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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
100/384

隣国のダンジョン 獣人レオン編

ヴラド「ラブレターを書いてるのですか?」


ヴラドが後ろで何か言ってる、俺はあれからすぐにベッツィお姉様にお手紙を書いてるのだ、そして渾身の絵葉書も忍ばせている。

ついでにチョコも少し送ろう。


またロバートさんにチョコ貰いに行かねば!

ちょうどカインから誘われてるから、ロバートさん誘って行こうと思う、チョコを貰わねば!

ついでにダンジョン攻略しようかな。


「ハァ・・・ベッツィお姉様に会いたい」


『ゴロにゃん』


「ベッツィお姉様は仔犬が好きだったよな」


『・・・』


ヴラド「人の心は移ろいゆくものですよね」憐れむ視線


デュラン「栄枯盛衰が早いですな」憐れむ視線


『くぅ~、何なんだよ!あの女がなんだって言うんだよ!僕のことが一番って言ってたのにぃ

この浮気野郎!プイッ』


「フッ・・・お姉様いい匂いがした。

あ、ロバートさんから返事来た、明日行けるって!やったーチョコ貰いに行こうっと!」


『プイッ』


「カイン行けるよっと明日の夜ね。お兄ちゃん誘っておこうかな」


『プイップイップイーッ!』


「え、何で機嫌悪いふりしてんの?」


『フリじゃない!本当に機嫌悪いの!』


「え、また喧嘩したの?お前ら仲良くしろよ」


『違うよ!寂しいニャン』


「ハイハイ、ヨシヨシイイコイイコ・・・・」


『何で止まるの?もっと撫でてよいつもみたいに!』


「あ、うんイイコイイコ・・・」


『肉球フニフニだぞ!喜べよ!』


「フッ、お姉様の胸硬かったなぁハハ」


『ムゥ!』


ヴラド「マリーウェザー様はああいった女性がお好みでしたか」


「ん?いや、初めてのタイプだよ。

肉食系お姉さんとは付き合ったことあるけど、ベッツィお姉様系は初めてかな。

女の子が女の子にはしゃぐ意味が分かった気がする」


デュラン「ブッ!肉食系お姉さん!?我が君食われてる!」


「フッ、社会人成り立ての頃に飲み会で俺お持ち帰りされたんだよ。まぁよくある若気の至りってやつだ。

あ、彼女いない時の話だよ?」


デュラン「本当に食われてたでござる!」


ヴラド「5歳の女の子から出る言葉じゃないですね、シュールだ面白い!」


『今は僕がいるだろ!何だよ肉食系お姉さんって!

そんなにあの女がいいの?何だよ!この最低野郎!』


「・・・ハァ

本当にな、俺ってろくでなしのクズでごめん」


『別にそこまで言ってないよ』


「ハァー・・・いい子になってお姉様に可愛がってもらおう!キャハ」


『何だよそれ!ぼくのこと、一番大事にしてるって、言ってたのに』


「えー、お前が一番だよ?」


『嘘つき!』


「・・・もしかして、俺っておかしい?」


ヴラド「自覚できましたか?」


「魅了スキルかけられるとこんな感じ?エリクサーで治るかな?」


デュラン「多分違うと思いまする」


「くっ、どうしたらいいんだ・・・とりあえず手紙書こうっとフフン」


『僕とその女どっちが大事なの?』


「え!?何言ってんの?お姉様は家族だよ?

・・・あー、お前の方が大事に決まってんだろ?」


『本当に?』


「うん、ホントにホント!大好き!ヨシヨシ」


『うん・・・グスッ、ウッ』


ヴラド「先輩それでいいんだ」


デュラン「我が君軽い」


「ヴラドこの手紙とこっちの木箱のチョコよろしくお願いしまーす。溶けちゃうから暖炉の部屋に置かないようにしてね!」


ヴラド「貢物の数がエゲツねぇ・・・かしこまりました」


ヴラドがチョコの木箱を抱えて部屋から出ていく。怪力だ!


「ハァー、手紙も書けたし、お返事来るかなぁ。次はいつ会えるかなぁハァ」


『僕の事好きなら濃厚な口付けしてよ』

猫から人の姿になり、なんか言ってる。


「いいよ舌出して・・・チュッチュッハイ!」


『・・・ウッ、グスッこんな寂しい口付けってあるんだ。グスッ、知らなかった、うぇぇん、僕のこともう好きじゃないんだ!グスッ、消えて無くなりたいよぅ!グスッ』


マリアンヌがポロポロ涙を零して泣きだした。


「うっ、なんか、ごめんなさい?さすがに罪悪感わいてきました。

俺どうかしてたみたいだ、こんなに泣かせてゴメンな?

もう一回やり直していい?・・・好きだよ」


今度はちゃんとしたった。

トロトロ魔力流して5歳の舌っ足らずでするから、ぶっちゃけしんどいけどな。

うっ、シラフであんまやりたかない。


『ハァー・・・もぅバカ!・・・僕も好き』

とろんとして今度は満足そう。

こいつロリコンか?


