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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
二人のダンジョンマスターの章
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4-10 ドラゴンマスター 急成長の対価は気絶

 そして私の手元にはスキルポイントの結晶が10個ある、これを待っていたのだ。そうこれを使ってスキルのレベルアップをする、成長加速系をアップさせて…。

「何ですか、その悲しそうなもの欲しそうな眼は?」

 リーが呆れた顔になっていた。

「レベルが上がらない。これ以上。」

「でしょうね。」


Lv成長LV6    (特異系) 

LVが上がるたびに体が成長し、ステータス全体の上昇率がアップ。スキルレベル上昇率アップ。 LVアップ時全回復 必要DP 成長のみで取得

魔素栄養LV6    (特異系) 

魔素吸収効率アップ。成長+1。 必要DP 成長でのみ取得

 

 ここまでは上がった。使ったSPは4、あと16個ある、え、スケルトン…悩むよね。え?現在コクヨウは犬退治で上げてる。これしかレベリングの手がないのだ。がポイントをそろそろ稼ぎに

行かないと…。

「上がらない理由は?」

「一応魔王城に問い合わせましたが、不明だそうです。最初から10とかでない限り条件が別にあり、それを満たさないと上がらないそうです。」

「うわ、めんどい…。」

 そこまで甘くないか…。がこれで準備は整った。

「みんな、レベリングは中断、私が出るよ!ダンジョン収納!」

「ダンジョン収納!かっこいいと思ってるでしょ?」

「否定はしないな…。」


 そして外には今まで木こりで不自然に広がった平野と…私と一緒位の大きさの木々があった。そう私は強くなったんだ。なら!近くの大きな木を引っこ抜く!おおー楽!…あ、が、体が!

「マスター!」

 そのまま私は倒れ込む。急に全身に痛みが…。

「大丈夫ですか!」

「大丈夫よ、そんな心配な顔しないで?」

 あれ?りーってこんな小さかったっけ?

「いえ!余りに大きくなったので。」

「え?」

「バランス崩したのかと。」「

「痛みだよ?」

「それなら成長痛かと、一気に膨らんだみたいですから。大方レベルアップさせたスキルの効果の成果で。」

 立ち上がってみると、さっきは木と一緒の大きさだった。今はちょっと背が伸びた足きがする。歩行時)首が長い分…遠くが見える。でもちょっと待てこれ逆の意味でやばい!このままレベル

アップを繰り返せば私を見つけてくださいというものだ。しかもこれ、今の身長に掛け算してる。 これはやばい、そりゃあ、どこぞのアニメとかで”龍族は人化出来て当たり前”とか言うわ。

これ100とかになった日には相当危ないぞ。でも普通のモンスターは決してここまで大きくならない。なぜならレベルに上限があるから。50ならそこまでの大きさで止まるだろうし、元々の

身長が10mもないだから、そこまでは大きくならない。が私は違う。大きくなる=勇者飛んでくる。そういえば

「今は勇者っているの?」

「はい、います。一人だけ、通称”S級勇者”です。」

「ふぁ?」

「あまりにすごい実績を持つ勇者の事をそう認証してます。現在それが一名及び、エルフの従者が一名います2名目は選定中です。いずれも魔王を倒した実力者です。」

 そういえば言っていたな。掲示板で…。”魔王は倒されて魔王城(不壊)は壊された。”そんな奴に目をつけられるのはやばい。レベルアップ=死のカウントじゃないですか、やだー。

「そういえば、ファンタジーの定番である、魔法があったよね。」

「はい、使ってみよう。ブレイズとブーストだっけ?」

「はい、いずれも便利です。いや、燃費悪いけど。」

 リーは相変わらずである。

「ブレイズは?」

「ブレイズは、体をちょっと温める魔法です。で、ブーストはちょっと体の動きをよくする魔法です。」

 ふぇ?何そのブレスさえない。

「マスターは一応変温動物でございます。なので寒いのとか普通は苦手なのです。それはもう冬はこたつ背負うくらい。なのですが、そんなに火を焚いたら森は禿げ上がってしまいます。」

