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7話 一応ダンジョンの中ですが、何か?

 ダンジョン発見から半月経ってようやくダンジョンに潜ることになった。

 と言っても、1.5メートル程度しか入らないから、『潜る』って言葉はちょっと詐欺だけどさ…

 本日は、ネット越しにグサグサチクチク()るだけで無く、設置したネット(出窓)の強度確認も重要な目的だ。

 なんてったって、ど素人が作った代物なので、実際の所どんな問題が発生しても不思議ではない訳だ。

 無論、強度は自分的には十分だ、と考えて作ってはいるが、巨大モンスターなんぞが体当たりでもして来たらまず持たないだろう。一応、表層には居ない事に、他のダンジョンのデータでは成ってはいるけどね。

 また、今後の出入りを考えて、中央に150センチ×50センチの取り外し可能なネットも設置してある。そこの強度は両サイドの固定ネット部より弱いのは当然なので、そこら辺もしっかり確認するつもりだ。

 碧は、昨晩、俺の『転移』が有れば入り口要らないでしょ? なんて言って来やがりましたよ。

 もし、ダンジョン内で俺が死んで一人になったらど~するつもり何だろう…

 その答えは、「死ななきゃ問題ないっしょ」だとさ… KYって親父達から一応教わっただろ… 家族経営でKYを教える所って多分珍しいと思うんだが、その甲斐は全く無かったみたいだ。仏壇の前で謝れ。

 あっ、もちろんKYって『空気読めない』じゃ無くって『危険予知』の方ね。

 と、言う訳で、行動開始だ。

「良いか、ネットには当てるなよ。あと、通路用の縦2本のC鋼にも絶対当てるなよ。簡単に包丁が壊れるからな」

「了解了解。まっかせなさ~い♪」

 ……軽い、軽すぎる。危機感なんざこれっぱかしも無い。

 昨晩、2時間掛けでダンジョンの常識と、テレビゲームとの乖離(かいり)を懇々と説明したのだが、終始軽い感じだった。不安だ。俺がとにかく気を付けなくちゃ。

 通路は、ほぼ直径2メートルの円形になっており、足場は微妙に左右へと上がっている。

 そして、その通路に、C鋼で組まれた正六角形が有り、その中央を50センチ程挟んで縦にC鋼がはまっている。

 その縦2本のC鋼で分けられた左右と中央3ヶ所に各自8センチマスになるようにワイヤーが張られ、ネットが形成されている。

 その前に立った俺は、おもむろに、空き缶を4つ数珠つなぎにした物を地面で踊らせ、ガランガランと音を立て始める。

 その間、碧は俺の右手に立ち、ダンジョン内部を凝視している。狩りの始まりだ。

 ……………

 最初に現れたのはリビング・ロックだ。ガランガラン開始から5分で現れた。

「レベル3~4だ、コモドより平均1上だから美味しいぞ」

「了解了解。300円♪」

 空き缶を放り出し、球形状態のまま転がってくるリビング・ロックを凝視したまま包丁槍を構える。

 この『レベル』は『ダンジョン管理機構』に掲載されているモノで、おおよその平均値で有る。

 そして、『レベル』は経験値の修得数値と同じだ。と言うよりも、得られる経験値の数値をレベルと称している訳だ。

 実際、得られる経験値が多い程そのモンスターの強さが上であるのは間違いない。故に、経験値=レベルで問題ない。

「うりゃぁ! 国産鳥もも肉一パック!」

 訳の分からないかけ声と共に、ネット越しに口を開いたリビング・ロックの半分に割れた口の中へと碧が包丁槍を突き込む。

 『ゲフィッ』と言うような、声と言うよりも詰まった呼吸音のような音を出してリビング・ロックは突き刺さった包丁槍を噛み込んだ状態で、左右に転がってもだえ苦しみ出す。

 直径40センチ程で、表面は石と同様の硬度がある為、通常武器では口内しかダメージを与えることが出来ない。

 以前の地上からのグッサグッサで、それを分かっていた碧は無駄なく一発で決めた。

「お~じょうせいや~」

 そんな事を言いつつ、突き刺した包丁槍の角度を上げ、地面に突き刺す方向へリビング・ロックごと変えると、体重を乗せて一気に突き刺す。

 その一撃が重要器官を破壊したのか、リビング・ロックは完全に動きを止め、薄皮一枚で繋がった半球状態と成った。はろはろ言う某球形マスコットロボが口を開いた状態だ。

「やぁりぃ~♪ あっ、お兄ー、魔石回収回収。300円。変なところに蹴られる前に」

 まだ黒い霧に成って消える前からそんな事を言ってくる。ハイハイと言いつつ、念のために横に立てかけていた金魚網を手にするが、その間に消滅したリビング・ロックはネットの直ぐそばだった為、手で取れた。

