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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第3章 3人の勇者編
98/1807

5-14 勇者キラリの冒険 魔王城への試練

「師匠、ダンジョンに何かあるそうなんですよ。」

「何かって何?」

 ある日師匠の顔色を見ながら聞いてみた。。

「いやあ、調査員でしたっけ、その人達がなんかダンジョンに何か試練があるらしいと、でダンジョンらしいんですよ。」

 あやふやなんだけど、これしか情報がない、立ち聞きしただけだからだ。。

「で、ほら、島にダンジョンあるでしょ、骨のダンジョン。あの、コアルームって名前のダンジョン。」

「で、そこに何かあると思うんですよね。で、師匠、行ってみません?」

「断る。」

「なんで?}

「行ったことがあるし、せっかくだから一人でクリアして来て。あそこはギルド員でないと入れないから、王様に話してギルドカードを受け取ること。で、それからダンジョンに入って。

ってやれば入れるから。君の実力なら、簡単に最奥で勝てるから。で、そして…。」

 それがあんな・・・試練になるとは…。


「はっはっは、よく来た少女よ!」

「これがボスか。」

 結局のところキラリからすれば、モンスター×3ぐらいなら、結構簡単だった。そして目の前にいるのは、スケルトンだった。いや凄いしゃべって健康そうなのだが。

「君は結構いい筋してるね!僕がまじめに戦ってあげよう。」

「師匠に言われたんだ。一人で勝つ!」

「ほう?なら行け!ボア達よ!」

 そう言うとボアたちが襲ってくるそれをジャンプしてかわすと眉間めがけて蹴り飛ばし、そして飛びのく。もう一体はそこで止まったボアにぶつかり、そのままノックダウンした。

「格闘家、なら。」

 そう言うと骨は武器を捨てる。いやあ、正々堂々でしょ。

「かかってこい。私が潰してやる!。」

「うぉーーーー!」

 それから20分は打ち合っただろうか。そして最初は圧倒された格闘も最後には当たるようになり、そして・・。


こーーーん!


 頭を吹き飛ばした。最後のアッパーが効いた形だ。

「ぐ、やるな、このまま踏みつぶせ、スケルトンの弱点は腰骨と頭だ。」

 それを聞いて躊躇なく骨を砕いた。これで勝ちだ。そして、後ろにあった宝箱を開ける、小物のアクセサリーとダンジョン産ポーションだ。最近で初めで、傷の直りがよくなるらしい。そして

「師匠が言っていたのは…。」

 その小物のアクセサリーを宝箱にから出した上で戻し、死体の骨を入れ、宝箱を締め、そして後ろを向いて、3分待つ。

「いやあ、よく来た。初の挑戦者よ。」

 宝箱から声が聞こえてくる。さっきのスケルトンの声だ。

「できれば開けてくれると嬉しいかな。これ、私じゃ開けれないのだよ。このふた。」

「あ、あ、うん。」

 キラリは慌てて宝箱を開く。そこには他立ち上がったさっきの骨がいた。確かドロップも出たよな。

「改めて、ようこそ。ダンジョンに、そして私は案内人だったりする。」

 骨はさっきまでの感じと違い、少し硬い感じだった。

「はい。」

「これは魔王城入口を開ける試練でもある、が、ここの試練は一番厳しい。」

「え?」

「他のダンジョン行った方がいい。先に警告しておく。姐さんきついからな…。」

 スケルトンがばつの悪い顔で下を見る。

「やるか?」

「やります。」

 ここで下がったら勇者じゃないだろ。

「試練は選択制で二つ、一つは別のダンジョンまで案内する、そこの突破だ。但し今までとケタが違う。私クラスが、ワラワラいるところだ。ついでに基本君にも手加減してるから、

そこで推して知るべし。」

「ダンジョン。」

「ついでに難易度は5段階上、普通のキルダンジョンだぞ。」

「うわ…。」

 キラリの顔が曇る。キラリは基本小細工が苦手なのだ。

「もう一つはダンマスに挑む。これも場所まで連れていく。で、そこでマスターに認めさせればいい。ただし、我らが主だけあって…。」

「主だけあって…。」

「分からん、普通に勝てる人間を見た事がない。どっちを選ぶ?」

 俗にいう、短い方か、長い方か、だ

「情報はある?」

「流石勇者だな。言える範囲は言おう。但し、他言無用だ。」

「分かった。」

「このダンジョンはダンジョンマスター:竜のダンジョンだ。それだけ。」

 ドラゴン…その言葉に少し考えるが。

”ラノベ展開だとドラゴンが仲間になるパターンあるし、うまくいけば…。”

「ダンマスに会わせてください。」

「コクヨウ様が怒るな…これ…まいっか、付いてくるがいい。」

 そう言うと…。

「でも、じゃあなんてコアルームなんて出るんです?ダンジョン名あるなら?」

「ここだ。」

 そう言うと柱の一か所をいじると…下に空洞がある。

「マスターが君のためにわざわざ階段も作ってくれた。本来はここ、落ちるんだぞ。」

「え。」

 そう言うと、階段を下りて…なにこれ?そこは異様な空間だった。巨大なベット、そいてテーブル。巨大な8畳間のアパートに見えた。それを見ながら降りていく僕たち。

「ここはダンジョンのコアルームだ。そして、あのお方からすればあれくらいは小さくて小物程度だったのだ。」

「え?」

 階段から上をみるとそこには部屋の割合からすると小さい建物があった。

「そして、そこが第2試練所のダンジョンで・・・。」

 指さした先にはこの部屋から言うとドールハウスみたいな館があった。

「じゃあ、ここは。」

「ああ、コアルームだ。早い話がこのダンジョンは一部屋しかない。この一部屋だけだ。」

「じゃああの巨大なベットは?」

「マスターだ。マスターのベット。そしてマスターは、中央で待っている、行ってこい。」

 そう言う徐々にその部屋…女性の部屋の中央に一人…誰かがいた。

「来ちゃったか。」

「師匠?」

「一度やってみたかったんだ。これ。」

 そう。いつもの師匠。いつもの師匠なんだ。

「・・・あなたが。」

 その言葉にキラリは身構える、

「ダンジョンマスター。」

 リューネ師匠は答える。ラノベで言う魔王と同格の存在にして迷宮主。そして…人類の敵。

「一応魔王に頼まれてるのよ、魔王に会えるだけの人間を選べと。」

「師匠…。」

「で、私に攻撃を当てれれば試練は合格、攻撃は殺す気でいい。但し、こっちも手加減はしない。」

 その言葉にキラリは身構える。

「ハンデは出す、このままだと当たらないからね…。」

「え?}

 そう言うとリューネの体が光り…そこには竜の足だけがあった。

「この大きさなら、攻撃がちゃんとできれば当たるでしょ?」

 キラリは上を見て思った。そして言葉を思い出す。担当のスケルトンの言葉だ。

『ここの試練が一番厳しい。他のダンジョン行った方がいい。』

 そうこの部屋の主でありこの巨大なサイズの部屋が普通の住人である…そのままのドラゴンがそこにいた。


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