53話 ダイナマイトは最近主流では無い
『ユーザー登録作戦』を1ヶ月実施した後、『ダンジョン攻略作戦』前に念のため包囲網を狭める作戦を実施した。
基本は、ダンジョン出入り口を爆破し、ダンジョン内からモンスターが出てこれない状態を作り、その間に包囲網内のモンスターを殲滅しつつ押し込んでいくだけだ。
この『ダンジョンの入り口を爆破』と簡単に言っているが、実はそうそう簡単なものでは無い。
ダンジョンが普通の洞窟ならば、単純に洞窟上部を破壊すれば穴は塞がってくれる。
だがダンジョンは、入り口部分以外は別の次元に有るらしく、出入り口の直ぐ側から掘り進んでもダンジョンに掘り進める事は出来ない。
つまり、ダンジョンを埋めるには、ダンジョン入り口に大量の土砂等を持ち込んで塞いでしまうか、ダンジョン内部を爆破して崩落させるしか無い。
ダンジョンの出入り口が、崖などの斜面に横向きに空いている場合は簡単だ。上部の崖を崩せばその土砂で簡単に出入り口を塞ぐ事が出来る。
だが、平野部に斜め下向きに空いたダンジョンには、その方法が使えない訳だ。大阪、米子、盛岡がこのタイプになる。
この攻撃には、当初周辺モンスターの殲滅も目的だった為、迫撃砲が多用されたのだが、弾薬残量の問題も有り、精密射撃が不可能なこの手は使用出来なくなった。
ダンジョン入り口が斜め下に向かっている為、通常の位置からでは無反動砲やRPGのような対戦車弾も使えない。
結果、執れる手段は二つと成った。
1つ目はヘリからのロケット弾を打ち込む方法。2つ目は、ジャンパーが『転移』でダンジョン入り口に跳び、時限式の爆弾を投げ込む方法だ。
ただ、2つ目は、初回は使用可能だが、閉鎖後『ダンジョン爆発』で開通した際の閉鎖には使えない。
なぜなら、それまで内部で増殖していたモンスターが大量に出て来る為、とてもでは無いが爆弾を投げ込む事が出来ない。
それ以前に、『転移』が可能なスペースが無いはずなので、転移自体出来ないはずだ。
そんな事も有って、今回選択されたのは、ヘリからのロケット弾攻撃と言う事になった。
ただ、これも言う程簡単な事では無い。
ダンジョンの出入り口付近は、直径2メートルのトンネルが20メートル続いている。
その2メートルの円に、一定の方向から、一定の俯角を持って攻撃しなくてはならない。しかも、モンスターの攻撃に対処しながらだ。
当然、『Mシールド』や『シールド』持ちが同乗して防御するが、だからといって安心というわけでもない。
だが、担当者達は驚く程の正確さで、その任務を成しとげ続けた。
実に1週間の間、『ダンジョン爆発』によって開く度に出入り口を5分と掛からずにまた閉鎖し続けた。
そのおかげで、増えなくなった包囲網内に、虎の子の10式戦車を、その時点での可動可能台数の半分で有る25台投入し、一気に包囲網を縮めた。
その間、俺達も4人でパーティーを組み、徒歩での戦線押し上げを実施した。
この1週間で、久々にやっと纏まった経験値を入手出来た。とは言え、大多数がレベル10以下のモンスターなので、深層部に潜っていた時のようには経験値は得られていない。
まあ、それは弱いモンスターが多いと言う事なので、全体としてみれば良い事なのは間違いない。
そして、ついに包囲網を半径15キロまで縮める事に成功した。以前と比べれば半分の半径だ。
半径が半分と言う事は、包囲網で有る円周も半分なので、配置人員の密度が格段に上がる事になる。
この包囲網も、確実に縮めていく予定だ。
ここまでの予定が完了した事で、作戦は次の段階に入った。
ダンジョンの解放と、それによって溢れ出る溜まりに溜まった1週間分のモンスターの殲滅だ。
