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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第3章 3人の勇者編
90/1810

5-5 リーメ君のダンマス日記  修業が長い

「みんな、これで研修は終わる、名残惜しいと思う、だけど油断しちゃダメ。」

 ネルの声が、冒険者ギルド3階の高級宿泊宿で響く、そこには死屍累々となった。ネル以外全員の姿があった。

「あれは反則だと思うぞ。最後のは?」

 教授も行き絶え絶えだ。

「誰も見ない敵と挑む、これが経験のコツ。」

 そう、海6レベルと上がり、広がった世界の中を無理やり連れられて行ったリーメ一同は途中まで説明忘れてたという、時間十倍の話と…。

「このダンジョン…いや魔界は生存競争の世界だな…。」

 そして、向こうと違いモンスターにおそわれ続けたのだ。最後は新しくできた、海と山のレベル5、ワイバーンの巣での戦闘だった。

「私たちはこれ位いつもしてる、ついでに時間が速いけど、そんなに文化は育たない。」

「じゃあなんで、反ギルド連盟とやらに10回も戦争挑まれるのかね?」

 教授一人が反論でき、後の人間の目は死んでいた。

「あれもこの世界のギミック。しかもあれ、復活する。」

「…。いやあ、無双ゲーがはかどるね。」

「そう言う教授はあっさり倒してた。」

「あれは必死というのだよ。今度から”リアルのほうがよかった”というセリフはこっち見ないで言おう。」

「でも先生…すごいです…。」

 リーメはやっと立ち上がると鬼ちゃんの横に腰掛ける。

「もう5年何ですね…。こっちだと…。」

 そう3か月の10倍であり、こっちは太陽の周期がさらに向こうの半分なのだ。しかもその間行軍の時間なしで、モンスター狩りを繰り返すというほぼ苦行が待っていた。それを5年もやれば十分…いや、勇者だろうな…。

「ネル君はこれをどれくらいやったんだ?」

「向こうで言う7か月ぐらい。複数もあったけど、一人も多かった。ついでに魔王軍の幹部は基本こっちにいる。だから、向こうに比べ練習しやすい。」

「みんなお疲れー。」

 入ってきた女性は一人一人に…これはスポーツドリンクか…。

「うん、魔塩で作ったスボドリ。あとちょっと甘めに糖分も入れてあるよ。」

 この女性も魔王軍幹部だという、前見た時はメイド服着てたような…。

「私はフリーに近いからね…。」

「そうなのか?」

「戦闘力だけなら、エレノアと一緒位。ケイは。」

「どういう物だね?」

「ん?戦闘スタイルは?」

「普通よ。あまり他の人と変わりないわ。」

「但し、あのアイランドエアーフィッシュを一撃で倒せる。」

「見かけによらないな…。」

 教授が呆れる。

「趣味は料理だからね。そっちの時間のほうが多いのよ。後向こうではやっと勇者が呼ばれたみたい、その報告よ。」

「そうか、やっとか…それでか…やっとか」

 リーメの戦闘班全員が涙を流す、当然パーティ編成してあるので、非戦闘組もレベルは上がる。

 

名前: リーメ

種族;ダンジョンマスター:鬼 LV10

職業:ダンジョンマスター:鬼 (LV20) 指揮官LV20

Hp:622

MP:327

STR:125

VIT:252 

INT:122 

MID:158  

AGI:142  

MAG:422  

スキル:美形Lv9 家事LV4 投射LV7 指揮LV7 みんな思いLV6 生活魔法LV6.風魔法LV6

称号:ダンジョンマスター 死線越え(生死判定+1)教授の従者(レベル上限+10)大軍の長(指揮での範囲に隣接部隊を含む)

ファクター:鬼LV1

所持金:2億4428万P

装備:指揮棒、ミーアの半シャツセット(防御付与)


美形LV9   (特異系) 

きわめて綺麗。見た者の好感度+6、好感度洗脳自動発動。ごくまれに物理現象が自分が美しすぎて曲がる。 必要DP 成長でのみ取得

家事LV4   (生活系) 