デュラン「我はロリコンじゃないですが、プイッ、チラッ、プイッ!」


『黙れゴリラ!シャー』


「・・・デュランのおかげで目が覚めたわ!

一瞬さ、お前もかよ、とか思ってやろうとしてたからな!

あっぶねー!こんなフワフワでダンジョン行ったらしぬやん俺!怖ぇ!お姉様魔性の女すぎるだろ!

あわわ、俺がチョロいのか?アチャー」


ヴラド「おや、荷物を届けに行ってる間に何かありました?マリーウェザー様が戻ってらっしゃる」


「もう届けに行ったの?お前仕事が早いな、めちゃくちゃ優秀だな!褒めてつかわす」


ヴラド「光栄にございます、ご褒美をいただけるので?」


『近寄るな、ゴリラに吸い付いとけよ!』


「あっぶねー!何が欲しいか聞こうとしてたわ!

血とか言われても困るからな?チョコ食うか?ハイ!」


ヴラド「まだ隠し持っていたのですか?・・・チュッ甘い」


『触るな!』


ヴラドは俺の指ごと口に入れてチョコを食べた。

マリアンヌがすぐに俺の手を引き抜きにかかり、俺の指を拭いて撫でた。


指を噛まれないかドキドキしたじゃねーか!


デュラン「我も何か欲しい」


絵面がな、高校生くらいのマリアンヌとヴラドと違ってお前おっさんだから一段とキツイ

俺の中で可愛いと思えるのはサイモンくらいまでなんだよな、俺は別にショタコンじゃないけど。


「ヴラド、このチョコをデュランの口に入れてあげなさい」


ヴラド「はぁ!?私がするんですか?なんの罰ゲームですか!ゴリラNGなんで!

マリーウェザー様がしないとご褒美になりませんよ?」


『お前がやらないなら僕がやる!貸せよ!えい!』


マリアンヌがデュランの顔にむけてチョコを投げた。

もちろん口で受けるとかしなかったから、顔に当たって落ちてコロンと転がり俺の足元に。


「フーフー、3秒ルール!

なぁおい、食べ物を粗末にするなよ!デュランほら口あけろよ、ハイあーん」


デュランの口にチョコを入れてあげた。


ヴラド「幼女のフーフーとあーんですか。うわぁ絵面が犯罪臭!」


デュラン「あれぇ、新しい扉が開きそう!

はっ、違っ、我はロリコンじゃない?!

我が君幼くても可愛いから?この腹の底から湧き上がる気持ちは、もしや父性なのでは?

フォー!パパって呼ばれたい!」


「お前ら呼んであげなさい!パァパ」


「パパバイク買って」←ヴラドの見下す視線


『パパ臭い』←マリアンヌの蔑む視線


デュラン「ぐふっ、思春期の息子はちょっと・・・扱いに困るしいりませぬ」


だろうな、俺もこんな息子たちヤダよ!


デュラン「姫よ、我の目の黒いうちはお守りいたします。嫁入り前の女の子がみだりに口付けしてはなりません!淑女の慎みを身につけましょうぞ、我がお育ていたします」


姫呼びになってるし、デュランのデカくてゴツい手が俺の頭を撫でていた。


「わかったわ爺や」


デュランが爺や呼びにショックを受けていて、その息子たちがブーブー文句言ってた。




夕食で、お父様が珍しくコーネリアスに話しかけてた。


父「先程、公爵家から今日のお礼が届いたのだ。私の留守中に此度の事よくやったな」


コーネリアス「父上、私は何もしていません」

コーネリアスがみんなの前で父親に褒められてキラキラしてた。


父「マリーウェザー、公爵令嬢から手紙が届いてる。後で私の部屋に取りに来なさい」


俺「まぁ!ベッツィお姉様からお返事が?楽しみですこと」


コーネリアス「いつの間に手紙を書いたのだ?父上、私にはないのですか?」


父「・・・コーネリアスにはよろしくと書いてあった」



食後に、お父様の書斎に行く前にスコットを捕まえて


俺「おにーさま、明日の晩またロバートさんの所に行きますのよ。チョコを大量に出したので補充します。

ロバートさんも、おにーさまの事を気にかけて下さっていました。わたくしと一緒に行きませんか?」


スコット「ロバート殿が?そうなんだ。僕も行ってもいいなら行くよ。

ところで、チョコを大量に??もしかして公爵家?」


俺「はい、困ってらしたので。

あとお近づきのしるしに、手紙も書きましたお返事が来たそうですわフフ」


スコット「僕も小さい頃は、エリザベス様に可愛がってもらったんだよ。すっかり年頃のお姉さんになっておられたなぁ」


なんか解る気がする。

今も可愛いけど、小さい頃のスコットはもっと可愛かったんだろう。それこそ弟のように可愛がっていたに違いない。


そして、ちょっと見ないうちにスコットも大きくなっていて、ベッツィお姉様も同じように思って寂しくなったんじゃないか?

そこに幼い俺がいたら、めちゃくちゃ可愛がるだろうな。なるほどそういう訳だったのか役得!じゃなくて納得。


俺「おにーさまのおかげで私もベッツィお姉様と仲良くなれましたわ、ありがとう存知ます」


スコット「うん?僕は何もしていないよ」


俺の頭を撫でながらほんの少し寂しそうにしていた。

エリザベス様はスコットの数少ない心許せる家族の一人だったんだな・・・。


え!?また俺が盗ったことになるの?違うよね?!