通常、ダンジョンから出て来るモンスターは、1秒に1匹なのだが、1週間分のモンスターが中で詰まっているので、1秒7匹が出て来てもおかしく無い。
無論、出口部分は直径2メートルの円型なので、一度に出て来られる数には限界はある。
だが、1週間分のモンスターが全て出来るまでは、何時もより多い数が出て来るのは間違いない。それに対応する為の策も打ってある。
結局、実際に『ダンジョン爆発』が起きて、モンスターが溢れ出てきたのは、包囲網を15キロに狭める事に成功した翌日早朝だった。
『ダンジョン爆発』と同時に溢れ出した大量のモンスターは、爆撃によって凸凹になった瓦礫混じりの地面を北に向かって扇状に進んでいく。
次々と出て来るモンスターに押されるように、最初に出て来たモンスターは移動して行った。
そして、その先頭がダンジョンの出入り口から300メートルの地点に達した時、地面から爆発が発生し、モンスターが次々に倒れていく。
地雷だ。人道的見地から、使用を見直すべきと言う意見を何度となく受けながら、断固として拒否し所持し続けていた物がついに日の目を見た。
これは、ダンジョン閉鎖が実行されていた最終日に設置された物だ。
その前日までの戦闘で、ダンジョン周辺のモンスターの大半を殲滅して、設置可能な状況を作っていた。
輸送ヘリで大量の地雷と人員を一気に現地に運び、それを50名でビッシリと設置した。150メートル×300メートルと言う範囲に通常では考えられない密度で、まさにビッシリとだ。
そし、その間、ダンジョン出入り口からその地点まで、扇状に『ストーン・ウォール』の『壁』を作り、飛行系以外はそこへと向かうように『道』を作った訳だ。
ダンジョン内で作った『ストーン・ウォール』はダンジョンの自動回復によって、最高でも半日で消えていた。だが、ダンジョン外では消える事は無い。
故に、前日に作製した『壁』は全てそのままの状態で残っており、扇状に設置されている事で、壊される事もなくモンスター達を地雷原へと導いた。
地雷原に足を踏み入れたモンスターは、その爆発だけで死ぬ事は無い。元々地雷の殺傷能力は低い。
だが、確実に傷を負わせ、機動力を奪っていく。
その地雷原の爆発は、150メートル幅に広がったモンスター達の先頭部分で次々と発生していく。
爆発で倒れ込んだモンスターを踏み越えたモンスターの足下で次の瞬間また爆発が発生する。
この爆発は、モンスター達が300メートル進む間続いた。
そして、その先に達したモンスター達が、更に100メートル程進んだ所で、地雷原からそこまでの区間で一斉に爆発が起こる。ダイナマイトだ。
厳密にはダイナマイトでは無く含水爆薬と言う物らしい。最近はこちらが主流なんだとか。
これまた、地面にビッシリと埋設された物で、こちらは地雷と違って十分な殺傷能力があった。
大地を揺るがすような爆発音と共に、500発を越えるダイナマイトが一斉に爆発すると、土煙と共にモンスターの破片が上空に舞い上がる。
風によって、舞上げられた土埃が薄れると、そこにはバラバラになったモンスターを踏み越えて、後から来た別のモンスターがその場を進んでくる姿が見えた。
その集団が先程の爆発のエリアを脱しようとした瞬間、また同じ場所で同規模の爆発が発生した。
先程のダイナマイトの下に設置していたダイナマイトを起爆したのだ。
爆発は、基本、広がりやすい方向に向かう性質がある。埋設した爆弾の爆発エネルギーの大半は上空へと向かい、その下の地中には余り影響を与えない。
無論、その為の計算をした上で埋設したのは言うまでもない。
