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2、確実にちょっとじゃない失態

土曜投稿のはずが…ほぼ月曜になりました。

今回少なめです。

_____________

前回のあらすじ

使えなきゃおかしい魔法の国でが使えない双子のアルテとアルン。

魔法の国は最低な国。

そこにいる殺し屋。

働き詰めの双子。

さて…このお話を、存分にご楽しみあれー…(笑)

(1)_______

さて。おはよう。今日は学校であるが、向かう先は中高一貫フィトリア魔法学校だ。魔法使えないのになんで行くの?って思っただろうけど、一般的な学校に魔法訓練が追加されただけだから、行く意味はある。魔法訓練の時はその辺で運動してるけど。

あ、そこにヤンキーがいると思ったけど、私たちの友達のバロウの野郎か。話しかけてみよう


「よっす~バカウ~」


「おっすー脳筋姉妹」


クソ、やられた 


「お前らは一体何をしたいんだ!」


アルンが含み笑いで話すが、私とバロウは理由なんてないためスルーする。


「無視ぃ~?!ひっどいな!」


「じゃあ、アルン行こっか!」


「了解!」


私たちは歩いていく。


「お前らが話しかけてきたくせに何がしたかったんだよ」


なんか聞こえたけどいいや。

(2)_______________

さて。教室についた。

別に、魔法が使えないからっていじめられてる~とかそういう展開はほぼない。逆にマスコットキャラクターみたいな扱いだ。

なんとな~く今日を過ごしていると、最悪な奴に出会った。

王の側近、またの名前を王誠光隊(おうせいこうたい)の十二人のうち、一人の娘のリンセスが来やがった。いわゆる、腹黒貴族様だ。しかも周りには取り巻きたち。


「お~ほっほっほっほっほぉ!魔法が使えない出来損ない双子の片割れじゃないのぉ!」


こいつは猿なのか?動物園で餌やりされてろ!!

こいつに逆らったら色々な意味で首が飛んでいく。

なのでこういうときは笑うんだ。

にこにこ~という顔で見つめる。多分引きつってるけど


「見てよ~あの醜い顔」


クスクスと笑いながら取り巻き達に貶される。 

くたばれ。どこからどう見ても素敵な笑顔だろ。

こういう時はね。

逃げるが勝ちなのよ!! 


「ごぉ機嫌よぉぉぉ゛!!!」


「ちょ!!待ちなさッ…」


「…今日も、仲良くなれませんでしたの…」 


…?なんか聞こえた?いや、気の所為だよね

さて。教室に戻ったら授業が始まっていた。


「~ッ、すみません、遅れました…」


「お前珍しいな、早く席に座れよー」


「どうしたお前」

先生と周りに色々聞かれたが、やばいやつに捕まったと言ってみたら周りに強姦と噂されたのは別の話である。

次は…飯だな。

食堂に行き激安のパンを買いそれを食べる。いつもアルンと、あと数人で食べている。


「あんたらまたそれ?もうちょっと豪華なご飯食べなよ…」


「経費削減だよ経費削減」


「そうそう!」


「お前らケチだよね」


「「うるせぇ/うるせぇ!」」


「そんな貧乏なら私買ってあげるよ~」


笑いながら言われたが私たちの選択肢は一つしかない。一言余計だが


「「まじ?!くれ!」」


そんなこんなで一日は終わった。

(3)______________数年後__

さて…私たちはついに!!高校を卒業した!!!

私たちは決めていた。高校を卒業したら直ぐにこの国から逃げると!あとは…旅に出たかったの。

お金はもうチケットにした。

ということで、今は荷造りをしている最中。


「ついにこの家ともおさらばか!」


「そうねぇ」


「お前もうちょっと感想寄越せよ!脳みそ詰まってないの?!」


「あぁん?゛やんのか゛?」


「って、違う違う、荷造りをしろボケナス」


「せめてナスじゃなくてジャガイモにしろ!」


は?そこ?何でジャガイモ?ボケジャガイモって何?それともボケジャガがいいのか?


さて。メモに書いてあったものは全部入れた!

 

「行くよ!準備オーケーだよね!」


「もちのろん!」


家を飛び出しこの国の門まで走っていく。


「あーっはっはっはっはっはー!清々しい!胸が躍る!」 


「あーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」


「黙れてめぇはわんちゃんか」


「そんな可愛くないし!」


門に着いたので、門番にこの国の住民が出るところの門に行きチケットを渡し門を開けてもらう。

その隙に私は荷物をメモをみていた。


国の外に出た。…


「やったぁー!ついに出られたよアルテ!」


隣にいる、喜んでいるアホの隣で私は震えていた。動機が止まらない。


「…?どうした?!」


「ねぇ、ッ…何かさッ…忘れてるよね、?ッッ」


「…え?!」


「何を忘れたって…!」


「金と…身分証明ッ。」


「…ぇ?!」


「もっ、戻れないのっ!?」


「戻れるわけないじゃん…。だって…戻るには金と…身分証明が必要なんだから…ッ」


「…出るときには身分証明が必要なんじゃないの…?ッ」 


「あのクソ野郎…忘れやがったッッ」


「「終わったー…ッ゛」」


華々しい、旅の出発は泥のような旅の出発になってしまった。






お読みいただきありがとう御座いました。


次回

ちょっと挽回してみる?

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