表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹愛! 異世界デス・ゲーム  作者: 渋谷かな
14/101

曹操クエスト、反省会

「それでは曹操クエストの反省会を行います。」

 今後のゲームの改善点を考えるために、渋野姉妹とシバちゃんは曹操クエストの反省会を行う。司会は天才チート軍師のシバちゃんである。

「まず開発中のゲームということで、作りながらなので、1話の長さが不安定とうことです。途中で切って、1話を2話にすると短いし話が真っ二つになってしまいます。」

「渋子! 悪くないもん!」

「そうよ! 私も悪くないもん!」

「ね!」

「ね!」

 渋野姉妹は似た者姉妹である。

「ダメだ、こりゃ。」

 呆れるシバちゃん。

「えっと、対処策としては、1話1000字を撤廃しますか?」

「1話が長いとスマホで読めません! 遊べません! 疲れちゃう! それに投稿する時のミサイルは多いほどいいんだから!」

「エンジンがかかった時は1000字を超えるけど、萌えない時に1000字を超えるのは、かなり寿命を削るのよ!? あんた分かって行ってるの!?」

 シバちゃんの提案は、渋野姉妹に拒否される。

「分かりました。今まで通りブラジルスタイルで。」

「やったー!」

 自由スタイルの目安が1話1000字に決まった。

「次に三国志の時代に、現代の科学兵器の核爆弾やバスターランチャー、それに巨大ロボは、反則レベルということでした。」

 剣や一騎打ちの文化に、化学兵器は強力過ぎた。

「え~! 渋子、一撃でドッカンが好きなんだけどな。」

「ダメです。」

「シバちゃん! 大好き! ルンルン!」

「可愛く愛想を振りまいてもダメです。」

「シバちゃんのケチ。チェッ。」

 殿にも厳しいシバちゃん。

「渋子、お行儀が悪いから舌打ちはやめなさい。」

「鬼!? 鬼だ!? お姉ちゃんも鬼だ!? いいんだ!? いいんだ!? 二人で渋子をいじめるつもりだ!? 先生に言ってやる!?」

「どこに先生がいるんだ?」

「アハッ!」

 笑って誤魔化す渋子。

「味方と敵と互角の装備を配備しますか? スキルも同じにしますか? どういたしましょう。」

「全て同じで、プレイヤーの実力勝負バージョンもありね。でも、基本は自分の手持ちのキャラクターを編成して、育成して、相手を倒すのがPKの醍醐味よね。」

「なら、曹操様にも原子爆弾とバスターランチャーと、巨大ロボ曹操くんを与えますか?」

「まさか!? 実は三国志時代に巨大ロボを作る科学力があったら的な奴!?」

「ということは、シバちゃんなんかは、ニュータイプか、大魔法使い!?」

「う~ん。分からん!?」

 反省会の結論として、やってみた曹操クエストで分かったことは、決定的な何かが繋がっていないということである。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