そして、この下に埋めたダイナマイトは、上部に埋めた分の爆発による影響を考え、数も多めにし配線の冗長性も高くしたのだが、やはり数%は不発に終わったようだ。
だが、それでも十分な数のモンスターを殲滅出来ている。
このダイナマイトエリアは、同一の広さで後2ヶ所設置されていた。
出来れば、更に設置したかったのだが、残念ながら『ストーン・ウォール』による壁をそれ以上設置する事が出来なかった。
『ストーン・ウォール』はレベル12制限の掛かった魔法なので、『ユーザー登録作戦』で登録したばかりの者には修得出来る訳もなく、使える者に限りが有った。
実際、900メールと言う長さの『ストーン・ウォール』を2つ作るのもギリギリだった。
MP回復速度が『知力』のパラメーターの関係での速いデボが居なかったら、最後のダイナマイトゾーンには『壁』は設置出来なかったかも知れない。
この、地雷原300メートル、ダイナマイト2連ゾーン100メートル×3によって4桁のモンスターが黒い靄と成って消滅したが、この7日間に溜まっていた数からすれば微々たるものだ。
1日にダンジョンから出て来ていた数は8万6千400匹程だ。となれはこの一週間で溜まっていた分と今日の分も入れれば69万1千200匹が今日明日中には出て来る事になる。
包囲網縮小作戦が実施されていなければ、もっと多くの人員を使って広い範囲にダイナマイトを設置出来たかも知れない。だがそれは出来なかった。
故に、安価な罠を使った戦法はこれで終わりだ。
その後は、戦車の砲撃、戦闘ヘリによる機関砲攻撃を行い、更に多目的ヘリに乗った『魔法使い』による広域魔法が実行された。
その間、飛行モンスターは対物狙撃銃や無反動砲等を使用して対処していた。
その戦いは、こちらからの攻撃で左右を被っていた『壁』が壊れるまで実行された。
そして、『壁』が壊れてモンスターが拡散し始めると、それまで左右に待機していた部隊による迫撃砲や榴弾砲が開始される。
基本的に、『壁』が壊された所を基準に攻撃が実行され、壁の破壊に従ってその攻撃ポイントが移動して行く。
この初日の戦いには俺達も参加していた。
次の作戦の要なので、参加を控えるように言われたが、作戦実施までに経験値を貯めておきたかったので、無理を言って参加したのだ。
俺達の配置は、多目的ヘリからの魔法攻撃。
俺達の場合4人ではあるが、デボとぺんぺんは重量もスペースも取らない為、狭いヘリでの行動は他の班より容易だ。
その為、俺達の乗るヘリには、左右に機関銃が設置され、それを使用する隊員も機乗した。
俺達の戦術は、2名の自衛隊員が機関銃で飛行系モンスターを牽制し、デボとぺんぺんがマジックアイテムによる『MシールドⅡ』と『シールドⅡ』を使用して防御する。
そして、その間に俺と碧がインフェルノ系魔法を眼下の群れに叩き込んでいくと言うものだ。
碧は、その魔法特性故に、ダンジョンでの火魔法使用があまり出来ていなかった。
だが、地上では煙や酸欠などを気にする必要はない。MPの全てを使い切ってまで連発していた。
そしてMPが底を突くと、今度は俺に『付与(パワー)』を掛けさせた上で、槍用遠距離攻撃スキルである『青龍破』を回復薬でHPを回復しながら放ち続けた。
本来、碧の持っている龍槍には『ブースト(パワー)』のスキルが有るので自分でブースト出来るのだが、それを使用出来るMPすら残っていなかったって事だ。…ちゃんと考えて行動しろよな、全く。
完全に『ヒャッハー』状態なんだが、実際の戦果はかなりの数に上っている。千の単位を殲滅したのは間違いない。
ただ、余りに攻撃力が強すぎて、左右の『壁』を壊してしまい、中間位置からのモンスターの分散を招く事態となっている。
