プロローグ:CODE:RED
〈緊急招集! 緊急招集!!〉
けたたましい警告音に、カグヤは叩き起された。
音の発生源は、手首に付いた端末────【ザウルスEX3/監史者仕様】。
歴史介入者に支給される専用端末だ。
普段寝るときはサイドテーブルに置いてあるはずなのに、なぜ腕に──という疑問が浮かんで消えた。すぐに、昨日は疲れ過ぎて手首につけたまま寝たことを、薄らと思い出す。
「────ザウルス、詳細⋯」
モゾモゾと布団から顔を出し、寝ぼけた声でそれだけ告げる。
寝ぼけた声でも、ザウルスは問題なく本人確認を完了し、詳細を表示してくれた。
空中投影された文章の周りが、赤く彩られている。
【CODE:RED】
それは、緊急事態の意味。
カグヤは一気に眠気が吹き飛び、ベッドから飛び起きる。
「音声読み上げ!」
そうザウルスに命令し、自身は服を着替えるために寝室にあるクローゼットを開けた。
特に吟味することもなく、直感で選んでいく。
〈三国志世界に異変発生、歴史が書き換えられた可能性あり。CODE:REDを発動〉
ザウルスが内容を読み上げる。
信じられない内容だが、感情のない淡々とした声で読み上げられると逆に落ち着いてしまうから不思議だ。
「招集場所は?」
〈TRUST本部〉
「了解!」
着替え完了と共に、カグヤは迷わず部屋を飛び出した。
新しい章を書きはじめました。
でも、仕事が忙し過ぎて、毎日更新が難しくなってしまいました⋯。
申し訳ありません⋯。
のんびり更新ですが、よろしければお付き合いください。
よろしくお願いします!




