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拝啓:繋ぐ未来。あなたは、なんで。

(1)_________

クソ、考えただけでイライラする…まじでどうすんの?…もう…


「この世界身分証明証なきゃ駄目だよね…?!」


「当たり前でしょ…」


「しゃーねぇ、近場の街行くよ…」


「近いの?!」


めんどくさくなったため地図を押し付ける。


「はーん…意外と近いね!」


「そうね」


人を乗せるための荷馬車がフィトリア王国から出発したのを焦点があっていない目で見る。金がいるんだよなぁ。


「地図見せて」 


「はい!」


律儀に広げてくれたため地図を使って説明をする。


道は途中で曲がる道しかないため、道から外れてそのまま直進で目的地まで行ったほうが早いんじゃないか?という提案をした。良いんじゃない?と言われたので道から外れ原っぱの方へ行く。

三分の一歩いたというところで森になった。


「うわ、森じゃん!」


「地図に書いてあるでしょ」


「え?あ、ほんとだ、どれどれ…獣深の森…?なんかかわいいね!」

興奮したような様子でプリプリしながら言った。


「うーん…??あー…そうだね。」


そんな話をしながら森に入っていく。

が、暗い森の中にある無数の光る目には気づけなかった…


森に入って一分。無数の気配が私たちの周りからした。


「気づいてる?」


「何が?!」


「油断しすぎ。」


「あー…!」

彼女は周りをキョロキョロと見渡した。


「カバーよろしく!」


「了解」


彼女は腰にかけた剣を抜き、無数にいるナニカの一つに剣を投げた。


「ギャオン!」


犬や狼の類の甲高い鳴き声が響き、周りのナニカは唸り、牙を見せながら自分たちに飛びかかってきた。


「わぁ!可愛いわんちゃん!」


「じゃねぇよ剣を回収しろ」


「囲まれてるって!」


「こんなわんころ…どうとでもなるだろ」


「…」


軽く避けながらそんな会話をしていた。

そんなことしてたら一生終わらないから自分は周りの犬?を見つめ、一匹ずつ腹をめがけて拳を振りかざした。


「ナイス…!」


アルンは剣を取るために死体に向かうが正面から犬?が飛びかかってきた。


「ッうわびっくりしたぁ?!」


本人はびっくりしつつも避けて首を絞めた。


気配はもうないためその犬?を見る。よく見ると角が生えていた。


「これモンスターじゃん、いわゆる魔獣…魔物だねぇ」


「いやどれだよ」


呟くと剣を回収したアルンが近くにきてしゃがみ、角をもぎ取った。


ぶちぃ、!!というグロい音がした。


「ぶちぃ…?!?!…?ッうわぁぁぁ…何してんの?」


「売れるんだよ、これは!」


「そいつどうせ最下位相当のヤツでしょ?飴ぐらいしか買えないでしょ」


「それもそうだね!」


私たちは歩いていく。


魔法が使えない不出来な子。だけでは駄目だろ?

だから、自分たちはまず剣と力を頑張った。生きるために。

せめて、魔法が使えない。ということがおまけになれるよう、頑張った。

まぁ自分は剣なんて使えなかったからとりま殴ってるけど。

前回で前科はあるからな。


さて。そんなことを話してるうちにわんころが何匹か襲ってきたけど、なんやかんやで森を抜けて街が見えた。


「しゃぁ!!見えた!!」


「それでどうやって金稼ごうか…」


「…」

 

「まぁいいよ、とりま街入るよ…」


「うん…!」


(2)____________

さーてついた。ここは何にも属さない街で、なんか毛皮が有名らしい。

わんころの死体も持ってきたほうが良かったかな…


さて…どう稼ごうかな?

多分雇ってもらうにも身分証明証なきゃだめだよね。

…スるか…?

いや、駄目だな。

なんかアルンは観光してくるねー!って言ってどっか行ったし。

とりまギルドに向かうかな…

(3)__________________

ところで、色々な補足なんだけど、知ってる?

