4-24 ドラゴンマスターリューネ ダンジョンバトルの結果
リューネサイド(6時間30分後)
B2Fに到達。流石に静寂…いや、上から来ないならもう大丈夫だろう、向こうは。ここは…トラップ展示室か…中に入ればトラップありますだが…全部工事中だ。トラップ欲しいね…
さて、B3Fか…えっとまた何もない部屋だな
『ダンジョンフロアB1F、B2Fが消滅します。健闘を祈る。』
その言葉共に天井が消え、上からモンスターが降ってくる!ちきしょう!が、今は範囲攻撃がある変形で一部変形ができる!
「ドラゴンブレス!」
そう言うと一気に空気が押し出され、そのまま壁まで押し込んでしまう。
「さすがブレス…だけどまあ…もう少し火とか欲しいね。」
そして前の攻略法と一緒で一気に駆け抜け、やっぱり正面に入り口がある。そして駆け込むj、今度はモンスターが止まらないが!
「龍の威圧!」
そう言うとモンスター達は動けなくなった。威圧便利だな、殺したくないときは特に。さてこのままゆっくり降りていくか…。
ナオサイド
「どうにか超えたようだな。」
「いやいや、まだまだこれからですぞ。」
シーアは画面を見つめ唸っている、状況が見えないので、ハーリスが見えている映像を壁に光で映したのだ。流石、竜の始祖。というより、判断力が凄い。全員が食い入るように見つめていた。
ついでに僕なら1Fの最初で死んでる可能性ある。
「これ、人殺し?ギルドの子、連れて行ったらトラウマ。」
流石のネルもご立腹のようだ。
「私でもこれだと出入り口を封鎖しないと無理です。」
エレノアもいろいろ考えているようだ。
「で、ここはもう普通のエリア?」
今まで法則性から言ったらここは何もないはずだ。
「いや、まだ訓練は半ばだぞ、」
リューネサイド
これで4階か、ラノベだと5Fで初心者ダンジョンは終わりのはずだ。ここは休憩?
『2階でトラップを見たんだ、実践だ!』
そう言うと今度は通路のはずの壁が落ち無数の矢が飛んでくる。暗闇の向こうからしかも、解除不能領域から飛び交う矢なんて、初めて戦闘する子供に死ねというのか?私には効かないが、
コクヨウがいたら死んでる恐れある。ふざけるな!しかもまた…上の壁が消えて…!またか!上からゴブリンたちが降ってきて今度はまたブレス…口が!開かないよく見ると周囲にゴーストが
無数に沸いて、まとわりついてくる。殺意満タンだな!口が開かないとブレスが打てない!ならば無理やり押し通す!体をひねるとそのまま回転しつつゴーストを弾き飛ばしブレスを、全体に
まき散らす。そして、拡散!…しばらくすると周囲一帯はモンスター一体いない空間となった。
「急ぐか…。」
また来る恐れがある、そのまま走り抜け…今度は階段が長いな…。しばらく降りるとそこには…。扉…やっとボス、これで終りだ。
ナオサイド
「シーアさん、これは殺意あり過ぎじゃない?」
ナオはちょっとどころではなく呆れていた。どこのS級ダンジョンですか。無限沸き、妨害付き?そんなの越えれたら一流どころではないわ。
「いやあ、あれくらいどうにかなるでしょ、精霊がいれば。」
………。
「それさ、天丼っていうんだよ。一回で二度おいしい、繰り返すって奴ね、」
「それは初めて聞いたぞ。」
シーアはちょっと済まなさそうな顔をしていた。
「いえるのは、精霊いなかった場合と初心者が全員戦士系だった場合は?」
「そんなの部隊編成のミスだ、帰るべきだ。」
「それをゴーストが足止めさせるんだよね?」
「それだけじゃ無い。ちゃんと嫌がらせをするぞ。」
ナオは椅子に寄り掛かった、力が抜ける感覚がした。
「ボスくらいは普通だよね。」
「ああ、初心者でも勝てるぞ、アイランドエアージェリーフィッシュだ。これの確保にに時間がかかったんだ。」
「何やっての!」
東雲さんの絶叫が響く。当然だ、魔界でもごくまれに山に出るレベル5ボスモンスター。それがアイランドエアージェリーフィッシュ、通称”傘雲お化け”だ。アイランドジェリーフィッシュ
の空中版で全長300mであり空中から触手を垂らし、生物を絡めとって栄養を吸う。大きさも最大で、でるとその周辺も各町で避難勧告が出る大化け物である。これを倒すときは運営のエルフでなく魔王軍の幹部が向かう事に対応している。。
「だって、部屋に閉じ込めてあるからほぼ移動しないし、私は一日一回は捕食するだから安全なはずだ。」
その言葉に全員が遠い目をした。僕もだ。それ安全ちゃう。
「それ、安全っていう意味じゃないし、それだと、初心者の鎧着てても死ぬのだ。」
いくら防御力があろうが、囚われ、溶解液で溶かされる分は機能しない。即ち天敵みたいなものだ。ミーアたちの叫びが理解できる、
「これぐらい勝ってもらわないと、新兵でもないし、これでやっと初心者卒業だと思うぞ。」
「これに勝てれば、勇者楽勝。それ、初心者じゃない、新兵じゃない、意味が違う。」
が、これを見たリューネさんの顔はもっとひどかった。鬼か夜叉を見るような曲がりっぷりだった、
「なんという…大型…私、そんなに嫌われたかな?」
一応形だけでも初心者ダンジョンしていた今までと違い、高さの上限が見えないような巨大なクラゲだった。顔がゆがむのが感覚でわかる。暗殺する気だったんだろう。としか言えない。後でどうしてよう、まずは奴を屠る。まずは元の姿に戻る、そして一気に飛び上がる。そして、近くの触手を食いちぎる!そしてそれを拡散!それだけで…あ…本体の上のほうにもなんか行った気がする。そして、飛び散る触手の跡。薄い本作るならいいのだが、いかんせんこれは緩慢でよくない。そして、手短なつながってる触手をまたも食いちぎる。…これの作業をして1時間ようやく・・・奴はよろめき
それを確認すると一気に中央に行き体当たりして奴を天井と挟む、これで、あの軟体にダメージが入る!そして!そのままクラゲの中に見える管を噛み砕いた。やっと戦闘が終わった…。着地すると巨大なクラゲは地面に落ち、その残骸はもう、動かなかった。
「終わったよね、もう先ないもの。これでいいの?」
その言葉に我に返ったハーリスはタブレットを操作し始めた。そしてダンジョンバトルは終わった。ついでに魔王の役はエレノアなのだがすごく、凄くいやな顔をしていた。何だろう完敗を見せられた気分だ。ついでにシーアはその顔を見て、おろおろするしかできなかった。
「シーア、謝ってこい、死んでも骨は拾ってやる。僕はここにいるとまずいから避難してる。」
「くっ、殺せ!」
その言葉にエレノアが泣きながらシーアの肩を持つ、
「分かる?私があの子に謝りに行くのですよ?あなたも行くのですよ?死ぬなんてイージーモード許さないですよ!」
僕は逃げ出し、子供たちと一緒に審査員席にいた。ついでの勝敗は18対2でリューネさんの圧勝だったと言っておく。ついでにダンマス役のエレノアは終わった後スライムの姿に戻って泣きに来ていた。僕も泣きたいよ。




