はるかぜのおと
涙は要らない
僕がぬぐうから
ただキミのあたたかな掌、冷ましたい
キミを想うたび、
溶けてく川みたいな僕
流されていくキミに…
キミはどうしたら僕に気付いてくれるのだろう…
はかない身体に砂時計は止まらない…
朽ちていく、
欠けていく、
そんな地上での時間を
キミと過ごしたい
想いが募るばかり、この虚しさが溜まってく
僕には要らないものばかり、
キミは欲しがる、…
なぜか、
僕のいない方が
キミは輝いてみえる…
僻んでしまう…
僕のすべてはキミからできてる筈
キミの愛が欲しさに
埋められている
すべての砂
キミに使って欲しい
浸って、
僕の心に…
僕は要らない、キミの存在に、
必要のない者だろうか
ただキミを想うことに
僕の命を賭け
すべて
キミのためにだけ生きたい
現実が邪魔する
僕自身が、僕を混乱させる
思い通りにならない思考
なりたいものと
乖離した現実が、、
僕の心を悩ます…