この世界には、S(スマートで)М(ミニな)((君の心を)ホールド)…言葉にするとスマホという、機械の国が総力を挙げて作った超便利な機械があるらしい。自分たちは金使えんし持ってないけど。

ギルド…冒険者ギルド。この世界では、アニメとかでよくあるアルファベットじゃなくて、実力差順のランキングがあり、それに応じて依頼が受けられる。

そして、冒険者ギルドは名ばかりであり、実際は人を守るための機関である。危険があった場合、招集がかけられる。そのため、別名。ヒーローと呼ばれる。

ちなみに、総合人気ランキングってのもあったり、加入特典でスマホがもらえる!

(4)___________

さて、そんなんこんなでギルドについて、自分はギルドの目の前にいるんだけど…なんかライブ会場みたいになってる。

なんだろう、なんか入り口に…凄い綺麗な人がいて、その周りになんかめっちゃ人が集まってる。

そのきれいな人は…なんかめっちゃ背高いし…なんかマントつけてるな。なんか見覚えあるんだよなぁ。

関係ないと言いたいところなんだけど、入り口に人がめっちゃいて入れない。


「すみまsぐぇぶ」


通ろうとしたら熊型の獣族の肘に殴られた。


「通らせてくだすぁi゛」


駄目だ。通れない。  


諦めようとしたその時、その元凶の綺麗な人がこう言った。


「ほら、通りたい人いるでしょ?通らせてあげなさいね?」


周りの人たちがギュインと首を動かしてこっちを見てきた。


「あっ…どうも…すみませんね…」


周りがシーンとし、冷や汗が止まらない。気まずいぞ、これは


「ああ〜…すまんな嬢ちゃん」

「あらまぁ!…ごめんなさい」


嬢ちゃん…ねぇ…


ざわざわと謝罪の音が聞こえ、人がはけていった。

はけていったあと、綺麗な人がこう言った。言動や周りの人から見るに人気な人なのかな。


「ほらほら〜、皆お話があるならこっちでするわよ」

 

