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プロローグ
「…本当にいいんだね、?」
「は、はい…」
「後悔はないか…?」
「先生となら、喜んで…」
部屋に立ちこめるのは生温い空気と薄暗さ。
ここはマンションの16階
(やっと、やっと先生の…)
念願だった。何年も想い続けて何度も打ち砕かれた。
その夢がやっと叶う。
志織にとって先生は憧れの人だった。手の届かない人だと思っていた。
だからこの絶好の機会を上手く利用した。
(あぁ、やっと夢が叶う… 他でもない、貴方を知れる)
心地よい体温の中、志織は薄暗さに呑まれて行った。
数ある小説の中から見つけて下さりありがとうございます!是非完結まで追いかけて下さると嬉しいです!
反応モチベーションに繋がります!