掃除、洗濯、食事、裁縫を行うことができ、上手に行う 必要DP 成長でのみ取得(上限)、 

投射LV7   (戦闘系)

物を投げることを得意とする。抱え投げ、握り投げが可能。必要DP 成長でのみ取得  

指揮LV7  (戦闘系)

 指揮を取る場合,味方全体が指揮の対象にし、指揮対象者の士気+指揮の成功度。 

必要DP 成長でのみ取得

みんな思いLV6(特異系) 

自分以外のPT全員のテータス一つを選択し、+20%にする。消費MP50 持続10分 

必要DP 成長でのみ取得

風魔法LV6  (魔法系) 

大空の覇者 LV5に加え 飛行、エアブレイド、空気鎧の3つ 必要DP 成長のみ、


 僕もかなり強くなったと思う。但し、やっぱり僕はみんながいないとダメな感じにはなってる。特に機能しているのは指揮でこれがあると。ミニゴブリンでさえ歴戦の勇者と思わせる動きとなる。ついでにケイさんから教えてもらった.風魔法で、空を飛ぶことが可能となり、5レベルにある”風の祝福”で歩くスピードがみんなあがる。かなり快適になった感じだ。後生活魔法の6まで、行軍後五感強化が付いてくるので、歩くときの疲労軽減とスピードアップと、偵察もできるようになった。なんか役に立つって嬉しいです。


「私からすれば君のほうがよっぽど勇者してるぞ。君を引き抜いて、私は少し後悔してるよ。」

 苦笑いする教授ではあるが、実際僕はこれでもこの人にかなう気がしない。


名前:”教授”

職業:勇者LV50

ソウルレベル:5

Hp:272

MP:422

STR:28

VIT:42

INT:229 

MID:217  

AGI:422  

MAG:212

SP:3


スキル:指揮LV7 光魔法LV9 鑑定LV7 見切りLV10 勇者の力LV9 生活魔法LV2、,魔力操作LV4、詠唱LV6

称号:異世界からの来訪者 S級勇者(成長補正スキルが勇者と一緒+特殊な称号を持つ)、ドルアーガ攻略者 ゲームの天才(戦略補正+1) ロジックテイカー(勝利判定+1)100万征服者 1500回連続死亡成功 18連携即死チェイン成功者 人力TASもどき 大逆境 狂人の友達 S級殺し 巨人殺し 孤高のボッチシューター 人類卒業、無双 発狂斬撃 生者解体、グランドマスター、蜂殺し

共鳴憑依:闇の大精霊ブラック

所持金:1670万GP(約金貨2億、DP167万相当)

装備:銀ブチメガネ 勇者の服 オーツ合板の木ののナイフ


見切りLV10(特異系) 

相手の行為を見切り、全ての攻撃で回避を行うことが可能。転化可能,完全見切りに成功で習得可能。 必要DP 特殊取得のみ

勇者の力LV9(特異系) 

チート補正+2.特異幸運発動。レベルアップ時成長+2。必要経験値半減 一部特異系取得可能。この効果は従者にも適応。必要DP特殊条件のみ

鑑定LV10 (生活形) 

対象を鑑定する。このレベル以下のステータス偽装を無効化する。詳細鑑定可能。必要DP 特殊のみ

光魔法LV9 (魔法系) 

貴方の輝き!LV8に加え極光、浄化光が可能となる 必要DP 成長のみ


 一部のスキルが10である以外並というステータスなんだけど、やってる事は攻撃を見切って回避、敵の弱点を見切って攻撃。敵の魔法を見切って切断。敵の大軍を見切って連携を崩す。料理を見切って材料当てる。会話を見切って有利に進める。等の多彩な感じだった。そのため、このステータスでも先ほどのワイバーン相手でも空気の濃い所を見切って空中を蹴り、距離を見切ってナイフで相手を切るという。すさまじい離れ業をしていた。自分で言っていて疑わしいと感じるんだから恐ろしい。どうもこの人勇者の中でも相当強い人で、普通にやると勝てないんだそうだ。ついでに鍛えてやると息巻いていたネルさんが一週間で逆に泣きが入るという恐ろしい展開を見た。この人が敵でなくてよかった。ついでに精霊は勇者らしい…ではなく”アイテムボックス”が欲しいのでくれとねだられた結果だ。これとのシナジーも恐ろしく、陰に隠れ、潜むとか当たり前にしてくる。闇の大精霊が魔法の使い方に驚くシーンも普通に起きていた。ので、壊れないが特徴が固いだけの木のナイフが装備であとは普通の服だった。