何処かに行ってしまった。お礼言いたかったなぁ~…


気を取り直して、ギルドで経緯となんとか身元不明者でも出来る仕事を相談しようと思ったところ、誰もいなかった。奥の方にも気配はなかった。

これ、さっきの綺麗な人に吸われたな…

職務放棄は良くないぞ、諸君。

ぽつんと中心に立ってそんなことを思っていると虚しくなってしまった。


諦めてUターンしたところ、綺麗な人が後ろにいた。


「っぅ゙わあ?!?」


ガチでビビってしまった…


「あら、ごめんなさいね?驚かせてしまったようで」


「いやぁ、全然とんでもないです…先ほどはありがとう御座いました…」


「こっちもごめんなさいねぇ、こんなところで話し込んじゃって…」


「いや…全然いいんですよ、はい、先ほどの人々はどこへ…?」


「撒いてきたわよ〜」


…溢れる強者感がすげぇ…物音も立てずに真後ろ、しかも気配0…


「…えっと、あなたは?」


つい気になって言ってしまったが、人気な人にこんなこと聞くの失礼かな?と思いつつ返答を待つ。


「あら…知らないのねぇ、珍しい」


そう言いながら綺麗な人は口元を隠しクスッと笑った。


「…なんかすみません…」


冷や汗ダラッダラ。どうしてくれるんだよ自分の大切な大切な水分を。


「いいわよぉ?そんなの、私は…そうねぇ、アルモゼイン…こう言ったらわかるかしら?」


「アルモゼイン…アルモゼイン…え?アルモ…ゼぇ…い…ん?」


現在自分は困惑でしかなかった。だって、アルモゼイン、その名とその容姿、溢れる強者感…人気…場所…当てはまるのはたった一人だった。


No.1ヒーロー。アルモゼイン


「…へぇっ?!ちょっ…ちょ…え?ん?」


目の前の予想もしない人物は鼻でふふふっと笑いながらこう言った。


「んふふふふw、すっごい驚いてるわねw」


いや、そんな予想もしてなかったわ〜みたいなこと言われても…自分も経歴と人気を見つめたほうがいいですよ…うん。


「あ、はは、そう…デスネ…うん…うん…。えっと…何でアルモゼインさんはわざわざ自分に話しかけて……」


「…君、お金ないでしょ?」


「げ…」


何で???頭の中覗けるの…???????


「何で分かったんですかね…?」


「君ともう一人が道でマッチ棒みたいになりながら倒れる未来が見えたのよ。」

目を背けながらあれはやばかったなぁ…みたいな顔をしながら言われた。


「…ん?未来?未来…?未来???」


なぜこんなに困惑してるかって?この世界の生物では…時間というのは操れないものなのだよ。


「あ…そうか…うん、なるほど…」

ひらめいた。なるほど。


「おそらくそのひらめいた物のおかげよ。」


「「オーラ」」


「そうよ〜。よく知ってるわね?」


「あー、いや、詳しくは知らないです。あなたがニュースで単語を言ってたので。」


「まぁそうね。普通の人は知らないわよね?」


「気になるなぁ…」

そうつぶやくと、いいわよ!とルンルンで返事をしてきた。


というわけで、人目につかないギルドの隅に座り説明を受けてみることにした。あれ?もともと何してたんだっけ?


「まずはオーラとは、魔力が固まり、特定の形になり、条件が揃った時に各種オーラへと進化するのよ。いえば魔力の進化系ね。」


「なるほど…ん?各種って言うことは…」


「あぁ、あるわよ。まず一番単純な形のオーラは身体の強化や斬撃を飛ばせるわ。それ以外は魔法と変わらないわよ!これは訓練や体験次第で習得できるわ。」

「そして、ここからが重要よ。オーラの使用者次第でオーラは何種類も生み出せるし、自由に操れるのよ〜。まぁおそらく私以外に使える人は…多分、一人しかいないわね。」

そう言って困ったような顔をした。


「…それって、ほとんど魔法なんじゃないんですか…?」


「そう。重要なのはそこなのよ。実は結構違うのよね。実はオーラは魔法と全く性質がちがくてね、魔法を跳ね返してしまうのよ!」

指を差し自慢げに話した。

「あー…それって人間にも使えるんですかね…?」


「ふん…そうねぇ…単純なオーラでも人間に扱うにはかなり難しいわね。アタマと身体の関係でね」


「…そっ…かぁ。」

目を伏せて肘を立て、口を手で隠した。


まぁ、無理だよね。そもそも自分、魔力すらないからできないんだよなぁ……。


「…証明書なくてもお金が稼げることってありますか?」


「私のポケットマネーよ」

そう言って硬貨と札が入っているであろう財布を取り出してきた。


「いや…それはちょっと申し訳ないっす…」


「実はね、普通のオーラ以外の話はは超機密事項なのよ〜。」


「…は?」


「無理やり聞いてきたのはあなたよね〜?」


「…は?」

無理やり…?無理やり?無理やり無理やり無理やり????

キニナルナァって言っただけじゃん?


「いやーんどうしようかしら!言うこと聞いてくれたら始末しなくて済むんだけど?」


「…は?」

始末…?始末?始末始末………始発???


「じゃあねぇ…」


御覧いただきありがとう御座います!

次回もお願いします!


余談ですが、自分、原作堀越耕平さんの作品の◯のヒーローアカデミアの大ファンで、この物語の元がヒロアカなんですよね。オマージュさせていただいている部分が多々ありますが、ご了承ください…


補足

スマートでミニな(君の心を)ホールドする機械はゲームの機能が付いてないスマホです。SNSなどはあります。

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