フーニャ
シュンsideからアオsideに戻りました。
予約投稿が毎回バラバラですみません。
拙いですが、宜しくお願いします。
ダンジョンに着いた僕たちは、早速敵を倒すことにした。
「まずはホタル、君の能力を見せてほしい」
「わかりました。むむむ…でてこい、空鮫」
すると、ちょこんとかわいい猫が出てきた。
見た目は空色で、青色のリボンと鈴を身に着けている。お腹には白い模様があり、モフモフしていそうだ。
って。
「へ~…見た感じ全然空鮫っぽくないけど、こんなのなんだ…」
「っ…ちっ、違うんです…最初、このコを呼び出したんですけど、なつかれたみたいで、そっからずっと来るようになって…」
「種族は?何て名前の魔物?」
「わかりません。ただ、風魔法を使ってるネコなので『フーニャ』と…」
種族が分からない?どういうことだと尋ねると「鑑定士に頼んでも???と種族の欄が…」とごにょごにょと話してくれた。
「かわいい。でもこんなコが戦えるのかな…」
すると、音波蝙蝠が五匹飛んできたので、フーニャに戦闘を任せることにした。
「今のアオさんより強いかもしれないです」
こんなかわいい猫が?と思ってフーニャを見るとあっという間に音波蝙蝠を細切れにしていた。
はは、なるほど…
「問題は、毎回何をしてもフーニャを呼び出しちゃうってことなんです。フーニャを呼び出さなければ、魔力が浮くんですけど…」
「じゃあ、パーティーに入れればいいじゃん」
はっとこっちを見て言う。
「確かに…フーニャ、『蒼遙』入る?」
するとフーニャは、ニャーンと可愛く鳴いた。
「いいよって言ってるみたいですね」
ホタルがこっちを振り向いて言う。
「蒼遙」に新しいパーティメンバーが加わった。
「スカイシャーク」は空を、まるで海を泳ぐように飛べる鮫のこと。
口から水魔法を吐いてきます。