あっ、15歳のアバターにエリザベス様を重ねて見てたりする?あのアバターってスコットよりちょっとお姉さんだもんなぁ。

でもシュッとしたエリザベス様とタイプが違うよね?俺ってムチムチ系だろ?

お母様みたいな母性オッパイを求めてるんじゃなかったのかな?姉はまた別腹かな?


スコット「もしかして心配してくれてるの?

大丈夫だよ、マリーが賢い人に懐くのわかってたから。エリザベス様にヤキモチやいたりしないよハハ」


そっちの心配はあんまりしてなかった。


エリザベス様や馬鹿兄コーネリアスいなくて寂しいときに、ぽっと出て来た俺がスコットの心の隙間を埋めてたんかな?

俺のカバーしきれない部分をじーさんからの愛情で包んでもらってたんだな。


俺「おにーさま、ずっと大好きですよ!」


スコット「うん、ありがとう。マリーは優しいねフフ」



そして、スコットと別れてから父の書斎にて


父「公爵令嬢からの手紙もこちらで中身をあらためさせてもらったよ。マリーウェザー、エリザベス嬢に気に入られたの?」


「私を妹のようだと言って可愛がって下さいましたのよ!ベッツィお姉様はわたくしのお姉様ですわ!」


父「ハァー・・・それで何を貢いだのだ?」


「あぁ、チョコレートですわ」


父「やっぱりマリーウェザーだったんだね?

コーネリアスの留年をどうやって誤魔化そうかと胃が痛かったんだよ?

手紙にはコーネリアスの話題が1つも無かったのだ、それどころか我が家に感謝するとまで書いてあった。何のことかさっぱりわからなかった」


「お母様に責任を押し付けて逃げたのですね?」


父「どうしても外せない会議があったのだよ?

チョコレートはまだあるの?」


「もうないですわ」まだ後少しあるよ


父「マリーウェザーも口止めしてないだろう?

春になるといっきに噂が広まるよ?御神体の時のように、また次から次に変なのが来るのだ。

ああっ、マリーウェザーはカレッジに逃げるもんなぁ、賢い子になってしまった」


大使も来るもんな・・・え、お父様が忙しいのって俺のせいなの?


オヤジの苦労子知らず、すまねぇ!

早いところ留学しようかな。

俺は対面で座っていたけど、お父様の後に回って手を伸ばして肩をトントンする。


「お父様、肩でもほぐしましょうか?

いつもお仕事大変そうですね、お疲れさまです。家族の為にありがとうございます」


父「フッ、そういう所もマルリーンに似てるんだね全く。そう言う気遣いが出来るようになって私は嬉しいよ」


ぐぉぉ、夫婦の事情聞きたくねぇから!

思春期の息子には聞かせられない話しだな・・・

あ、今俺女の子だった!つまり娘には話せるもんなのか?世のお父さんはそうなのか?のってあげなきゃいけないの?


「夫婦仲良くしてるようでようございましたわ」


父「ブフゥ!?ねぇ、意味わかって言ってるの?

女の子って早すぎるんじゃない?本当にどこでそんな話を覚えてくるのだ!」


あけすけ過ぎたようだ、幼女をどこかで学びたい。

そして、お父様の本題は別にあったようだ。


カレッジは、領主を継ぐ子どもやその予備と領主に嫁ぐ予定がある女子が通う統治者向けの第1コースと

それ以外の賢い子が通う一般コースがある。


お母様はカレッジではなくアカデミーだ。

そっちは、統治とか勉強よりもマナーや社交メインだ。女子は必ずしも領主に嫁ぐからとカレッジに通うわけでもない。通常第二夫人以降は経営に口出せないからな。


俺はカレッジの統治者向け第1コースだ。

公爵令嬢のマディリーンお嬢様が「殿下の婚約者に相応しくない」と俺の宣伝をあちこちでしたから周知の事実だ。一部の人には妄言だと思われてそうだけどな。


父「マリーウェザーは留学したいんだよね?」


「はい、したいです」


父「来年の秋くらいから冬の間なら行けるかもしれないよ?カレッジで調整があるだろうけど一度は行けるんじゃないかな」


「まあ、お父様が奮闘して下さいましたのね。ありがとう存じます」


父「マリーウェザーは、人に勉強教えるのが上手いの?」


「いえ全然!人に教えるのは苦手ですわ」


父「そうなの?

若手の研究員達に親切に教えてるって聞いたよ?人望もあるし評判良いと報告もされてるんだけど?

この春にマリーウェザーの書いた論文がいくつか発表されるよね?」


「論文なんて書いてないですよ?」


父「海洋研究のやつだよ。マリーウェザーの書いた論文だったよね?別人が書いてたの?」


「一年前に書いたやつは私ですけど、この春に発表されるのは知らないですわ」


父「アカデミー倉庫爆発事故の前までは、ミネルヴァに通ってたでしょ?1つも論文に目を通してないの?」


「そりゃたくさん見ましたけど?」


父「オペルード先生も食わせ者だなぁ・・・。

フゥ~。

マリーウェザーを客員教授に推薦してたんだよ?

