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姉妹愛! 異世界デス・ゲーム  作者: 渋谷かな
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第6Q パルンの死因

「当たれー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 最終ボスのニートの待つ、ニート城にハイパーメガランチャーの一撃を放つ渋子。えげつない粒子のエネルギーがニート城を目掛けて飛んでいく。

「ドッカンー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 跡形も残らない位、ニートの城が大爆発を起こし壊滅していく。渋子専用巨大ロボットのジャパロボのスマイル・シンデレラ・ゴールドは

「やったか!? んん? あれはパルン!?」

 ジャーが何かを見つける。

「あれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 大爆発の中から宝箱を持ったパルンが吹き飛んでくる。

「はい・・・・・・これ・・・・・・お宝のログアウト・・・・・・バタ。」

 ジャーは巨大ロボの手でパルンをキャッチする。パルンは怪盗らしく、ニート城からログアウトを盗み出し、バタっと力尽きて死んでしまう。

「よくやった。パルン。・・・・・・おまえの死は無駄にはしない。」

 ジャーはパルンの死を何とも言えない気持ちで受け止める。

「パルちゃん!? パルちゃん!? クソッ!? ニートがパルちゃんを殺したのね!? 許せない!? 絶対にニートなんか、この世から消し去ってくれるわ!」

 正確にいうと、渋子のハイパーメガランチャーがパルンの死因であることは、誰も言うまい。

「よし、渋子の家に帰還するぞ。」

「はい。」

 渋子とジャーはログアウトを手に入れた。二人は渋子の家に戻ろうとする。

「ピカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 その時、大空に膨大な光が打ち上げられる。

「あれは!? ソウちゃんと別れた場所だわ!?」

 光はソウちゃんとニーヤが戦っていた場所からだった。

「まさか!? ソウちゃんの身に何かあったんじゃ!?」

 渋子の脳裏に嫌な予感が広がる。

「行ってみよう。」

「いいの? 寄り道になっちゃうけど?」

「ログアウトを手に入れたんだ。少しぐらいの寄り道はいいだろう。それに仲間を見つける奴は最低だからな。」

「ありがとう。ジャーちゃん。」

 渋子とジャーはソウちゃんと別れた光のポイントに向かうことにした。

 つづく。

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