とは言え、その崩落地点からモンスターが分散する前に、俺達の魔法で殲滅を繰り返したので、実質拡散は許しては居ない。殲滅効率が多少悪くなった程度だ。
そして、その場所からの拡散を防いでいる間に、攻撃の戦線がその地点までたどり着いた。
その後は、その地点から100メートル程移動した地点が、ダンジョンから出て来るモンスターの数と、こちらの攻撃力の均衡点と成った。
最終的な戦線は、10式戦車15台による扇状の半包囲網を形成し、その隙間に榴弾砲が牽引車によって設置されている。
そして、その後方には迫撃砲や無反動砲を構える隊員が並び、更に後方には、戦車用の弾薬や迫撃砲などの弾薬を輸送する車両が詰めていた。
魔法攻撃は、射程の問題が有って上空のヘリからしか行っていないが、シールド系の魔法持ちが戦車や榴弾砲等を守る形で随伴している。一応、彼らも近寄って来たモンスターに対しては攻撃は実施するが、あくまでもメインは防御だ。
その戦線は、弾薬の補充や、人員の入れ替えを実施しながら、その後24時間に渡って維持された。
そして、この戦いによって、弾薬の数は危険水域にまで達してしまった。だが、それでも尚、行うべき作戦だと考えられていた訳だ。
弾薬の欠乏はともかく、この戦いによって、丸々8日分のモンスターがほぼ殲滅出来た事になる。
そして、ダンジョンより出て来るモンスターの数が1秒1匹ペースに戻った事も確認された。全ての準備が整った訳だ。
この戦いで、積極的に攻撃を行っていた俺と碧は、4万を越える経験値を入手し、防御主体だったデボとぺんぺんも3万程の経験値を手に入れていた。
殺したモンスターの数からすれば、圧倒的に少ない取得経験値だが、大半がレベル10以下のモンスターなので仕方が無い。
だが、これで魔法やスキルの修得が可能になった訳だ。
何があるか分からない現在のダンジョンに潜るなら、僅かでも多くの魔法等を身につけておくべきだ。
俺の場合は、特に移動系スキルで有る『瞬歩』と『空歩』はぜひ欲しい。『ステップ』だけではやはり心許ない。
作戦自体は、魔法によるゴリ押しなのだが、何らかの事で接近戦や武器戦闘を余儀なくされる事もあるはずだ。
その場合の事を考えると、移動系スキルの有無は命の明暗を分ける可能性を持っている。
無理を押してこの作戦に参加した甲斐はあった。
今回の2つの作戦によって包囲網内のモンスターの数は1/5以下に減った。
俺達がダンジョン近くで戦っていた際も、別の部隊は包囲網を維持しつつ、俺達の部隊へバックアタックが掛けられないように囮も実行してくれていた。
そして、現在も確実に包囲網を狭めつつモンスターを狩り続けている。
そんな中、俺達は、丸1日完全な休養を取り、HPとMPを完全回復させ、心身共に疲労を取った。
そして、ついに『ダンジョン攻略作戦』が実施される事になった。
早朝から、訓練場に作戦に参加する30名が並べられている。
俺を除いて6人のジャンパーが参加している。1人当たり7~8人は『転移』出来るので過剰な数ではあるが、問題が発生した事を考えて多めになっている訳だ。
既にお偉いさん方からの訓示は終わっており、現在は現地に飛んでいるヘリからの連絡待ちだ。
そして、待つ事15分でその連絡が飛び込んできた。
「目標周辺、殲滅終了! クリアーです!」
無線担当の者が白旗を上げると同時に叫んだ。
その時点で俺は、俺達のチーム全員が俺に接触している事を確認して『転移』を実行した。
転移した先には、僅かに火薬の臭いが残っており、幾つかのドロップアイテムも散らばっていた。そして、モンスターはダンジョン側から今出て来たばかりの2匹しか居ない。