発案、原案、最終確認まで済ませると共同研究者だと言われても仕方ないけどね?

留学したいって言い出さなければ、春に生徒ではなく教授達と教壇で挨拶させられてたかもしれない。

教授達の白衣を作ってもらったの?」


ギャァァァ!


「えぇ!?知らないです!なんですそれ!白衣は身に覚えがありますけど図書室利用のためだと・・・」


父「やっぱり知らなかったんだね、留学するために2年間は生徒でいられるようだよ?

ハァ、何が何だかさっぱりだよ全く」


こっちのセリフだわ!

えぇ、あの適当に書いた魚図鑑が巡り巡ってこうなったの?


イヤァー!


「あっ、もしや、昨日の会議はそれですか?」


父「そうだよ?コーネリアスの留年の弁解と天秤にかけたのだ。

城で仕事を選んだけど、どちらを選んでも大変だったな。

あちらは、マリーウェザーを広告塔にして研究室の予算の捻出を計っていた。論文の発表はされるだろうな、名前の公表は避けてもらえたが時間の問題だ。

留学は、領地に逃げた私の真似なのだと思ったのだよ?」


父の憐れむ視線を受けて、コーネリアスともデュランとも違う父親の手で頭を撫でられて、エリザベスの手紙を渡してくれた。


すぐに読んだけど、普通のお礼の手紙だった。

またお会いしたいとあったけど、社交辞令ともとれる内容だった。


部屋の外にキッチンワゴンが置いてあったから、コーヒーと普通の焼き菓子を置いてヴラドに部屋に運ばせた。


コーネリアスは今日はお父様とシェフをするようでご機嫌だった。


部屋に戻り考える

「あれだよ、研究所のお偉いさんどもは、予算がないから俺をプロパガンダに使ってんだな?

ならば、金貨の湧き出るダンジョンへ行くぞ!」


デュラン「姫よ、いかがなされるおつもりか?

あと、言葉遣いが崩れておりまする!」


本当に俺を淑女に育てるつもりなのかコイツ。


「私がパトロンになりますわ!

予算が欲しいなら差し上げましょう!そして、留学を勝ち取りますわ!

私はね、殿下と机を並べて青春ゴッコを過ごしたいとは思っておりませんのよ!

絶対に他の生徒に虐められるじゃないの!」


ヴラド「短時間でしたら、私が分身を出してマリーウェザー様に化けておきましょう。寝てるだけならバレないでしょう」


なんて気が効くんだ!


『金貨の墓地なら2人で行こう、こいつら置いて行こうよ!邪魔だよ!』


すると、スコットが湯浴みを終えて部屋に来た。


スコット「あれ?マリーはまだ湯浴みしてなかったの?父上の所が長かったんだね?

エリザベス様の手紙にはなんて書いてあっての?」


俺はスコットに手紙を渡して見せて、普通の御礼状だと言った。

ついでに通りがかったアンナには湯浴みはもういいと伝えた。


「昼間に恋文を書いたのですが、そのお返事ではありませんでしたわ」


スコット「恋文を書いてたの?!

マリー、エリザベス様のことそんなに気に入ってたんだね」


俺はついでにお父様の部屋で言われたこともかいつまんで話した。


「と、言うわけで金貨を取りに墓地へ行きますの。おにーさまもご一緒しますか?ピッピ一応呼びます?

ヴラド、おにーさまの分身もお願いするわ!」


ヴラド「かしこまりました」


スコット「マリーが教授になるところだったの?

そんなことになってたら、大変だったね

一緒に勉強もできない、きっと僕たちは行く時間も帰る時間もバラバラだったんじゃないかな?

