遭遇
会話文多め。
亀足投稿ですみません。言い訳させてもらえるなら、期末テストと授業参観があったので...。さらに言うなら明日は校内持久走大会というメンドくさい行事が...。まあ頑張りますけどね。
__先生の話が終わって数分後。水城は迷子になっていた。ここで普通なら焦るかもしれないが、そこは迷うことに慣れた水城。焦りの表情を見せるどころか状況を楽しんでいた。
「どーしよっかな〜?まーた迷子になっちゃった☆(確かに迷子になるとは思ったけどホントになるとは。流石私!これはある意味有言実行...だよね?)まあ、それは置いといて、これはもうやることは一つしかないよね♪て訳で学校探検開始‼︎」
ちなみにこの学校は無駄に広く、本校舎×1、部室棟×3、体育館×2、移動教室用の棟×1、温室×1、寮棟×1(但し、本校舎と同じくらいの大きさ)、グラウンド×3、テニスコート×6、屋内プール×1、馬房×3、あとは森が学校の北側に広がっている。正直、こんなに広くする必要あんのか?ってぐらい広い。一応、本校舎と移動教室用の棟は渡り廊下で繋がっている。が、この学校の敷地が無駄に広いことには変わりがないので毎年何人もの生徒が迷子になるらしい.....と、後になって聞いた。
「探検するにしてもどっち行けばいいのかな...?」
今いる場所は......どこ?えっと、前に廊下、後ろに廊下、右に窓、左に教室...あ、空き教室だ。だめだ。さらに分かんなくなってきた。もういーや、取り敢えず前に行「......水城ちゃん?」...ん?なんか人影が二人分近づいてきた⁈どーしよ...ってあれ?なんか一人知ってる気がしないでもない(笑)
「あ、千尋だー。何やってんの〜?」
「いや、僕は生徒会の仕事でこっちに用事があったからきたんだけど。水城ちゃんはなんでこんなとこにいんの?ここ、第二校舎だよ?」
「え?そーだったんだ〜ありがと〜。ねぇねぇ、寮棟に行くのってどうやんの?」
「あの、千尋?この『女生徒』と知り合いですか?」
あ。もう一人いたの忘れてた。
「うん!この子は櫻井水城ちゃん。僕の隣の席の子だよ。水城ちゃん、この先輩は水崎透。生徒会副会長をやってるんだ!」
「へー。そーだったんだ〜。はじめましてー水城といいます。よろしくおねがい...します?」
「(なぜ疑問形)こちらこそよろしくお願いします」
「あ、ちなみに、なんて呼べばいーですか?副会長さん?水崎先輩?透先輩?それとも、呼び捨てか「くん」「さん」付け?どれがいいですか?ちなみに私としては役職かさん付けか呼び捨てがいいんですけど...」
「「......」」
あらら。二人とも固まってるよ。なんでだろ?ってかそんなことよりまた攻略対象に会っちゃったよ。今日一日で何人の攻略対象に会うんだろう?
「水城ちゃん」
「ん〜?な〜に〜?」
「あのね?呼び方を決めるのはいいと思うけど、流石に呼び捨てとかは余程親しくなければだめだよ?特に先輩とかの自分より上の人に対しては」
「えー?だめ〜?中学ん時は大丈夫だったよ?多分。」
「多分じゃ意味ないと思うんだけど....」
「いやだってそもそも私、先輩に対してあんまり敬語とか使わなかったし、仲良い先輩としか喋んなかったからよく分かんないんだよね〜。だからさ?諦めて?」
「えー...」
そういえば攻略対象その三はなにやってんだろ?__振り返るとそこには、笑いを堪える姿があった。思わずジト目で見たり。
「すみ、ま、せん。水城さんの話を聞いていたらなんだか笑いが込み上げてきてしまったので......ふぅ。水城さん、いや、水城。私のことは役職か先輩呼びもしくはさん付けでおねがいします」
「?分かりましたー。取り敢えず馬鹿女共に難癖付けられないように役職と先輩呼びをその時の気分とかノリでしますねー」
「......(気分?)えぇ、ではそれで。よろしくお願いしますね」
「こちらこそよろしく〜......です」
「話はまとまったみたいだね。そういえば水城ちゃんはこれからどうするの?」
「ん?帰るけど?」
「うんでも一人で帰ろうとして迷子になったんでしょ?どうする?少しの間だけ待っててもらえれば一緒に帰れるけど」
「うーん。ちなみにどんくらい待ってればいいの?」
「多分20分くらいかな?待ってる間生徒会室の中で待っててもいいし」
「うーん(どーしよっかなー。こいつら一応攻略対象なんだよな〜。あぁ、でもこの世界ってイレギュラーな私(の性格)がいるから乙女ゲームに似てるだけの並行世界の可能性の方が高いんだよね。.....なら別にいっか)...じゃあ待ってていいかな?邪魔はしない...と思うから」
「いいよ!じゃあ付いてきて!」
「はーい」
なんかラッキー♪探検は出来ないけどなかなか入れない生徒会室に入れるし。道案内も確保できたし。これぞまさしく一石二鳥。待ってる間に色々見せてもらおうかな〜?
途中キャラの影が薄くなってるのはただ単に作者の文章力が無いのと頭を使うことに疲れたからです。ごめんなさい。