4-21 ドラゴンマスターリューネ 初心者ダンジョン争奪ダンジョンバトル
そして、家具とか必要な物を銀貨で買いそろえ、そして、対岸の土地をの話を聞き、誰も所有してない島を確認、そして、ギルマスの使いの者を一か月後に来るように話を付けた後。島に渡り、
そこで…。
「つらいです。」
「仕方ないじゃん。」
地下道をしばらく掘り、調整して制作。余った6万ポイントでダンジョンを組み上げた。…これ、撤退で捨てるんだよな…。いつもダンジョンもどきだった分本格的なダンジョンは
初めてだったんだよな…。ここで初心者ダンジョンを作り、ここにスポナーを設置させ、人がいない所でスケルトンたちを訓練させる、ギルドには”謎の地下空間から不気味な何かがでていた
と言えばいい。インスタンスダンジョンのルールは聞いたので、それに合わせたダンジョンを作ればいい。スポナーのルールは前使って確認したしね…。結局一週間かけて…。
B1F 雑魚沸きスポナー×3設置 ”カルアリ、スライム×2”を設置わざとドアを設置して、知能がなければ開かないようにした。これくらいでも戦闘だから十分怖がってくれる。
B2F 本来なら罠を置いて鑑賞させたいが罠自体がないので、1Fから歩いて簡単にB2Fに来れるようにした。そして、その最奥に”バークボア×2”のスポナーとラフィンスケルトン、すなわち
ダンジョンモンスターを配置、彼らは蘇生できるうえに知恵もあるので、合格なら死んだふりをして、貰うことにした。無論死んでもDPで蘇生する。バークボアはドアオープン条件で設置した。
これだけにした。大方聞いた感じインスタンスダンジョンはこれで大まかな訓練はできただろう。変更点があれば報告聞いて参照すればいい。ダンジョンは出口から入口までつながっていないと
行けなく。出入り口が一個しかコアルーム設置できないルールによりダンジョンのオブジェのほうを壁を工夫し出入り口のヘリに付けて、ドアをつけ後の分は壁で覆って出入り口風にした。ついで
にコアルームに限りスポナーの中立は設置できなかったので、結局予定の2倍以上の出費となった。ダンジョンの1F2Fはボス部屋部分2部屋分がコアルーム付属のオブジェという恐ろしい節約になった。いやあ、私の大きさのルールがこんなことに役に立つとは…。初心者ダンジョンコクヨウの館、スケルトン待機室、これ全部コアルームオブジェである…。部屋の大体1/4を占拠するがこれ…。
タンス一個入ってるだけって感じだぞ。なんだろうね、コアルームって。ついでに空いた空間は私の部屋であり、元の戻った私にとって…初心者ルームはドールハウスだった。そして出入り口だけ後で
手彫りすればいいという。あと私がレベリングすると部屋の大きさが変わるんだけど、前の時にコクヨウの家具は変わらなかったので、あれも変わらないだろう。やらかしてもフォローすればオッケー
って思った。そして完成の連絡をミーアに入れたところ。隣から叫び声が聞こえた。それが第一回ダンジョンバトルの始まりだった。
「タイミング悪いのだ…。ちょうど、魔王軍のほうで初心者ダンジョン完成記念パーティ開いていたのだ。」
「うわ・・・。」
そう、異世界移転者なら、いや、このギルド方針作るなら当然あるであろう、”初心者ダンジョン”その完成記念パーティの日に自分も完成したよといえば当然…。
「私の初心者ダンジョンのほうがきっと新兵が鍛えれるはずだ!勝負を受けろ!」
と、向こうの幹部が大怒りする展開となった。相手はシーア。魔王軍幹部だ。彼女は私がダンジョンマスターになった直後ぐらいに”初心者ダンジョン”制作を依頼された。そこで、3か月をかけようやく完成したのだ。ただ思った。
”なんで新兵?初心者向けダンジョンはそんな軍隊式じゃないぞ。”
口には出せなかった。そこで、お互いの協議の結果一人ずつ初心者を出し合い相手側の初心者ダンジョンを攻略後、お互いを知ったうえで10点満点で点を双方につける。となった。制限は10レベル以下であること。うちはコクヨウちゃんが9だったので、簡単な鉄のナイフを持ってもらい参戦。念のための護衛と視察で、私も参加することになった。相手方はなぜか用意してきた人間の中立3名お互い1レベルだった。付き添いとして同条件であるシーアが子供たちについていくこととなった。が、なんか怪しいんだよな…特に中立の子供。特にあの黒髪の子供。見た事ある。どっかで、引っかかる。向こうも私を見て何か引っかかる。まあ、30分ぐらいで終わるはずのダンジョンなので、向こうはさっさと終わるだろう、宝箱に200DPのランダムアイテムを設定。どうもその部屋にいる全員分アイテムが落ちる仕様と聞いて800DPは覚悟した。ついでに勝利、敗北者共にダンジョンコア破壊禁止。勝利、敗北のボーナスなし、お互いダンジョン内での経験値をすべて無効化、私のほうが入れないので初心者ダンジョンの内部のみ進入禁止制限解除となった。せっかくだからダンジョンバトルを実験しようとなった軽いもののはずだった。無効化した経験値分は自身のダンジョンのポイントとしてはいることでお互いの検証を行う事となった。戦闘はしたくないが、検証という事で受けた。
「大丈夫?」
「いいんです母上。こうして役に立つには十分かと。」
うちには武器はナイフしかないのよ。今度からヒールスライムも鍛えておこう。そして初めて入っただ人のダンジョン…一部屋目は薄暗かった。…なんか