留学へ行きたいって言ってて良かったんだね」


「おにーさま、ダンジョンへ行きましょう!お金で学生時間を買いますのよ!」


スコットが少し呆れてたけど、一緒に来てくれるらしい。

デュランとヴラドを置いていこうとしたら、置いてくなとごねたから全員連れて行くことにした。


落し穴に入り、神殿の前に出た。

トモエとムラマサを出して、ムラマサと聖者のローブをマリアンヌに着せた。


『結局2人で攻略デートに行けないんだな、もう2人っきりになれるときがないよ。お前は僕のなのに!』


マリアンヌが俺に抱きついてきて、甘えてくる。

仕方ないからヨシヨシしながら答える。


「俺が大きくなったら、お兄ちゃんと寝れないから2人で寝れるよ?猫になってずっと一緒に寝てていいからね?」


『それもそうか!早く大きくなってよね!』



「さて、神殿内には入らずに墓地へ目指しますよ!」


デュラン「我が君お手をどうぞ」


我が君に戻ってる、デュランの中で俺のポジションがいまいちわからないけど、どーでもいいや。

気遣いの出来るヴラドに腰を持ち上げてもらい黒馬に横向きで乗った。


スコットはピッピに乗って、トモエをつける。

マリアンヌとヴラドでゾンビを倒していく。


ヴラドが近くに寄ってきて

「どうやら先客がいるようです。

神殿の中に誰かいますね、どうしますか?」


「え!あっ一般人が迷い込んだの?」


ヴラドが眷属のコウモリを出して神殿を探らせると、いつも走って逃げてた神殿2階の外の螺旋階段から茶色いローブを来た何物かが飛び出してきた。

螺旋階段を上からぴょーんと飛び降り着地と同時に転がったけど、ゾンビも次々落ちてくる。


「ターンアンデット!」


俺のターンアンデットとピッピのファイアジャベリンがゾンビを消していく。


茶色いフードの奴は一瞬俺を見て躊躇したように見えたけど、そのまま墓地へ走り去った。


そして

「ぎゃぁー、たす、助けてー」墓地のゾンビに足を掴まれて囲まれたようだ。


ピッピがいち早く飛んで行きゾンビを燃やす。

遅れて俺が行くと、茶色いフードやつがゾンビに捕まっていて、ゾンビどもは俺を見て平伏し出した。


「離せ、このっ!

あっ、近寄るな!異国の教会関係者め!俺を追って来たのか?!」


どうやら紛れ込んだ一般人のようだ。

デュランがゴツくて怖がらせてたら悪いから降りた。


「勘違いなさってるようですね、これはただのコスプレですわ、ヒール!

大丈夫ですか?ゾンビさん達、彼を離してあげてください」


急いで立ち上がると墓石に茶色いローブが引っかかり脱げてしまった。

髪の毛は白銀で肌の色がカヤック達のような褐色で、犬耳がピコンと見えた。

歳もカヤックと同じくらいかな、つまり25歳前後?


けど、俺の目っておかしいんだよな?

狸の商人と同じで、コイツもただの人間なのだろう。


「怪我はありませんか?迷い込んだ一般人ですね?ここはゾンビが出て危ないのですわ、後で出口まで送ります」


犬耳「・・・」


犬耳野郎は、目を丸くして、戸惑っているようだった。

この人なんか動物臭いんだけど、大使とどっこいどっこいな感じ。


「すみません、清浄化クリーン


犬耳「わぁ!何をする!やめろー・・・??

あ、綺麗になってる?あの?」


俺「すみません、すぐに済むので」


ピッピが上空で警戒したまま降りてこなくて、マリアンヌも俺から離れない。

俺は手前のゾンビに話しかける。


俺「今日は金貨が献上されてないね。

あ、責めてるわけじゃないよ?どうしたらいいの?」


ゾンビ「我に・・・救いの・・・光を」


喋った!救いの光ってターンアンデットだよな?


俺「じゃあ、金貨別に並んでよ?」


デュラン「我が君、ゾンビと話せるのですか?」


俺「え、今さ、我に救いの光をって喋ったじゃん?聞こえなかったの?」


ヴラド「マリーウェザー様の空耳とかじゃなくて、聞こえたんですか?」


俺「あ、スキル死霊術ネクロマンスの効果じゃね?ゾンビ達跪いて待ってるし、ちょっと行ってくるよ」


マリアンヌが俺をお姫様抱っこして飛び、ゾンビの真上まで来ると「ターンアンデット!」

俺の光の範囲にいなかったゾンビとかが光の中に入ろうと動いて集まったからみんなが消えるまでターンアンデットし続けた。

全てが光る粒になって消えていき、後には金貨が残った。


「多分もうゾンビ出ないと思うから、みんなで金貨拾って帰ろう、木箱出しとくから集めてよ?」


賢いヴラドが眷属召喚してコウモリやヘルハウンドを出して金貨をすごい速さで集めてくれた。

なんて便利なの!


金貨をアイテムボックスに入れて「帰る?」とマリアンヌに聞くと


『今日は礼拝堂の地下行かないの?歌わないの?』


犬耳「あのっ、天使様、聖女様!

先程はご無礼をしてしまって申し訳ございませんでした」


俺「あー、もぅちょっとだけ待ってて下さる?あの礼拝堂にも用事がありますの。

おにーさま、礼拝堂行きますよー!降りてきて下さい」


礼拝堂へ行き犬耳野郎を適当にそのへんの椅子に座らせた。何か言いたそうにしてたけど焼き菓子渡して黙らせた。


俺「おにーさま、この剣使いますか?わたくしはムラマサを使いますから。

ピッピのファイアジャベリンで敵の触手を焼いていって下さい」


俺の白銀の細剣をスコットに渡すと青光のするそこそこ太めの銀の剣に変わった。

思ったよりも芯がしっかりしててなんか安心した。


と思ったらピッピがぴぃと鳴いてスコットの剣にファイアエンチャントを施した。

スコットの剣は炎をまとった格好いい剣に早替りした。


スコット「わぁ、燃えてるのに全然熱くないよ!」


俺「ねえ、それ俺の時もやってよ!炎の剣とかめっちゃいい凄い!おにーさま格好いいですわ!」


俺はマリアンヌに抱えてもらい、スコットはピッピに乗り、デュランはそのまま飛び降りてヴラドは飛んでハシゴの下に降りた。


良かった、普通のボスだ!


