表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
11/372

久しいなアンナ

洗礼式を書くつもりが

アンナの愚痴が長くなりました

読み飛ばしてもいいです

洗礼式当日の朝 


朝起きたらスコットが隣で寝てる

「おはよう僕の可愛いマリー

今日はお披露目だね

いつもより少し早いけど準備しようか

たくさんの人がマリーを見たらみんな君の事が好きになってしまうよ、嫌だなぁ

ハハ、君は今日も可愛いね」

そう言いながら、とろける笑顔で頭にちゅっとする


ベッドからおろしてもらい

部屋から出たところで、久しぶりにアンナをみた

「おはようございますマリーウェザー様

禊ぎの薬湯は準備できております」


「アンナ 久しぶりね

しっかりお仕事しているようで安心したわ

マルク(執事)さんからは、順調ですとだけ聞いていたの

もうこの屋敷に馴染めたかしら」


「もったいないお言葉です

マリーウェザー様に目を掛けていただいて光栄でございます」


すっかりツンデレが無くなってメイドが板についてる、マルクさんやり過ぎじゃね?

ツンデレアンナが・・・ちょっと寂しい


「さあマリー行こうか

母上が選んだのはネクトリンの薫りがする薬湯だよ

知ってるかな白い花が咲いてピンクの実になる果実だよ

可愛いマリーにぴったりだ」


洗礼式をする人は、無事に終わるまで何も食べないのだそうだ水は飲んでいいらしいが


流石に湯浴みまでは着いて来なかったが、スコットがあれ以来ベッタリすぎじゃないか?

俺も小学校に上がるまでは、ねぇちゃんに付いて回ってたみたいだし、人の事は言えないけど


桃のすげーいい匂いの風呂に入って

アンナをじぃ~とみると

ようやく

「何よ」と言った


「ふふふ、アンナはツンデレが似合うわ」


「ツ、ツン?よくわかんないわよ!

あんたのお陰で、ご飯も教育もちゃんとしたのをもらってるわ

伯爵家の使用人には、下級貴族の三男とか四女もいるのね、知らなかったわ

その・・、働いてるのは平民のお手伝いかと思ってたから」


「皆とおしゃべりするほど仲良くなれたのね」


「そんなんじゃないわよ!

私の洗礼は孤児院から年頃の子ども皆で教会へ行って、クソ不味・・・変な味のお茶を飲むのよ

貴族はそれに全身浴びて浸かっていたのね

私たちはコップに一杯分だけだったのに

洗礼式も皆でよくわかんない歌を歌って、小さなパンの欠片に苦い樹液がかかったものを『おいしい』ってありがたがって食べて終わりよ

貴族と平民はどこまでも違うわ!」


「いっぱい勉強したのね、頑張ってて偉いわ」


「そんなんじゃないわよ!

たまに、高そうな服を着てる子どもがいたの

いいところの商家の子どもだと思っていたけど、貧乏下級貴族の三男とかだったのね・・・

彼等はお披露目をしてないから、貴族として認められてないって

何も知らずに私には青い血が流てるとか自慢して笑われたの!

凄く悔しかったわ!私馬鹿みたいじゃない」


「そう 見返そうと努力してるのね」


「そんなんじゃないわよ!

あんたのお気に入りになれたから、これからは私があんたの専属よ!

私を専属から外したら許さないんだからね!

専属メイドだと、毒見と称してお菓子やご飯食べていいんだって!約得よね!

私が毒見してあげるんだから、ありがたく思いなさい!」


「ありがたやありがたや」

手を合わせて拝んでみた

毒見の意味知ってんのかな?


「あんた、もう出なさいよ!茹で上がるわよ」

「アンナが元気でよかったわ」


高級感のある服・・・服の事なんて正直よくわからんが高そうな服だな

汚したら怒られそうな服を丁寧に着せてもらい

何人かで髪を複雑に結ってもらった


会場脇の準備室で両親が待っていた

「おはようマリーウェザー

おお!可愛くおめかししてもらったんだな

やっぱり女の子はいいなぁ

さあ張り切って行こう」

パパのノリが軽いな


「おはようマリーウェザー

準備はできているみたいね

聖句は覚えたかしら?

緊張しなくてもいいわ、舞台前まで私たちがエスコートするから

慌てず優雅に気品よく、絶対に下を向いてはいけませんよ

前を見ていつ何時も笑っていなさい

今日という日であなたの印象が決まるのよ

200人ほどしかいないから大丈夫よ

笑顔よ!笑顔が可愛いマリーウェザー」

200人もいんのかよ!プレッシャーを与えるなよママン

アンナのツンデレは好きです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