表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹愛! 異世界デス・ゲーム  作者: 渋谷かな
59/101

第7Q アハン・ウフン・バカン

「アハッ!」

 渋子は今日も笑って強く生きていきます。だって、スマイル・シンデレラ、笑顔姫ですもの。

「まさか、ジャー、おまえが元国王のデキタテの息子だったとはね。驚いたよ。それはそうだろう? 私はおまえのオムツを変えたこともあるんだから。」

 アハン・ウフン・バカン。ここはデリバリー公国の本拠地である。ジャーはピザ家の最後の生き残り、キリタンポ・ピザと面会している。

「復讐ばかりして生きることに疲れたのです。今は素直に地球防衛軍の白いジャパロボに勝ちたいと思うだけです。」

 ジャーの言葉が本心かどうかは誰にも分からない。ただ言えることはアムラーに勝ちたいという気持ちは本当である。

「いいだろう。おまえに新型ジャパロボのピザーレを与えよう。その後のことは戦争が終わってから考えよう。いいな。」

「はっ! キリタンポ様!」

 ジャーは新型のジャパロボを見に行く。

「新型? 未完成ではないか? このジャパロボには足がないぞ?」

「足何て、ただの飾りですよ。元々ジャパロボは車に手足を付けただけです。足が無い方がスピードが上がります。それが偉い人には分からんのです。」

「そういうものか?」

 納得のいかないジャーはメカニックとの会話を諦めた。

「私にできるか? あの白いジャパロボのパイロット以上にニュータイプ能力があるか?」

 自分の力を信じきれないジャー。

「赤い炊飯器のジャー、ピザーレ、出る!」

 ジャーは新型のジャパロボに乗って出撃した。

「どこだ!? 白いジャパロボは!? 見失うとは我ながら情けない!?」

 宇宙は、デリバリー公国と地球防衛軍の総力戦の戦いが繰り広げられていた。

「いた! 白いジャパロボ! 見える! 見えるぞ! 渋子! 私にも敵が見える!」

 最終決戦でジャーはニュータイプ能力に完全に目覚めた。

「あのジャパロボ!? ジャー以上のニュータイプだ!?」

「死ね! アムラー!」

 第7クエスト、地球防衛軍の白い悪魔を撃破せよ。

「ダメ! 渋子がカワイイからって、二人で私を取り合わないで! ポイッ。」

 渋子はアトミックボムを投げた。

「ギャアアアアアアー!?」

 ドッカンと大爆発が起こり、戦場にいる者全て倒した。

「私の美しさって、罪ね。 アハッ!」

 渋子の去った後にはキノコ雲しか残らない。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