「ターンアンデット!」


デュランが大剣を振るい敵の触手を切っていく。俺の出る幕もなく、ヴラドとデュランで終わらせた。


スコットは伸びてきた触手を一本スパっとやってて、僕にも切れたと感動してた。可愛いと思う。


ヴラドに宝箱を開けてもらう

俺「宝箱の中身は護符?えっと、10枚ある。

あっ!これスタンの呪符だ!あ、こっちはファイアボールだ!凄い!」


宝箱の中身は呪符だった。

スタン2枚

ファイアボール2枚

アイスランス2枚

アクアベール2枚

ウインドシールド2枚


ヴラド「魔石を持たせるとスコット様でも使えるようになるのでは?」


俺「おにーさまに半分お渡ししますわフフフ」


スコット「マリー、これは何なの?」


俺「ロバートさんが使ってらした魔法が一度だけ使える不思議な紙ですのよ!

おにーさまが、困った時にいざとなったら使って下さい」


スコット「マリー、いいの?ありがとう大切にするね!わぁ、この紙があれば僕も魔法が使えるの?何だか凄いね」


これ自分で作れないかな?錬金術が上がれば作れたりして?

全然関係ないけど、俺いつかグリモア作りたい!


俺「おにーさまに、喜んでいただけて良かったですわ」


「うん、マリーいつもありがとう」

スコットが照れて、そして少し恥ずかしそうに躊躇いがちに俺の頭を撫でた。

そうだ、スコットは15歳のアバターにエリザベスお姉様を重ねてるかもしれないんだった多分。


スコットが俺を撫で終わると俺もスコットの頭を撫でた。

いつの間にかスコットにも身長を抜かされていたことに気がついた。

このアバターは15歳のままだから肉体の成長はしないのだろうな。きっと永遠の15歳だ。


スコット「マリー?」


俺「おにーさまに身長を抜かされてしまいましたわ、フフ大きくなりましたね」


スコット「マリー、ありがとう・・・・照れるからもういいよ」


スコットが照れたような恥ずかしがるような嬉しそうな、少し切ないような、いつか見たことがあった複雑な顔をしていた。

スコットも思春期の少年の難しいお年頃なんだな。


何か言いたげなマリアンヌに抱えてもらい、ハシゴを使わず礼拝堂に戻った。

ちなみにデュランは降りれても登れないから俺の影に入って付いてきた。


すっかり忘れてたけど、犬耳がちゃんとお座りして待ってて俺たちの帰還にビクぅっとしてた。


俺「このあと歌ったら帰りますから」


犬耳「えっ、あの?歌ったら??」


俺は昔好きだったアニソンを歌った。歌詞にハレルヤってあったから何となく選んだ。

当時はCDを持ってたけど、アニメ分の1番しかもう思い出せなかった。

歌ってる最中から礼拝堂が綺麗になってくんだけど、無詠唱で清浄化クリーンをかけて巻で終わらせた。


ヴラド「なんか懐かしいアニソンですね」


俺「記憶を思い出したの?魔法使いのやつだよ?」


ヴラド「多分見てたと思います・・・好きだったんだと思います。内容は思い出せませんけど」


俺「じゃあ俺ら同世代だったかもな、デュランは知らんだろ?」


デュラン「知りません面目ないですが、愛を軽々しく歌うと周りに勘違いされますぞ!我が君は無防備すぎまする!」


俺「爺やウザイ!」


デュラン「ゴフゥ!姫様ァ!我は姫様を思っての諫言でございまする!」


俺「爺やムサイ!」


デュラン「我くらいの胸板は普通の範囲内ですけどぉ?他がモヤシなだけですから!

ふっ、姫様の蔑む視線には愛を感じまする!そんな可愛い顔で睨まれてもねぇ」


ヴラド「ええ、全くその通りです。変態爺やにご褒美なんてあげなくてもいいですから!」


ギャアギャア言ってる間にマリアンヌが宝箱を開けてたから見に行く。


『お前の世界の話し、わかんないからつまらないプイッ』


「ゴメンな、スコットお兄ちゃんも知らないから、しちゃいけない話しだったな」


『でもお前の世界の歌は好き・・・僕もお前の世界に生まれたかったな』


「もし、お前が俺の世界に生まれてたら多分そこそこ幸せになってて友達も1人はいたかもな?」


『なんでそこそこで友達が1人なんだよ!』


「なんとなく?」


『いいよ、お前がいればいいから!』


「元の世界だと俺は男だよ?BLじゃあるまいし、俺は男とまぐわうつもりないよ?

お前が女の子だったら別だけどね?」


『そんな、じゃあ女の子になる!あ、女の子だっら3年で捨てられるんだった・・・』


「ちょっと!間違った覚え方すんなよ!」


『僕この世界でいいよ!この世界で女のお前と巡り逢えたからそれでいい!僕を捨てないでぇ』


「ハイハイ捨てないからヨシヨシ」


宝箱の中身は聖域魔法陣サンクチュアリサークルのスクロールだった!

