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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
二人のダンジョンマスターの章
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4-13 リーメ君のダンマス日記  鬼ちゃんの職業

「確か、お告げで、”ダンジョンマスター”だっけそれになって、なんか緑の子供たちが猪とか狩ってくれてたんだよな。」

 村長とお母さんと地下室でガルッチとメルッチと鬼ちゃんが椅子に座っている、僕もだけどね、後の、ホブさんとゴブさん達はたっている。椅子が足りないからね。

「うん。それで強くなったからみんなで進化?だっけ?」

「そう、進化だぜ、それで強くなった、実は人間もちゃんと獣倒したりして、条件満たせば進化するんだぜ。」

「へー。」

「それは聞いたことないし、眉唾だねぇ。」

 奥さんの言葉は冷たい。が僕でさえ今でも信じられない。

「実際進化でこうなってる、まあ、人間はここまで劇的には変わらないけどね。」

「そうなんだ。でもこうなると、村のみんなにはどう話すんだい?流石に大きい大人ではごまかせないぜ…。乱暴されると思う奴が多くなるからな。後そのゴブリンだっけ、そいつらはまた来れるの?」

「これは詳しく話しておかないといけないね…。」

 そこからガルッチによる、ダンジョン講座が始まったのである、実際のところこれが人間側にダンジョンの情報が伝えられた初めてでもある。


「そんなすごい能力だったんだねぇ…。」

「僕も知らなかった。」

「ここは片田舎です。で、もう村にゴブリンを出している以上。ごまかせませんが、人間は時としてこういう存在を認めません。ですので、できれば働き手を差し出す代わりに見逃してもらえれば・・・。」

「男たち奪っていったあいつらのほうがよっぽどひどいさ。あんな連中よりアンタラのほうがよっぽど信用できる。そして…リーメの力で生きてるんだって?」

「そうなるんだぜ。で、ここで住むにしても俺たちは見つかれば討伐されかねないと思ってる、あの兵士どもがやってくる。」

「あの領主はいいマネしないからね…男は奪う、物も奪う、連中は鬼みたいな連中だ。」

 村長の奥さんの恨みは大きいみたいだ、実際もう3か月は経つけど、僕たちはもうお父さんは死んだと思っている。風のうわさではほぼ全滅に近い形で痛み分けとなり、国王軍は逃げかえってきたという。そうなると。もうお父さんは…。

「村にもう男があんたと、もう一人しかいないんだよ。もう村もないも同然なんだ…。それで悩んでいてね…。」

「奥さん…。」

 母さんの声も暗い。 

『我々は!メルンスタットから来た徴税官である!代表者はいるか!』

「奥さん!」

 母の声も硬い。あいつらは父さんたちを連れて言った奴らの仲間だ、があの時はみんな止めた…。そしてその前も食べ物を奪っていった。

「行ってくる。くれぐれもはやるんじゃないよ。」

 そう言うと、村長の奥さんは上に上がっていった。

「僕も…。」

 そう言うとみんなで…メルッチと、鬼ちゃんが一緒なだけか…。物陰から様子を見ると、そこには鎧に兜の兵士たちが10人ほどいる。

「これはやばいな…。相棒、頼めるか?」

「何?」

 鬼ちゃんの顔は硬い、その間も外は何か言い争っているような…。

「今年の分は払ったでしょ?」

「いや!今年に限りもう一度払う必要があったのだ!小麦がないなら獣で構わん!。」

「そんなもん食べちまったよ!」

 なんかみんな殺気立っている。」

「俺の職業を決めてくれ、リストは…ガルッチ!

「もう少し、敬意とか持ってよ。」

 と言いつつ、上がってくる。

「職業?戦闘系は、戦士、斥候、魔法使い。狩人。生産は…。」

「いや、戦闘系で頼む、このままだと、俺たちはあいつらに襲われるぞ。」

 鬼ちゃんの決意は固い。なら…。狩人以外は訳が分からないし。

「狩人で。」

 そう言うと…鬼ちゃんが光に包まれる。


名前: 鬼ちゃん(仮)

種族;オーガチャイルド LV1

ソウルレベル:3

職業:ダンジョンモンスター 狩人LV1

Hp122

MP233

STR:54

VIT:82 

INT:102 

MID:85  

AGI:102  

MAG:48  

SP:40

DP: 25000DP(ファクター適応中)

スキル: 再生LV1 鬼の力LV1 身体強化LV1 弓術LV1 投射LV1 解体LV1 鬼迫LV1 鬼拍子LV1 

装備:鬼衣(装備効果なし)



再生LV1   (特異系) 

自分のHPが徐々に回復し、傷が治る。必要DP 5000DP。

鬼の力LV1  (特異系) 

ステータス一つを選び一時的に2倍にする。 3分持続MP20消費 必要DP 4000DP(取得条件あり)  

身体強化LV1 (戦闘系) 

MAGの値分STRを上昇させる、3分持続、MP20消費 必要DP2000DP

鬼迫LV1   (特異系) 

鬼専用。威圧を行うことができる。また、MIDの値の1/10をSTR加えることが可能、3分持続5MP消費 必要DP7000DP

鬼拍子LV   (戦闘系) 

鬼専用。鬼人族の持つ独特の生体リズム。攻撃命中、攻撃回避+1 必要DP 2000DP

弓術LV1   (戦闘系) 

弓の扱いがうまくなる。 手入れ、矢の製作含む。 必要DP 500DP

投射LV1   (戦闘系) 

物を投げることのスペシャリスト。スロウアー含む。 必要DP 500DP


「これでいい。戦闘はできる。武器はまあ、あきらめる。相棒、最悪回避のために言っておく。あの調子じゃあ…あいつら、この村のすべてを奪っていく。」


 キャー!


 外のほうでは、奥さんが押し倒され、兼が向け…そういう間もなく鬼ちゃんが走って

「やめろ!」

 その言葉に全員の動きが止まった。

「何やってる…。貴様ら!」

「あ・・・あ・・・あ・・あ・・・あ・・・・。」

 あまりの恐怖なのか、男たちは止まっている。いや、顔を引きつらせている。

「みんな!避難するんだ!ここは何とかする!」

 その言葉に村のみんなは自分の家に逃げ帰る。その音に目を覚ますと…兵士たちは鬼ちゃんを取り囲む。

「お前ら…俺たちをメルンスタットの徴税官と知っての事か!」

「知らねえよ。俺からいわせりゃ、お前らは野盗か賊だ。剣を抜いた以上、お前らは戦いに来たんだ。」

 兵士たちのお偉いさんの大声に、小さく答える鬼ちゃん…言われた通りにしたものの大丈夫かな?

「そこに直れ!打ち首にしてや…。」

 そういう間もなく鬼ちゃんは、地を蹴り…兵士の足元に潜り込む。そしてそのまま兵士の足首を引き抜き…え?…一気に鎧を着た男を片手で振り上げる。そして…片手でそのまま叩きつけた。

地面にぶち当たった鎧の衝撃ですさまじい音が村中に響く。

「こんなんじゃなかったって顔だな。お前らの覚悟が足りねえんだよ。来いよ、もみくちゃにしてやる。」

 だが男たちは恐れたまま…武器をかなぐり捨て、全力で逃げだした。

「ふう、相手を殺すと相棒には刺激が強すぎる。」


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