全ての始まり。
あれは…
まだ私が幼い頃…。
近所にとっても優しくて
綺麗な銀髪のお兄さんが住んでいた。
一人っ子である私と
いつもいつも遊んでくれて
色んな事を教えてくれた。
勉強嫌いで、頭も悪く。(今でも同じだが…)
悪い点数しか取れなくて…
毎回、男子に弄られ、泣いてばかりいた私を
お兄ちゃんは、いつも優しく励ましてくれた。
私は、そのお兄ちゃんが大好きだった。
ある日、お兄ちゃんが私の家まで来て
話をしに来てくれた事があった。
『 日向…。
いい事を教えてあげよう。
日向は、悪いヤツらを倒す事が出来る
不思議な力を持ってるんだよ。』
『へぇっ!?ほんとぉーっ?!』
『うんッ!本当だよ。
兄ちゃん、日向には本当の事しか言わないよ??
さぁ、これをあげよう。』
『??ん〜??
この、あおくて、キラキラしたもの、なぁに??』
『これは兄ちゃんが作ったんだ。
日向を悪いモノから守ってくれる
魔法の石が付いた首飾りなんだ。
大きくなってもず〜っと付けるんだよ??』
『うんっ!!
ひなぁ、ずっとつけるっ!
おふろぉにも、わすれないっ!』
『よしっ!いいコだ!!』
『えへへッ////ひなっ!イイコぉ!』
『あとね、日向。
日向のその力の事は、
日向と兄ちゃんだけの、秘密だよ?』
『?? うんっ!!!わかったぁ!!
ひなぁ、ひみつぅ、まもるっ!!
ありがとぉ!おにいちゃんっ!』
『ハハッ。
日向は本当に可愛いくて、いいコだね。』
優しく微笑んでお兄ちゃんは、
そのネックレスを私に付けてくれた。
私は幼い柄に、その事を鮮明に覚えていた。
ーーーーーー
聖藍学園高校。
超絶金持ち坊っちゃん、お嬢様達が通い…
更に、天才、秀才が集まっていて
そのセレブ度は、世界的なレベルで桁外れ。
今時の学生に大人気のセレブ高校。
「…スゲぇ〜。流石金持ち学校!!
スケールが違うぜ…。」
その校舎広さに感心しながらシャンデリアが無数に下がり、赤い絨毯が惹かれた長い廊下を歩いていた。
彼女は、鈴島日向。
一年前に事故で両親を亡くし
今は、優しい親戚の家に居候していた。
だが、高い学費を払わせる訳にはいかず…。
高校は中退し、いくつものバイトを掛け持ちして働く日々を送っていた。
だが、そんなある日…。
日向宛に一通の手紙が来た。
ーーーーーー
『 ーーー 招待状。ーーー
鈴島日向さんを聖藍学園高校に
是非、編入して頂きたい。
因みに、学費も学寮も半額免除します。
ご検討の方、宜しくお願いします。
by 理事長。』
「…へ?何この手紙…
すっごい怪しいんですけど…?」
「日向ちゃんッ!おめでとうッ!!
あの金持ち高校から申し込みが来るなんて!!
凄いわぁ〜!!」
「いやいやっ!
あんなセレブ学校なんて通えねぇ〜よ」
「でも。本当は学校に通いたいだろ?」
「え…あぁ、まぁ…。」
「こんな事は滅多に無いわぁ
私達の事は気にしないで通ってみたら?」
「えっ?いや駄目だよッ!
笹矢君だって来年受験生だし…。
私の学費まで出させるわけには…!」」
「何言ってるんだい…!!
日向だって私達の家族だ。
…このくらい…払わせてくれ。」
「暫く会えなくなるのは寂しいけど…
日向ちゃんが行きたいなら、行っておいで?」
「…ッはい!!
ありがとうございますッ…!!」
ーーーーーー
こうして…。
優しい叔父さんと叔母さんに後押しされながら日向は、聖藍高校に通う事にした。
ハイ!始めました!駄目作文!!笑
たぶん、長く続くと思いますが…
よろしくお願いします!