開けてみると魔力値1万以上で実装可能だった。

ダンジョンボードを確認したら俺のスキル欄に


聖域魔法陣サンクチュアリサークル

聖域内は自分より弱い敵の進入不可

死者アンデットは天に登る

置き型魔法陣、使用者から離れても一定時間効果がある。



「ターンアンデットの上位版かな?また攻撃魔法じゃないじゃん!なんなの?」


ヴラド「聖域魔法陣じゃないですか、おめでとうございますAランク魔法ですよ?

マリーウェザー様が私と戦う前に持ってなくて良かったです。

近づく事さえ出来なかったでしょうね」


デュラン「本当です、我が君と契約前に詰みでした」


俺「・・・でもこれって、アンデットにしか効果ないんじゃない?虫きても殺せないじゃん!」


ヴラド「聖域内に虫は入って来ませんよ?」


俺「マジか凄っ!めっちゃいいじゃん!やったぁー」


『僕以外の前でそんな可愛い顔で笑うなよ!』


マリアンヌが俺のほっぺをモニモニする。


スコット「マリー、そろそろ、そこの人を帰さなくていいの?」


俺「忘れていましたわ、そこの方、洞窟の前まで送りますけどよろしいかしら?」


犬耳「あなた方は一体何・・・。

あの、聖女様、助けて下さい!仲間が他にも捕まってるんです!お願いします」


俺「私達は、ただの通りすがりの、このダンジョンの挑戦者チャレンジャーですわ」


犬耳「俺っ、わたしたちは奴隷にされて売られるんです!聖女様の奇跡で奴隷紋が消えました!

お願いします姉と弟がいるんです助けて下さい!」


俺「ちょっと!服を引っ張らないでよ!分かったから、離して!」


マリアンヌが俺と犬耳の間に入って、ヴラドが犬耳を引き剥がす。始祖の怪力凄い!


俺「捕まってるのって洞窟の中じゃないでしょ?私は洞窟から出ると力を失うのよ!

そうだ、大使に押し付けよう!」


デュラン「我が君鬼畜!」


俺「この国の問題はこの国の人が解決すべきよ」


俺はカインにメッセージを飛ばすと、すぐ返ってきた。

なんと、大使は白馬を見せびらかしに王宮に呼ばれてるから今は近くにいないし、もうすぐそっちの国に旅立つ予定だから面倒事を押し付けてやるなと言われてしまった。


俺「詰みだ、大使忙しいんだって」


犬耳「そんなぁ、何とかなりませんか?お願いします聖女様!家族を仲間を助けて下さい」


俺「えー、村ごと誘拐組織に襲われたの?大変だね・・・・」視線をそらす


犬耳「聖女様!?助けて下さい!」


スコット「マリーその人って獣人なんでしょ?僕も初めて見たけどこの国では普通にいるの?

でも捕まって奴隷にされちゃうなんて、やっぱり珍しいんだね」


俺「え!?何だと!その犬耳は本物なのか!触らせろ!尻尾はないの?」


犬耳「尻尾もあります、触ってもいいので助けて下さい!」


俺「おにーさま!早く早く!こっちきて!触らせてくれるって!犬耳よ!本物よ!凄いわ!

あっ!?暖かいわ!体温があるぅ」


スコット「マリー、はしゃぎすぎだよ・・・その、すみません。わぁ、フワフワだね。

あの、他の人はどこに捕まってて、何人いるんですか?誘拐組織は?人数は多いのですか?」


俺「他にも猫だったり他のケモ耳もいるの?あなたのお名前は?」


レオン「(ケモ耳??)俺はレオンです、他にも虎や狼もいましたが、たぶん全滅してると思います、くっ

俺たちは海と砂漠の間にある岩場の隠れ里にいましたが、見つかってしまってグズッ

この国の砂漠を収める貴族の私兵でした!お願いします助けて!」


俺「なんであなただけここにいたの?」


さっき姉が捕まってるって言ってたな。ケモ耳の女の子?欲しい!あぁ、家で飼えないじゃん!でも見たい!


レオン「隣国の大金持ち貴族に売られるって聞きました。俺たちは馬車に詰め込まれて移動中、奴らはこの近くに野営してたんだ。 

くっ、姉は俺を助けるために囮になって、グズッ聖女様助けて!

隣国に売られたら剥製にされるって聞いたんだ!

俺ら獣人は不浄の生き物だって、この国の教会も隣国の教会も誰も助けてくれないんだ!

ヴァルハラ送りにされるんだ!

お願いだ、俺はどうなってもいいからみんなを助けて下さい!」


俺「分かったわ!デュラン!ヴラド!マリアンヌ!お前ら行ってきなさい!」


『嫌だプイッ』


デュラン「我が君人任せが過ぎる!」


ヴラド「屋敷の仕事に穴が開くので無理です」


俺「何だよ!可哀想じゃん!

犬耳触らせてもらったのに!女の子の獣人だよ?俺は見たいんだけどぉ!」


デュラン「我が君それが本音ですな?」


俺「ここのダンジョン・コアって、俺の趣味わかっててさ、そこを突いて来るんだよ。これもやたら手が込んだイベントとかじゃないよね?」


ヴラド「違うと思いますけど、もしかしてダンジョン・コアに会ったことが?」


ヴラドが驚愕してるけど、そんなん今はどーでもいいじゃん?