しかも、レベル13~16のグレムリンとレベル15~18のミニ・トロールだ。転移の次の瞬間には碧の龍槍に数珠つなぎに貫かれていた。
そして、後は何時ものごとく、デボとぺんぺんのウォール魔法で『壁』を構築していく。
ただ、今回は何時もより人員が多い為、少し広めの範囲を囲う事になる。
そんな作業が始まると、俺達のチームに配属されていた牧村陸曹長は、無線機を片手に空に居るヘリに対して手を上げて合図を送っている。
ダンジョン周辺のモンスター殲滅を行ったこのヘリは、俺達がダンジョン内に入るまでの間、周辺のモンスターに対する囮と成る予定だ。
目的の『壁』が全て構築し終わると、無線によって駐屯地へ連絡を取り、順次残りの部隊が転移してくる。
転移してきた部隊は、転移ポイントを開ける為に閉鎖空間内の隅へと移動して行く。この辺りの行動の速さは、さすがに手慣れたものだ。
そして、全ての隊員が転移してきた時点で、交互に水晶柱を使ってレベルアップ等の作業を実施した。
・氏名 鴻池 稔
・年齢 23歳
・Level 16(+13)
・生命力 800(+130)
・魔力量 800(+130)
・スタミナ 27(+5) +6(大地母神の指輪)
・筋力 27(+5) +8(力の指輪Ⅲ)+8(力の指輪Ⅲ)
・知力 34(+7) +4(賢者の腕輪)+4(賢者の腕輪)
・素早さ 30(+5) +9(音紋のブローチ)
・魔法 転移・サンダー・ボール サンダー・アロー
サンダー・ウォール サンダー・ストーム
レジスト・サンダー サンダー・インフェルノ
付与(パワー) ★付与(スピード)
★付与(インテリジェンス)
・スキル マップ 盗む 罠探知 罠解除 気配察知
飛燕 蓮華 瞬刃 ブースト(パワー)
★ブースト(スピード) ★ブースト(インテリジェンス)
ステップ ★瞬歩 ★空歩 鍛冶
水中呼吸 ★水中移動 ★水中機動
・経験値 601
次回UPに必要な値(パラメーター) 7974(+7832)
次回修得に必要な値(魔法・スキル) 704(+542)
・氏名 鴻池 碧
・年齢 20歳
・Level 16(+13)
・生命力 840(+130)
・魔力量 840(+130)
・スタミナ 33(+6) +6(大地母神のカフス)
・筋力 24(+5) +8(力の指輪Ⅲ)
・知力 24(+5) +4(賢者の腕輪)+8(叡智の腕輪)
・素早さ 31(+6) +9(音速のネックレス)+6(瞬きの腕輪)
・魔法 錬金術 ファイアー・ボール ファイフー・アロー
ファイアー・ウォール ファイアー・ストーム
レジスト・ファイアー ファイアー・インフェルノ
ライティング ★レイ ★レイ・ボウ デバフ(パワー)
★デバフ(スピード) ★デバフ(インテリジェンス)
・スキル ステップ 瞬歩 空歩 縮地 鑑定
牙突 爆裂突き 輪舞 青龍破
呼び戻し ★飛槍 ★投振破
水中呼吸 ★水中移動 ★水中機動 細工
・経験値 921
次回UPに必要な値(パラメーター) 7974(+7832)
次回修得に必要な値(魔法・スキル) 586(+424)
・氏名 鴻池 ぺんぺん
・年齢 3歳(+1)
・Level 18(+15)
・生命力 870(+150)
・魔力量 870(+150) +30(女神の雫)
・スタミナ 25(+5) +6(大地母神のカフス)
・筋力 23(+5) +10(インドラ神のタリスマン)
・知力 29(+5) +4(賢者のブローチ)+8(叡智の指輪Ⅲ)
・素早さ 25(+5) +6(瞬きのネックレス)
・魔法 アイス・ボール アイス・アロー
