよ、俺が守ってやるからな?」
ヴラドが軽蔑の視線をよこす
もうやめて死にたいよぅ
『マリーウェザーは僕のだろ……』
マリアンヌが怒りとも悲しみとも取れるような顔で俺を見てくる
俺「そうだよ!悪魔の声に耳を傾けるな!騙されるなよ」
デイビッド「助けてやろうか主殿?」
「助けて!」あ、飛びついちゃった
デイビッドが俺をガシィと掴んでザバァと立ち上がった。そしてそのまま俺を抱えて湯から出た。
デイビッド「主殿がのぼせそうだ
うぬらいい加減にせよ!そんなんだから信用を得られぬのだ!
たかが水遊びと夕食くらいで吠えおって
そんなもの何でもないわ青二才どもめ!
大人の付き合いを知らぬのだ馬鹿者ども!」
『何だとぉ!返せ!そいつに言いたいことがある!』
ルーシェ「何だとテメー!雑魚が引っ込んでろ」
デイビッドはマリアンヌを無視してルーシェの前に来て向き合った。
「私も主殿の夢の中に入れよ!
私が判断してやろう!しょせん堕天使の戯言
ケツの青いガキどもめ!
うぬらは子どものお遊びでいい気になったつもりか?
たかが夢であろう?なぁ主殿?」
俺「はいそうです」一応乗っかっておく
ヴラド「私も行きます!」
『関係ないやつは来るなよ!』
デュラン「若よ、デイビッドの判断基準だけでよろしいのか?我々も行きましょう」
え?みんなで俺の夢に来るの?
ちょっと待って、今からデートの査定されるのかよ?
なんか公開処刑みたいで恥ずかしいやんか!
俺「え?嫌なんだけど?寝すぎると夜寝れないじゃん!」
デュラン「メンテナス3回目を要求しますぞ!」
とりあえずみんなで風呂から出て浴衣に着換えて(※コーヒー牛乳飲んでから)休憩所でゴロ寝した。
俺「もう、疲れたよ…すぐに、寝れそー……スゥ~、スゥ~」
ルーシェ「早っ!寝るの早すぎ!」
デュラン「幼児ですからな」
ヴラド「今日は朝から来客があって忙しかったんですよ」
ルーシェ「ふぅーんご苦労なこった」
『ただ寝ればいいのか?どうやって夢に入るんだよ?』
ルーシェ「寝てれば連れてってやるよ、早くしろよ!スキルで眠らせてやろうか?」
ヴラド「お前は信用できない!
それに寝るスキルなら持ってる、自分で寝れる」
ルーシェ「そうかい、根暗吸血鬼が!
なら、寝れなくて夢に入って来れなくても知らねーよ」
デイビッド、ヴラド、マリアンヌはスキルでどうにか眠りについた。
斬鉄「僕は寝れないのでお願いします!」
ルーシェ「はぁ?お前も来んのかよ、ガキはママのおっぱいでも吸ってろ!」
斬鉄がマリーウェザーの服をまくる
ルーシェ「何してんだよ離せよ!あ?意外と力強っ
眠れよオラぁ!」
斬鉄「はぅっ……スゥ~、スゥ~」
デュランが眠りそびれてウダウダしていたけど、たまたま通りがかったタロウくんに
不眠だからと睡眠薬をもらってすぐ飲んでねた




