第2話 志織と芽依
「…ってことがあって」
私は昨日の事を親友である志織に話した
「キモ!普通に無いって…」
「だよね…あそこで先生が来てくれなきゃやばかったよ」
「良かったね…芽依可愛いから目付けられやすいもん!気をつけてよね!」
志織とは小学生からの仲だ。キッカケは確か…良く思い出せない。まぁいっか。
「そういえば、あの先生誰だったんだろ…」
「さぁ。イケメンだった??」
「うん、モデルさんみたいな顔してた」
「うちの学校でモデルみたいな顔って…それ之先生じゃない?」
「之?誰だろう…」
「ほら、あの!体育祭の時リレーアンカーでさ!!めっちゃキャーキャー言われてた!赤組の!」
「あ、!あの人教師だったんだ…」
「そーだよ!!いいなぁ芽依は…之先生に助けられるなんて♡」
「そんなんじゃないよ!!怖かったんだから!」
「そーだよね、ごめんごめん笑」
「志織は之先生知ってるの?」
「まぁ。知ってるって言うかなんというか笑」
「え!なになに」
「いや、之先生の奥さんうちの塾の先生なんだよね」
「え!?そうなの!奇遇だね」
「うん、だから知ってるかな」
「之先生の奥さんきっと美人だろうな」
「うーん、どうなんだろ。すごく素朴な感じかな。授業以外ほとんど喋らないって感じ」
「え!?之先生ってそういう人がタイプなの?」
「私に聞かないでよ!笑 私が知ってるのは之先生じゃなくてあくまで奥さんの方だからさ!」
「そっかぁ…」
奥さん素朴な感じなんだ…なら私にもチャンスあるかな…
「もしかして芽依、之先生の事狙おうとしてる?笑」
「いや、そんなんじゃないよ!!」
「まぁ、多分やめといた方がいいよ。既婚だからとかじゃなくて、」
「なに、?」
『性癖やばいらしいから…』
反応モチベーションになります!