「で、ここからどうするんだ。DPもモンスターを狩り、手に入れた。君たちもレベル30程度は強くなった。後はそのDP持って後は登録したモンスター使えば国を亡ぼす力もあろう。」

「相棒…。」

 鬼ちゃん…。

「僕はちょっと前から考えていて、商売をやろうと思う、みんなで。で、僕は勇者についていくけど、後…。」

「メルッチはついていくし、鬼ちゃんはついていく。僕はいない間、サブマスターとしてダンジョンを守る。」

「うん、お願いね。後のみんなも、ガルッチに…お願いしていい?」

「いいけどさ、あたしたちも傭兵してもいいんだろ。」

「むしろ歓迎。数が欲しい時は呼ぶ、それでいい。大方、ここでの経験とその力があれば大抵の奴に勝てる。下手すれば勇者にも勝てる。」

「教授に?」

「教授は規格外。ステータスも伸びる必要がないくらい強い。だから参考にならない。それなら頼みたいことできた。魔石回収用ダンジョンを作って欲しい。」

「魔石?」

「うん。魔石回収用。依頼する以上報酬はDPで出す。勇者召喚で大方もう市場で魔石買う金さえ王国にない。商売は指導したものの回収に数年かかる。その数年をダンジョンで支える。インスタンスと同等で作ればいい。」

「でも何でそんな、勇者召喚で使わせる魔石、出すんだ?」

 メルッチの意見もわかる。

「大方このままだと。その少ない魔石争奪で、戦争しかねない。今の状態で戦争すれば、勇者が出てくる。勇者で街を滅ぼす。それさせたらきっとみんな後悔する。今度こそ人類が滅ぶ。なにより

税が足りないという事は、周囲の村襲って回収しかねない。そしたらみんなみたいな子が増える。たんにダンジョンが生きるという意味でもこの状態はまずい。」

 その言葉に全員が押し黙る。

「私が出てもか?」

「変わらない。それが表か裏なだけ。」

 よっぽど深刻なようだ。

「後、これは特例だから、今後はここは。正規の手段でないと入れない。」

「どういうことだ?」

「本来は”20人以上ダンマスがいて、10%未満の上位ランクなら入れる特典エリア”ここはモンスターも多彩だから、ダンジョンの力を増すのに使い勝手がいい。」

 確かに、さっきのワイバーンも登録したし、レベル5エリアモンスターのエペ・ランカイザー(エペの上位種)も登録した。後はこっちがモンスター強化すれば軍隊はできるだろう。

「今回は、向こうのリューネが凄いから、大方、3人は均等な話し合いにならない。だからこうした、ついでにこれはリューネも知ってる。」

「リューネさん。」

「そしてあいつ…。リーメの寝顔よこせと、うるさかった。あとこっちに来て鬼ちゃんPRPRさせろとか。」

「リューネさん…。」

「だから、気にしなくていい。気になるなら、後で会いに行ってあげるといい。」

「そういえばぼくたち5年経ったのに成長してない。」

「成長は向こう単位。だから、3か月しか肉体の成長は経っていない扱い。それは私が確認した…成長すれば…ぐぐ。」

「エルフなのだろう?成長はぁ!」

 ネルの弦の鞭に覆われる”教授”・・・うん、この人も怒らせちゃだめだ。

「さて、戻ろう、昔の村々が懐かしく感じるはず。」

 ネルのそばにあの時見た出入り口があった。

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