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姉妹愛! 異世界デス・ゲーム  作者: 渋谷かな
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第2Q 地球防衛軍V作戦

「アハッ!」

 渋子は今日も笑って強く生きていきます。だってスマイル・シンデレラ笑顔姫ですもの。

「私はムールガイ戦域で赤い炊飯器のジャーと共に勝利した。だが我が復讐を果たすためには憎いピザ家に近づかなくてはいけない。そのためには大きな手柄が必要なのだ。」

 ジャーは上官のピザ家のドリル・ピザから密命を受ける。

「ジャー、おまえの赤い炊飯器に免じて、地球防衛軍のV作戦の調査を命じる。」

「地球防衛軍のV作戦!?」

「そうだ。我々ピザ家のデリバリー公国に対抗するべく、新造戦艦と新型のジャパロボを開発しているらしい。ジャーよ、見つけ次第、敵の戦艦とジャパロボを奪うのだ! 奪えない時は破壊しろ!」

「了解しました。ですがドリル閣下。」

「補給か?」

「はい。ムールガイ戦域の戦いからの引き続きの任務でジャパロボと弾丸、燃料が底を尽きつつあります。」

「分かった。補給部隊を送る。」

「ありがとうございます!」

 こうしてドリルとの交信が終わった。

「ジャー、私とアーちゃんのジャパロボがあるから、ジャーの戦艦にはジャパロボが一杯よ?」

「戦いとは常に先の先を考えるものだよ。」

「さすが! ジャーちゃん! 二段構えの作戦ね! アハッ!」

 渋子もジャーの先読みの智謀には恐れをなした。

「クスクスッ。」

「笑うな!」

 ジャーは渋子にジャーちゃんと呼ばれるので兵士たちに笑われる。

「ジャー少佐! 敵です! 地球防衛軍の新造戦艦の黒いポニーと新型ジャパロボの白いデビルです!」

「私は運がいいらしい。出るぞ。」

「待って。ジャーちゃん。ここは私に任せて。」

「分かった。渋子が言うなら、私は渋子に従おう。渋子の方が優れているのだから。」

「ありがとう。一撃ドッカンしてくるね。」

 渋子は単騎で地球防衛軍に戦いを挑む。

「渋子! スマイル・シンデレラ! 行きます!」

 渋子のジャパロボの名前が決まった。スマイル・シンデレラだ。完璧の自画自賛。これでジャパロボのプラモデルが売れるわ。

「私は地球防衛軍の新型ジャパロボのパイロットのアムラーだ!」

 第2クエスト、地球防衛軍V作戦を爆破せよ。

「おまえみたいな奴がいるから戦いが終わらないんだ! この世から消えろ。ポイッ。」

 渋子はアトミックボムを投げた。

「ギャアアアアアアー!?」

 ドッカンと大爆発が起こり、地球防衛軍の新造戦艦と新型ジャパロボを倒した。

「私のジャパロボの名前は、スマイル・シンデレラ。なんか縁起がいいわ。アハッ!」

 渋子の去った後にはキノコ雲しか残らない。

 つづく。

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