「ステータス。…おおぉ~! 経験値3入ってるよ!」

 俺に魔石回収させている間に、ステータスを確認していた碧は小躍りして喜んでいる。いや…比喩的表現じゃ無くってホントに踊ってるんだよ… 兄ちゃんは色々心配です。

 そう言えば、RPGの戦闘終了後に変なポーズを決めたり踊ったりするヤツが有るけど…現実にそれをするヤツが居るとは思わなかったよ。しかも身内…

「ね、ね、ね、パラメーター上げよう! 素早さ!」

 1匹殺しただけでは有るが、ステータスのパラメーターアップであれは今回は経験値の内の2ポイントで上げる事が出来る。

 それ以降は、一定数に達するまでは+1ずつ必要経験値が上がっていく。(以降5の倍数ごとに+2・+3・+4と上がって行く。1→2→3→4→5→7→9→11→14→17→21→26→32と言った形だ)

 碧にしろ俺にしろ、初期に選択した『魔法・スキル』が完全な単独系統だった為、魔法にせよスキルにせよ次に選択した時点で以降のパラメーターアップの必要経験値も一気に3倍になってしまう。

 それを踏まえると、初期にパラメーターを上げるか、パラメーター用の必要経験値が2の状態のうちにレベルを3まで上げ、魔法なりスキルなりを修得するか、と言う2つの方法が有る。

 効率を考えれば、パラメーターを育てた後に大きくなった必要経験値を3倍するよりは、初期の2の状態で3倍で有る6にした方がトータルとしては効率が良い。

  魔法・スキル 2(魔法などを修得)→9(同一系統修得)→11(同一系統修得)→14

  パラメーター 6(2x3)→8→10→13→16→20→24→29→35→42→51→62

 こんな感じだね。

 パラメーターを先に上げておくと、

  魔法・スキル 2(魔法などを修得)→9(同一系統修得)→11(同一系統修得)→14→

  パラメーター 2→3→4→5→7→9→11→14→17→21→78(26x3)→94

 こんな感じで、同じ12個分のパラメーターを上げた時点で32の違いが出来る事に成る。

 当然俺は効率を優先すべき、と蕩々と説いたのだが、「レベル3まで長いからヤダ!」の一言で拒否された……

 実際、個人差…と言うか、初期に選択した『魔法・スキル』によって初期段階のレベルアップに必要な経験値は違うと言われている。

 おおよそでは有るが、レベル1→2は100、レベル2→3は120、レベル3→4は100だと言われている。

 レベル3→4に必要な経験値がそれ以前より少なくなっている。ここら辺がゲームのRPGと違うところだ。

 レベル3に成る為には、約220の経験値が必要だと言う事だ。表層モンスターで有れば100匹近くを殺す必要があることになる。

 RPGとは隔絶していると思う。比較的レベルアップがしづらいMMORPGですらこんな事は無いだろう。

 ………だから、初期『魔法・スキル』の選択は重要だったんだよ…… 碧のやつが……

「なあ、やっぱり先に「ヤダ!」……」

 被せるように拒否権を発動されましたよ。国連での中国並みの拒否権発動ですよ…

 そして、さっさと水晶柱の所へ移動すると、上部に手を置いてステータスパラメーターのアップを実行し始めた。

 初期に『ユーザー登録』した際と同様に、乗せた手が輝く。ただし今回は青い光では無く緑の光だ。

「素早さ 12にアップ!!」

 …はぁ… やっちゃったな。次は3だから、『魔法・スキル』を修得させれば×3で9か、まだリカバリー出来る範囲だ。でも、多分、言う事聞かないんだろうな…

 兄の心妹知らずってヤツだ。父さん、母さん、碧の育て方失敗してますよ… 夢枕にでも立って何か言ってやってください。いや、マジで。

「さあ、次行くよ! 今日中に素早さを15にすんだから」

 そう言うと、碧のヤツは包丁槍を持ってネットの所に戻って来た。そして、目で俺に空き缶を振れと言ってくる。

 アゴで使われてます… 一応、兄なんだよ。年上なんだよ。…ま、従うけどさ。

「お兄ー、ステイタスの値って、そのまま実際の身体の数値と同じなんだよね」

「ああ、数字が倍になれば実際の身体の方も倍だな。筋力が10のヤツが20に成れば、握力40だったら80に上がるし、素早さが倍になれば神経の伝達速度や反応速度も倍になる」

