始まりのメール
「お前らは弱い、弱すぎる!だから今日をもってこのクランから離脱してもらう!」
朝起きてメール見たらこの様な意味のわからない通知がきていた...なんてことだ
クラン公式から直々に届いたメールにメンバー全員驚いているだろう、前々からの発表なしに来たのだ
しかし、それだけでは終わらなかった、
離脱通知と書かれたメールには僕の名前ともう一人の名前が乗っていたのだ...
その名前は「阿僧祇」数の単位の一つなのだが、なぜかしっくりくる
メールの反応を見ると、賛否両論の意見が飛びかかっていた
何せ、このクランの初期メンの二人が抜けるのだ、朝から度肝を抜かされる出来事であろう。
〜このクランではかなりの人数がいるが、まさかこの二人が〜
ー色々とフォローしてもらったことが多々ありました...ー
~これって、上の勝手な判断とかないよね?~
−リーダー!これって本当のことなんですか?−
などなど、それに反応するメンバーの数々。
こうなったら、やめてやる!とも考えた
だけど、お世話になっている日数が初期であるため長いのだが...そこに
「立つ鳥跡を残さず、今が引き時な感じですので今日を持ちまして抜けさせていただきます、長い間お世話になりました」と阿僧祇が告げた。
そもそも阿僧祇とは、僕の元からのメンバー。チームで戦うゲームということもあり、かなり初期から組んでいた
僕と阿僧祇、さらに今回抜けることになっていないもう二人(一人の名前はソーダ京都)そいつと4人でチームを組んでた。さらに大会の優勝経験も何度もあり、(あまり四人でやることはないが、四人1チームでやる場合は”最後の一人”を呼ぶのだが、いつも一緒に戦うわけでなくサポート役に徹している、実力もあるけど表にはあまり出たくないらしい)
ある日、ソーダさん宛にこのクランから「チーム全員で初期メンになってくれませんか!」とのこと。元々僕自身人についていく派で、ソーダさんは断れないタイプ、阿僧祇は「一様入るだけ入ろうぜ」と軽い判断で加入。
最後の一人に関しては「俺らにこんなこと言うくらい度胸があるから、入ってもいいんじゃないか?」と言い始めた
最初の頃は不安だったが、優しい人たちが多かったため、すぐに交流を深めれました。
人数も多いため、最初の頃は連携も難しく、苦労はしたけど何日かで慣れていった。
クランの規模は最初は15人ほどだったが、1年たった今は100人以上いる大規模クランとなった。
それで、メンバーの把握も難しくなってたんだけどねw
まさか、その人数の多さが仇となってしまったとは...