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あーかい部! 31話 コンビニ

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立池図女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。



3度の飯より官能小説!池図女学院1年、赤井ひいろ!


趣味はケータイ小説、特筆事項特になし!

同じく1年、青野あさぎ!


面白そうだからなんとなく加入!同じく1年、黄山きはだ!


独り身万歳!自由を謳歌!養護教諭2年生(?)、白久澄河(しろひさすみか)



そんなうら若き乙女の干物4人は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

池図女学院部室棟、あーかい部部室。




「いや〜部活ない日に全員集合なんて、珍しいこともあるものね。」


「なんてったって、うら若き乙女の干物だからな、ワタシ達。」


「自分で言ってて悲しくならないのぉ?」




ひいろに悪態をつく片手間で、きはだは持って来ていたレジ袋を机の上でひっくり返した。




「お菓子買って来てたのね。」


「本当はあさぎちゃんと2人でお菓子パーリィするつもりだったのに……食い扶持(ぶち)が増えちまったぜぃ。」


「しっかり大袋入り買っててよく言うよ……。」




あさぎもレジ袋を机の上でひっくり返した。




「べ、別にアンタのために買って来たわけじゃないんだからねっ!?///」


「それじゃあパシリなのよ……。」


「ときめかないなぁ。」


「ええっと確かここに……、」




ひいろも自分もカバンを何やらガサゴソすると、徳用のふ菓子を取り出した。




「あったあった。ふ菓子食べるか?」


「それ、いつも持ってるの……!?」


「ああ。おばあちゃんが言っていた……『いついかなる時も菓子パに備えろ』と。役に立ったよ、おばあちゃん……♪」


「感動的な顔してるだろ。ウソみたいだろ。生きてるんだぜ、ひいろちゃんのおばあちゃん……。」


「紛らわしいわっ!?」


「今日、おばあちゃんのお弁当美味しそうに平らげてましたよ、ひいろ。」


「当然だ。」


「このおばあちゃんっ子め……!」


「わぁい菓子パだ菓子パだぁ♪」


「私だけ何も出さないのもなんだし……これくらいしかないけど。」




白ちゃんは大きめの棒付きキャンディを3つ、机に置いた。




「白ちゃん先生もお菓子携帯してるんですね。」


「糖分補給用にね。」


「わぁいありがと


「待ちなさい。」


「「「?」」」


「そのアメ……舐め出したら1時間は無くならないから、帰ってから味わいなさい。」


「それ知ってるかも。漁師の人とかがエネルギー切れにならない様に食べるヤツですよね?」


「そうよ。」


「カロリーやばそう。」


「クリームソーダよりは少ないくらいよ?」


「まあまああるな……。」


「でもこうやってすぐ菓子パが開けるくらい、お菓子が買いやすくなったのは良い時代よね……。」


「今はコンビニがありますからね。」


「……白ちゃんの子供時代にはなかった。」


「そこ聞こえてるぞ……?あとコンビニはあったわよ!」


「確かに今はコンビニで大体のものは買えるからな。」


「そうそう、生活用品から出来合いのご飯までなんでも揃ってるのは最高よね♪」


「白ちゃんの生活力が伺えますなぁ。」


「そんなに低くないわよ?私の生活力。」


「やめるんだ白ちゃん、その戦いは無謀だ……!」


「いやいや、私だって一人暮らししてるんだしそこらの女子高生には負けないわよ?」


「白ちゃん先生、悪いことは言いません。コンビニで全ての買い物を済ませる様な人では、きはだに勝てません……!」


「さっきからなんなのよ……。っていうかなんで知ってるのよ。」


「本当に全ての買い物をコンビニで済ませているのか……。」


「服とか家電は流石に他で買うわよ……!?」


「「「当たり前だ(よ)(です)……!」」」




この後、4人での菓子パを終え帰路に着く白ちゃんは、今日も夕闇の中コンビニの明かりに吸い込まれていくのであった……。






あーかい部!(4)




ひいろ:投稿完了だ!


白ちゃん:部活ないのになんだかんだ集まっちゃったわね


きはだ:菓子パ!菓子パ!


あさぎ:そういえば白ちゃん先生勤務中……


白ちゃん:顧問だって立派なお仕事よ?


きはだ:良いご身分だぜ


白ちゃん:教頭先生に見つからなければ全て良しっ!


ひいろ:あはは……


あさぎ:ひいろが苦笑いなんて珍しいね


ひいろ:教頭先生もこの投稿

ひいろ:いや、なんでもない


白ちゃん:怖いこと言わないでよ


きはだ:自分で投稿しておいて不安を煽るとか中々の畜生ぶりですなぁ


白ちゃん:そうよそうよ


あさぎ:白ちゃん先生帰りにコンビニ寄りました?


白ちゃん:寄ったわよ?

白ちゃん:今日の晩ご飯はサバ味噌弁当とホットスナックの唐揚げよ!


ひいろ:そ、そうか……

あさぎ:うわぁ

きはだ:茶色過ぎて草ァ!


白ちゃん:サラダも入ってるもん……!


あさぎ:お弁当に申し訳程度についてるヤツですか?


白ちゃん:うん


ひいろ:草が足りていない様だな……きはだ?

きはだ:草草の草ァ!


あさぎ:草が生えても健康にはならないんだよなぁ……


白ちゃん:わかったわよ!ちょっと待ってなさい




白ちゃん:[画像を送信しました]

白ちゃん:どんなもんよ


きはだ:本当にサラダ買ってきた……


あさぎ:写真の隅っこに茶色いものが見えてるんですが……


ひいろ:コンビニって便利だな

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