「おおぉ!、素早さが20超えたら100メートル8秒切れるんだね」

「それは無い」

「えー! 何で?」

「あのな、身体能力値が上がっても、それをコントロール出来なきゃ意味ないの。学校でやった体力診断テストで高い成績出すヤツで、スポーツやらせるとダメダメなヤツいるだろ? あれだよ」

「あぁー、身体能力と運動神経は別ってヤツだ」

「そぉ、それ以外に、いくら筋力や瞬発力が上がっても、その力を前に移動する力に変えられなきゃ意味ないんだよ。どこぞの古いヒーローみたいに加速装置なんてのが有っても、一蹴りごとに身体が浮いて前には進めないよ。ま、それは極端な話だとしても、素早さだけ上げてもそれを支える筋力とか無いと無理だろし」

 一応、過去の研究で、この辺りのことはかなり調べられている。

 素早さを上げると、脳の処理速度・神経伝達速度・筋肉の反応速度が上がる。そして、その速度に耐えられる様に筋肉・関節等がある程度強化される。

 筋力を上げた際も同様に、速度を上げた時以上に筋繊維そのものや関節部が強化される。

 ただし、パラメーターが倍になったからと言って倍の能力は発揮出来ない。特にパラメーターを上げた直後は、逆に身体のバランスを崩し、全体として運動能力が低下することが多いと言う。

 ゲームのように、○○2倍化のバフを掛けたとしても、それに慣れていなければ逆にコントロール出来ずに自滅するだろう。

 MMORPGのように野良バフなんて現実のこのダンジョンで実行したら、悲惨なことに成る。有る意味PKと同じだ。野良ヒールは良いけどね。

 身体能力が上がっても、それをコントロール出来なければ、単純な力や垂直ジャンプ等以外の総合的な動きには繋がらない。

 そして、特定パラメーターだけを上げる、いわゆる極振りでは能力を70%も引き出せないことも分かっている。

 素早さ重視で有っても、筋力やスタミナ、知力までもある程度上げる必要がある。

 知力は脳の機能に直結しており、素早さを上げた際に上がる『脳の処理速度』も知力が影響してくる。

 その為、知力値によって『体感時間』も全く違うのだと言う。ま、いわゆる動体視力などに関わって来る訳だから、素早さと深く関わる訳だ。

 あと、蛇足だが、このダンジョンの『ゲームシステム』に置いて、『ユーザー登録』を行った個人のステータスには『魔法防御力』は存在しない。

 だが、ダンジョン自体には『魔法防御力』・『属性』と言う概念は存在しており、モンスターにも存在している。

 『ユーザー登録』を行った者、いわゆる冒険者は、この『魔法防御力』や『属性』に関しては、防具・アイテムによって対処する形になる。

 つまり、総合的な『魔法防御』力のある防具やアイテムがあり、各『属性』防御力のある防具・アイテムも存在しているという訳だ。

 この辺りは、古いタイプのRPGと同じかも知れない。閑話休題。

「うぅー、ハイスピード・ミドリの夢がぁぁぁぁぁ」

 …何だよ、その変な二つ名は。…ま、閃光の、とか、瞬刃の、なんて厨二なヤツよりはかえって良いか…? いや、やっぱ微妙は微妙だな。

 そんな、アホな会話をしながら俺はガランガランと空き缶の束を鳴らし続けた。

 …………

 結局、その日はブルー・コモド2匹、タイガー・スパイダー1匹、イエロー・キャタピラー4匹をその後殺し、計16の経験値しか得られなかった。最初のリビング・ロックも入れて19だ。