スコット「マリーは洞窟から出たら駄目だからね?この人達は可哀想だけど」


レオン「くっ・・・お前嫌いだ、これだから人間は嫌いだ

自分たちが良ければそれでいいんだろ!獣人はゴミ以下なんだろ!ねーちゃんが死んじゃう」


俺「うるさい黙れ小僧!おにーさまになんて事いってんだ馬鹿犬!

助けてやるっつてんだろがい!

キャンキャン喚くな負け犬が!

お前だって同じじゃねーか!さっきから自分勝手に助けてって言ってるだけで何もしてねーじゃん!代案も出さないし!

俺は洞窟から出たら無力なの!

敵も味方も洞窟連れてきなさい!お前がやれ!」


レオン「あんな奇跡の力が洞窟の中だけなんて信じられない!騙されないからな!

人間は嘘つきだ!お前も人間だ、この嘘つき!」


俺は足元に落し穴を開けてとりあえず全員でダンジョンの外に出てやった。

落し穴に落ちた段階でポフゥとアバターが剥がれた。


レオン「はっここは洞窟の外・・・!?

あっ、子ども?えっその姿は?でも匂いが同じだ?えっ?」


俺「お帰りはあちらですわ、嘘つきは帰らせてもらいます。わたくしは無力ですので、お力になれませんわ!せいぜいみんなの分まで長生きしなさい!」


レオン「あっ、そんな・・・本当に使えないなんて!そんな、ねーちゃんが弟が・・・あっ、待って聖女様!」


すると、月明かりの中を遠くで人の声がした。

"いたぞー、他にも逃げたやつが洞窟にいたぁ!"

みたいな叫び声が聞こえた。


それって俺らも逃げた獣人と間違われてないか?

すると、洞窟の中から"キャー"って子供の声が聞こえた。


落し穴に入ってすぐに帰れば良かったんだけど、体が勝手に子どもの叫び声に反応してまたダンジョンへ入っちゃったんだよ。

ピッピがスコット乗せて飛んでたからスゥーっと洞窟入ってくしさ。

アバターが装着されて犬耳が驚いてたけど、今度は何も言わずに、迷わずに子どもの所へ走って行った。


ちょっと4足歩行を期待したんだけど2本足だけで走ってた。犬の後耳と尻尾が可愛かったからやっぱり助けてあげようと思う。


俺「ターンアンデット!

ここのダンジョンは13歳未満の子どもは、この迷宮を抜けられない仕組みになってるんだよ。

まあ!仔犬!なんて可愛いのかしら、くっ、清浄化クリーン ヒール!」

可愛いけど野生の動物みたいで臭かった。


レオン「シルバ、ねーちゃんとみんなは?」


シルバ「あ、にぃちゃん

聖女様?・・・僕助かったの?

でも腕が噛みつかれて・・・あれ治ってる!あっ奴隷紋が消えてる!ありがとう可愛い聖女様!キューンキュンキュン」


俺「可愛い〜!グッ、飼いたいけど家には既に駄犬がいる」


俺はすり寄ってきた可愛い仔犬の獣人を抱っこした。

15歳の体は5歳くらいの子供を抱きしめる事が出来た。今までで1番ダンジョン・コアに感謝を祈りたくなった。

尻尾をブンブンして、ギューギューと俺に引っ付いて、小さな手で抱きしめてくれてめちゃくちゃ可愛い。

はぁ~欲しい!飼いたい!

獣人が狙われるのわかるわ!


スコット「マリー落ち着いて、ヒンデンブルグいなくても持って帰っちゃ駄目だからね?」


俺「おにーさま・・・くっ! ニコニコ

ヨシヨシイイコイイコ、怖かったねぇ、よく頑張って偉いね、護ってあげるよ、もう大丈夫だからね?シルバくん何があったのかお姉さんに話してくれる?ニコニコ」


『その、場所は、僕のだった、のに、犬の分際で生意気な!許さない』

マリアンヌが怒りに震えてた


俺「こんな子供にまで怒るなよ、お前が一番だよ?

後でチューしてやるからお前も手伝いなさい!

俺は早く終わらせて他の子も撫でたいんだよ!獣人の子可愛いじゃん!」


ヴラド「ゲスい本音が出てますから」


デュラン「姫様!淑女がみだりに口付けしてはなりません!マリアンヌ殿も子どもにまでツンケンしなくとも、貴殿が一番に愛されてまする、心配召されるな!」


『フン、僕が一番愛されてるとか知ってるから!』

デュランのナイスなフォローで機嫌が治ってる。


レオン「いい加減話を!ねーちゃんとみんなは?

シルバ!聖女様から離れなさい失礼だぞ!」


俺「いいのです、このまま話しなさい幼子よ」


あぁ獣人の子って暖かい!

俺の飼ってるモンスターはみんな体温ないからなぁ


その後、シルバのキュンキュン言いながら一生懸命に話す姿が可愛くて内容があんまり入って来なかったから、賢いヴラドにもう一回聞き直した。

前半腐りかけた

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