 確かに、この大きさだと体を温めるのは一苦労だろう。

「ダンジョンは?」

「ダンジョンはマスターの快適な空間なので、そこはなくても大丈夫です。ブーストは少しだけ体が動きやすくなる効果があります。まあ、一時間10mp、効果威力+1%くらいでは?」

「燃費悪!」

 仕方ない、ブレイズとブースト使っておこう…。もういっちょ打撃、そして拡散!そして…あ…意識が…。


 次に起きた時は…もっとリーが小さくなっていた。今いくつだ?


名前: なし〈封印中〉

種族;始祖竜  LV10

職業:ダンジョンマスター:(LV2)  〈職業封印中、DPで解除可能〉

Hp:6287

MP:422

STR:264

VIT:289 

INT:284 

MID:242  

AGI:11  

MAG:319  

身長:約24.3m(現在単位制定無しのため地球換算)


スキル:鑑定LV2、竜魔法LV1 拡散LV1 (封印中スキルあり32〉

身体特製:LV成長LV7 飛行LV2 単身繁殖(卵生)LV3 魔素栄養LV7 竜格闘術LV2

ファクター:竜 

称号:〈???×3〉始祖の存在 監視対象 大型モンスター(ステータスアップ補正+1) 、隠れオタク、日陰なる少女    

所持金:3275DP、

SP:23


竜格闘術LV2    (戦闘系) 

龍族の格闘技、尻尾、爪、羽、牙。巻きつけLV1、爪LV1、大きく羽ばたく、噛みつきLV1が使用可能 必要DP 7000DP

Lv成長LV7    (特異系) 

LVが上がるたびに体が成長し成長+1。LV6に加え 身体燃費効率アップ。維持に必要な分量が反比例する。必要DP 成長のみ

飛行LV2      (生活系) 

飛行可能。但しスピードは歩きの1/3. 必要DP2500DP

魔素栄養LV7    (特異系) 

魔素を栄養分として生活可能。接触攻撃時 対象のMP吸収し、捕食した扱いとなる。 必要DP 成長のみ 

単身繁殖(卵生)LV3(特異系) 

番い無しで子供を出産できる。成長スピードは普通 子供は継承スキル枠+1 ソウルレベル3+職業設定可能 必要DP 身体のみ。成長可能。


 なんか、いやちょっと待て、今、リーがいて私が寝てるんだよな!という事はこれ、このステータス、大体身長が2倍になってる!

「急にすごい膨らみ始めて、今まで避難してきました。何やらかしてるんですか?」

「レベルアップしたいじゃん、勇者怖いじゃん。」

「が、これはない。私、マスターの下敷きで死なないように、逃げましたよ。」

「ごめん。」

 この状態で現在木の大きさのちょっと上だ、私の頭、まずい、目立つ。

「リー。頼んでいい?」

「はい?」

「ダンジョンの入口を私の真下にしてダンジョンを展開して?」

「は、はい。」

 慌ててりーがダンジョンを展開…本当は展開に掛け声いらないんだ。そして、ダンジョンが開くとそのまま私は落下していった。当然24mの大きさに入り口とコアルームだけが

今までと一緒の大きさになる。当然隠れるには十分だが・・・。


ばごぉぉぉぉぉぉん…。


 落ちれば岩肌、痛くないわけない。痛い、泣けてくる。そして、その音に驚いて出てくる一同、恥ずかしい…。

「ただいま。」

「おかえり…マスター?」

 そして、上からふわりと羽をはやして、リーが下りてくる。

「入口どうします?」

「今はは上のままでドアだけ設置。」

「了解しました。」

 これで隠れることはできた。が出ることできないぞ。

「マスターが巨大になってる。」

「大きい。」

「むしろこの部屋大きくなってる。何事?」

「みんなうるさい。一応、コアルームは、私の大きさ基準らしい。前の大きさが私が見て8畳間位だから、200㎡高さも50mぐらいある。広さ。かなり広い。これは対策立てないと、