 そして、19の経験値の内、12は碧が修得し、俺は7と成った。

 碧は得た経験値の内2・3・4の計9を使って『素早さ』を3上げ14とし、俺は当初の予定通りレベルアップの為に貯蓄だ。

 あと、碧いわく、素早さのパラメーターを上げた感じとしては、11→12では良く分からなかったけど、14に上げた当たりでハッキリ分かる程の違いが感じられたそうだ。

 その話を聞いて、俺もパラメーターを上げたい欲望に駆られたが、何とかこらえたよ。先を見据えて行かなきゃ…


 本日の狩りは、午前中1時間、昼過ぎ1時間、夕方1時間の計3時間行った。

 出来れば、もっと長時間行いたいんだが、モンスターが現れてくれない為、間を開ける形で3回に分けた。

 そして、現在俺は何時ものディスカウントストアーへと来ている。

 今日のことで、問題点が発覚し、それを解消する為の買い出しに来たのだ。

 その問題点は、空き缶ガランガランがめんどくせ~!!!!!と言う事だ。

 モンスターが音に引かれてくるまで、延々、ガランガランと音を立て続けなくてはならない訳だ。俺が。

 碧のヤツは変わってくれず、俺がひたすら一人でガランガランとやっていた。

 さすがに毎日これではキツいと言う事で、ダンジョン内にカセットデッキを持ち込むことにした。

 CDでもMDでもなく、カセットだ。親父かお袋の持ち物で、押し入れに放り込まれていたモノが引っ越しの際発掘されていた。

 それを使って、音楽を流し続けようと考えたのだが、地下室にはコンセントが無かった。

 間違っても乾電池でなどもったいなすぎて絶対に使えない。二昔前のオーディオ機器は、今のオーディオ機器と比べると数倍の電気を消費する為、あっと言う間に電池が無くなる。

 だから、コンセントを新設する必要性が出来た訳だ。

 と、言う訳で、電材売り場にVVFケーブルを量り売りで10メートル、コンセントタップ1個、ジョイントボックス1個、圧着端子1箱を購入した。

 他の必要なモノは、以前購入した余りで足りる。

 ちなみに、俺は電気工事士の資格どころか、まともな知識すら無い。

 ただ、以前店舗を改築したおり、その工事をずっと眺めていた。その際、電気配線をしているところも見ていたので、漠然とでは有るが理解している。

 その漠然とした記憶と、電材売り場の商品を見比べながら、あ、これと、これでいいんでね? と言った感じでやっているだけだ。

 多分厳密には色々問題はあるだろうが、しょせんは2本の線を繋げば良いだけのことだ。豆電球の配線と何ら変わらない。と言う遵法精神なんて棚の上どころか天井裏に上げた様な考えてやっている。

 ま、ほら、あくまでも、ここだけのアレだから、さ、ね……

 少し、話は横道にそれる(そらす)が、俺は工事等を眺めるのが好きで、半日・一日と眺めていることがある。

 以前言った、河川工事のダイナマイト破壊も半日一人でボーっと眺めていた。

 自宅店舗の工事の時はもちろん、近所の鉄工所の作業なども小学生時代は良く眺めていた。

 その為、やったことは無いし細かなところは全く分からないが、ある程度の所はそう言った知識が身についていた。

 その上っ面の知識ではあるが、それを使ってC鋼などもある程度加工できたし、アンカーなども使えた。

 ひょっとしたら、俺は建築・建設系の職に就くべきだったんじゃ無いかな、なんて時々思う。ま、今更なんだけどさ。

 と、言う訳で、話もうまく逸れた所で、とっとと家に帰って工事だ。

 一応、念のために碧にも立ち会ってもらい、ダンジョン側を監視してもらう。

 そして、地下室の電灯は縁側(えんがわ)のコンセントを抜いた状態で、LEDランプ2つとヘッドランプを使って作業を行った。

 やったことは単純だ。天上に設置してある電灯へ伸びるVVFケーブルを切断し、その途中にジョイントボックスを設置。

 そのジョイントボックス内で新規のVVFケーブルとジョイントし、そのケーブルを天上・壁と這わしてダンジョン入り口近くまで持って来て、それにコンセントタップを繋いで終了だ。

 ジョイントボックスやVVFケーブル、そしてコンセントタップは全てPYプラグで天上や壁へタッピングビスと器具で固定した。

 所要時間は1時間半。多分プロなら1時間と掛からないんじゃ無いかな。

 一応、一通り終わったあと、縁側(えんがわ)のコンセントを差し込み、実際に地下室に設置したコンセントにカセットデッキを繋いで動くことを確認した。

 特に問題なく、昭和のアイドルの歌声が流れた。音痴とまでは言わないが、何でこんなのが売れたんだ?と思うような下手で変な歌詞の歌だった。

 男性アイドルの曲だったことから考えて、多分お袋の持ち物だったんだろうと思う。タバコの銘柄が描かれた鞄にギッシリと同様のカセットが10本以上入っている。

 時代を感じさせる代物だ。一応、形見、だよな。これでも… 一応大事にしなくちゃ行けないよな。一応。

 ま、こんなお袋の財産のおかげで、明日からは多少は楽になるはずだ。

 そして、長時間音を出し続ける事で、今日以上のモンスターを呼び寄せる事が出来る事を祈っている。

 今日の調子じゃレベル3は遙か先だからな… 先は長そうだ。取りあえず、今日は終了。

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