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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第3章 3人の勇者編
93/1807

5-8 モートリアの様子

「よし、これで勝ちだ!」

 剣を弾かれ、親衛隊長は手元を確認する。

「さすがハマダ。もう大丈夫でしょうな。」

 俺は勇者ハマダ。もとは浜田光一っていうんだけど。どうもこの異世界ではハマダとしか呼ばれない。そして俺が話を聞いたところだとこの世界は荒廃した世界で、僕は魔王という何者かを倒さないと

いけないらしい。その為に召喚された。ただ、他の国と競争なので、他の国の勇者に魔王を倒されれば、僕たちは滅ぼされかねないんだそうだ。ただ勇者は強くないと襲われかねないので2週間。みっちり

親衛隊長というおじさんと訓練していた。なんか体動かしていくうちにどんどん楽しくなってきた。そして今では親衛隊長もこうして、戦えば普通に勝てるまでになった。やったね。

「よろしいですね。後で魔法の使い方も訓練していただきますけど。」

 これは宮廷でも少ない宮廷魔導士のセランさんだ。後で親衛隊長と一緒に魔王盗伐の旅に出てもらうことになっている。

「はいよろしくお願いします。」

 こんな美人のお姉さんですよ、しかも火の魔法使い!定番!いいね!やっぱり勇者はいいね!そしてこれなら勝利確実だ。

「それが…。」

「ああ、分かった、ギルドから人員を回させろ。後、我々も親衛隊が出る。」

「どうしたの?」

「いえ、勇者様、今はまだ剣技や魔法を鍛えてください。世の中にはまだ上がいるのです。」

「ギルドって聞こえた気がしたけど。」

「ああ、ギルドね…。あの非協力的な連中。」

 ん?ギルドあるの?

「そういえば説明してないわね…。そこに座って。」

 指さした先にはベンチがある。

「この国というか、この世界というか、その辺には今4つの国がある。で、その国にまたがって商売してる最大勢力、それがギルド。」

 これは異世界定番の冒険者ギルド?

「で、そいつらは私たちと契約して、お金を提供して、物も買ってくれるんだけど、ちょっと安いのよね。」

 なんか不満があるようだ。

「で、あなたを鑑定した、このモノクルって奴もギルド貸出なのよ、くれてもいいのに。で。そいつらが人を派遣したりして、臨時で働いてくれるのよ。ただ、それも高いからできればってなるんだけど。」

 そのモノクルで鑑定して、俺が勇者だとわかったみたい。

「冒険者か…。」

「勇者の国にもいたの?」

「聞いたことあるっていうだけ。」

 そうそう、ちょっとワクワクしてる。

「で、連中から前、魔法得意なやつとか派遣するって言っているんだけど、気に入らなくてね、一応これあるんだけどさ。」

 セランは胸から一枚の白く輝くカードを取り出す。うわ、凄い所から出すな…。

「これがギルドカード。これは私たち用の特殊なやつ。」

 確かにカードは白く輝き”VIP”の文字がある、で、これワークギルドっていうんだ。

「キラキラしてかっこいいでしょ、なんだけど、勇者はあ、えっとあなた以外にも召喚された前の勇者ね。」

 そういえば城の所にメガネかけた少年と、白い衣の幼女の絵が飾られてあった。

「で、そいつは金のカードらしいのよ。実力を認められた奴は名誉会員でって話してた。時々城に来て、いろいろ教えてくれるから、運がいいなら会えるかもね。」

「そんなに人がいるんだ。」

 先代勇者、凄いんだろうな…。だから僕が呼ばれたのか。

「で、そいつが魔王倒し損ねてるから君が呼ばれたのよ。君に期待してるから。」

 魔王か…。

「で、その魔王の手下って奴がいる場所があるのよ。」

「何だって?」

「で、それの調査隊って奴が行ったのよ、ギルドは金なんて要求するから、この国に店置かせてるんだから、ただで人員よこせって言ったら、しぶしぶおっさん一人だけ派遣しやがって。」

 それ無理だろ。普通。

「でその調査隊が帰ってきたみたい。」

 調査隊、かっこいいな。


「では、これが…。」

 王はにやけが止まらなかった。それは召喚の際集めたあの”魔石”なのだ銀貨150と足元見られたがうちで取れるなら話が違う。それが結構な数ある、ただし召喚には500必要だったから

この程度では足りないが、あそこを拠点にすれば十分稼げる。が、

「モンスターはいたのか?」

「はい、経験者によると、そこはダンジョンだそうです。」

「何!」

「そして、そこでは魔石持ちの生き物が湧いてくるとか。なので、できれば兵士を確保し、今後趨勢を握るあの洞窟を確保すべきかと。」

「ただしギルドはもう…。」

「はい、案内人はもうギルドに向かいました。」

「それは仕方ないが、あの地を我らの物にして、占拠してしまえばいい。親衛隊をそこへよこせ、後、ギルドの連中に手伝わせろ後、詳細を。詳細報告するんだ!」

「は!」

「となると、下るまでは何も出なっかったと」

「はい。」

「そして奥に進むと出た。ふむ、施設を建て、抑え込めば儲けになるな。早速大工と兵士を送れ!」

「了解しました。」

 そう言うと兵士たちが急いて執務室を離れる。これはチャンスだと、みんなが感じていた。魔石は今勇者召喚を行う上で重要な資産である。売ってもいいが、再度呼び出せばさらに戦力が上がる

あのエルフどもに頭を下げなくていいと思えば、その価値は高い。城はダンジョン発見に沸き立っていた。、

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