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ヘタレ


 ドアを開け・・・・


 外に出ると・・・・・

「よう」

「逃げ出してきたかヘタレ」


 「おはよ」

「あかねえ」

 俺は赤髪赤目白い肌の魔道教官姿の・・・・


 アカネ・ソウ・ハヤシ・・・・

そろそろ50の・・・・


 みためヤエと同年齢に見える・・・・

やばい美女・・・・


 まあおせわになってますよ・・・・


 「うふふ」

「さまになっ・・・・・」


 ピィィィィィ

ホイッスルが鳴り響く・・・・


 「其処迄!」

ヤエがバンとドアを開け現れる・・・・


 あかねえはにやにやと・・・・

「どうしてだい」


 ヤエはごごごと暗雲を背負いにこやかに

「色気押さえて下されば」


 二人の視線はぶつかり合い・・・

激しく稲光がバチバチと・・・・



 ヤエ相手にさすがか・・・・

あかねえ・・・・


 俺は転移で移動し・・・・

「フミ」

「セツは?」

「それといいか?」


 フミはドアから覗き見つつ

「お弁当に夢中」


 そして飽きれ調子で

「カイ」

「わざと?」


 「「・・・・・・・・」」

あかねえは呆れ顔・・・・

  


 ヤエはションボリと・・・・

「お気になさらずに」


 「ヤエ」

俺は甘く囁く・・・・


 俺は・・・・・


 「せんしぇい」

ヤエは頬染めうっとりと・・・・


 「なあ」

フミがあかねえの傍に転移し

「大丈夫」

「カイのみ仕様」

「そして何度目?」

「さあねえ」

「しかし相変わらず」

「ふふふふ」


 妖しい雰囲気の二人・・・


 そして微笑ましい雰囲気の・・・・

俺とヤエ・・・・


 そう此のまま・・・・・


 「ヤエ」

「はい♪」

「やえ」

「は日♪」

「やえー♪」

「はいー♪」


 此れは今日はお仕事はおやすみにして貰い・・・・

二人・・・・・・


 「やえ」

「俺は君を何時でも待っている」


 「はひ」

ヤエはもう落ちたも同然・・・・


 フミはあかねえが・・・・

セツは・・・・・


 「はい却下!」

其の時セツの声が・・・・


 「ヤエ」

「まだだよ・・・」

「ね」


 「ええ」

ヤエは秒も無く凛々しさと艶やかな・・・・・


 楚々なヤエに・・・・・


 「今のカイさんも」

「良いですが」

「もっと見せて下さい」

「貴方を」

「そして私が」

「判断を下します」


 にこりと笑い・・・・・


 「セツありがと」

「僕は」

「フミも何時もありがとう」


 フミも転移し・・・・


 三人仲良く部屋へと・・・・・


 「おう」

俺がっくしで肩を落とす前で・・・・・



 ドアががちゃりと閉まる


 「へたれ」

「お前大丈夫か?」

あかねえが声をかけてくる


 「はははは」

「当然」

 

 俺は力ずよく・・・・・

「何で今日に」



 あかねえは考えブツブツと・・・・

「はぁ?」

「アレは」

「違う」

  

 「あの人達に託された日だよ」

「今日はね」


 「きょうからあらたに」


 そうきょうから・・・・・


 あかねえは呆れかえり呟く

「おま」

「ほんとへたれ」

「おま」

「ん?」

「ああーそれかー」


 へたれ卒業がんばりまーす・・・・・

 

お読み頂き有難う御座います。

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