アイス・ウォール アイス・ストーム
レジスト・アイス アイス・インフェルノ
ウインド・プチブレス ★ウインド・ミニブレス
付与(パワー) ★付与(スピード)
★付与(インテリジェンス)
・スキル ステップ 瞬歩 空歩 縮地
爪斬Ⅰ~Ⅲ 旋風爪
水中呼吸 ★水中移動 ★水中機動
加重Ⅰ ★加重Ⅱ・Ⅲ
金剛 ★部分硬化 ★鉄人
・経験値 1053
次回UPに必要な値(パラメーター) 7974(+7832)
次回修得に必要な値(魔法・スキル) 6788(+6728)
・氏名 鴻池 デボ
・年齢 3歳(+1)
・Level 17(+14)
・生命力 800(+140) +40(大地母神の祈り)
・魔力量 800(+140)
・スタミナ 22(+5) +5(絶倫のタリスマン)+9(ゼウスの耳飾り)
・筋力 21(+5) +4(力の指輪Ⅱ)
・知力 26(+5) +4(賢者のブローチ)
・素早さ 25(+5) +6(瞬きのネックレス)
・魔法 ストーン・ボール ストーン・アロー ストーン・ウォール
ストーン・ストーム ストーン・インフェルノ
ヒール ミドルヒール ハイヒール
エリア・ヒール エリア・ミドルヒール エリア・ハイヒール
クリア ミドル・クリア ハイ・クリア
雷神Ⅰ ★雷神Ⅱ・Ⅲ 風神Ⅰ ★風神Ⅱ・Ⅲ
・スキル 超音波 怪音波 忌音波
HPドレイン MPドレイン Mixドレイン
天駆 宙駆 瞬転
斬翼 ★螺旋貫
水中呼吸 ★水中移動 ★水中機動
擬態 ★光学迷彩 ★空
・経験値 681
次回UPに必要な値(パラメーター) 7974(+7832)
次回修得に必要な値(魔法・スキル) 6788(+6728)
俺達はレベルを16以上に上げ、その上で前回修得した魔法やスキルの上位系統をレベル制限範囲内で全て修得した。
そして、パラメーターは、平均的に上げる形で、バランスの変化があまり無いようにした。
なんと言っても、これから未知の状況に望む訳なので、パラメーターはめいっぱい上げたい所だが、だからといってコントロール出来なくなっては意味が無い。
今までのように、表層で慣れてから、なんて方法が使えないから、全体的に上げる事で少しでも感覚のズレを少なくしようとした訳だ。
その効果がどれほど有るかは分からないが、偏らせるよりは良いだろう。…多分。
今回のパラメーターアップは平均5ポイントを上げる事が出来た。中レベルのマジックアイテム分の増加量だ。
レベルリセット前の頭打ち状態から考えると、驚く程の値だ。レベルリセット様々だ。
俺達の場合は、レベルリセットのおかげで、一気に成長できたわけだが、今回参加する他の自衛隊員は、全員古参のD徽章持ちなので、今までの戦いで得た経験値の割には殆ど成長は出来ていなかったようだ。
時間と状況が許せば、新規に『ユーザー登録』して、効率良く成長した者達を連れて行く方が良いのだが、残念ながらまだまだ連れて行けるレベルの者は居ない。
それに新規の者達は、ダンジョンでの行動の経験が全く無いので、そう言った意味からも今回の作戦にはそぐわなかった。
そんな古参エリート部隊と俺達は、全ての準備が終わったのを確認すると、お互いの顔を見回し無言で覚悟を決める。
「そんじゃ行きますか」
決行の合図は何故か碧のお気楽な声だった。
だが、その声で全員が動き出した。
牧村陸曹長は手に持っていた軍用無線機を放り出し、ダンジョンを塞いでいた『壁』に向かって『ストーン・アロー』を放つ。
他の隊員2名からも『ストーン・アロー』が放たれ、3重に作られていた『壁』が崩れ落ちると、俺達は各自のアロー系魔法を放ちながらダンジョンへと突入した。




