デシリットル
【デシリットル】
【dL】
1リットルの10分の1。100ml。
小学校低学年あたりで教えられ、それ以降使った覚えがない謎の単位。
微分方程式、行列、2次曲線…
時代の変遷とともに学習指導要領から消えていった項目は数知れず。
にも関わらず、残り続ける令和の怪物。
これは大きな陰謀が渦巻いているに違いない。とワタシは踏んでいる。
巨大企業デシリットルコンツェルンとかあるんだ。
政治家とつるんで、お主も悪よのう、グフフ、ゲヘヘ、とかやってるんだ。
吉宗様こいつらです。
世界デシリットル協会と言う巨大な組織が、各国の政府に圧力をかけているんだ。
アメリカが、インチとかヤードとか、アホみたいな単位を使い続けているのは、デシリットルの脅威と戦い続けているからなんだ。
さすが世界の警察。
日本も同盟国として、共にこの巨悪と戦わなければならない。
尺貫法の復活を急がねばならない。
それにしても、敵はなかなか尻尾を掴ませない。さすが巨悪。
誰を問い詰めても、『ハァ?(笑)』とはぐらかして決して繋がりを吐こうとしない。何とも口と結束が固い。
…これは、むしろ対抗する組織を立ち上げたほうがいいかもしれない。
こちらの存在が無視できないほど大きくなれば、敵から接触してくるだろう。
敵が【弟子リットル】なら、【師匠リットル】はどうだ?
1師匠リットル=10リットルだ。
敵が大いに動揺する姿が目に見えるようだ、ククク。
師匠リットル、早速小学校の教科書に加えよう。そうしよう。
それにより、アメリカと共に戦う意思を表明するのだ。
…大統領、感動して泣いちゃうかもしれないな。
日米同盟、超強力になっちゃうな。
他の国からも感謝されちゃうな。
…中国とか、パンダ100匹くらいくれるかもしれないな。
動物園のキャパ、大丈夫かな?
…エッフェル塔とか貰ってもな。耐震基準満たしてるのかなアレ。
これはやることがいっぱいだな。気を引き締めて行かなければならない。
「…てことで、
どうよ?俺の所信表明演説?」
「総理、仕事してください。」
おしまい。