外本当に出れないぞ。 問題なのは今は緊急でダンジョン使って避難したものの、このままではこの大きさで外に出る=怪獣として討伐されかねない。戦うのは好きだが、怪獣ごっこは好きじゃない。

しかも…。

「火も吹けない、空を飛ぶのもままらないなら、歩くだけだな。」

 しかもDPは減り、本来回収予定の木々は外に置きっぱなし、回収させるにも、入り口ははるか50m以上。状況悪くなりすぎだろ……どうする?仕方ない。

「SP結晶を売る。」

「それが…売れません。ダンジョンには吸収できないのです。」

「売買可能というのは?」

「まだ開放していないダンジョンレベル3のトレードシステムです。これで、他のダンジョンとDPでの売り買いが可能です。」

「レベルあげるのは可能?」

「使用された条件分は可能ですが、必要DP4000に足りません。現在2075DPです。」

 詰んだ。私の楽々ダンジョンライフが詰んだ。私はこのまま死ぬのか?いや、穴開けて誰か落ちて来るまで待つのか?何もできないまま、受け身のまま死ぬのか?待ってればいいやと言って

何も考えないで死んだのが私じゃないのか?私は…諦めたくない。

「ダンジョンはこのままでいい。ドアを消して…私ちょっと行ってくる。」

 そう言うと飛行を発動する。ちょうど頭だけ出せば…お、ちょうどと良いところに…頭がダンジョンから出ない。ここにきてダンジョン拘束が!うわ―、この透明な壁が恨めしい。が、この

壁、触れるんだよな。そして出入り口のヘリがある。行ける!

「スケルトンたち!ちょっと手に乗って。」

「は。はい。」

 みんなが手に乗る、手の形もそれほど良くないわしのような形だが仕方ない手に乗せると浮遊しその透明な壁と、土壁のヘリにスケルトンたちを押し付ける。

「そこから上がって木をこのダンジョンに落として。後でリーにここに斧を持たせてくる。使えなくなったら、ここから落として、後、人間見かけたら、ここまで逃げて、大声上げること。」

「イエス!マム!」

 そう言うとスケルトンたちは出ていった。彼らは忠誠心あるな・・・名前とか付けて可愛がって…。おっと、つけると、ユニーク扱いで、外に出れなくなる。

「その間に。私はレベルアップしたスキルのチェックを、後…コクヨウ。は部屋にいてね。」

「はい。お母さま。」

 なんか色々態度変わった。そういえば卵は…産んだ時は5㎡だったので、今ではすっかりアクセサリーの大きさ。そういえば

「リー。この卵のスキルって、産んだ後の卵にも影響する?」

「ちょっとお待ちください…そんな非常識な事…あ…う…そうですか。」

「なによ。」

「未検証だそうです。神様曰く。だから上げちゃって、だそうです。」

「うわ、やることまで読まれてる。」

 じゃ、ささッと使って…え…、ま…あれだよね。


単身繁殖(卵生)LV5(特異系) 番い無しで子供を出産。成長スピードは普通 子供は継承スキル枠+2 ソウルレベル3 必要DP 身体のみ。成長可能。


 今度はここで止まった。でも継承スキル枠って?何かいろいろできてる。

「この継承スキルって何?」

「これはあなたのスキルの内好きな物を、同じレベルで継承させれます。本人の資質がいいと子供もよく育つという事です。まあ、生まれがいいボンボンができるんですよ。」

 これは大きい。今の私のレベルはLV成長、魔素栄養共々7、かなり大きい。後…。

「ソウルレベル3って?」

「それは人間と同じくらいの知性があるという意味です。スキルが二つ、ランダムで追加されます。そこには種族にちなんだものが選ばれやすいです。」

「それは楽しみ…。」

 というか、ないと困ったことになっていたぞ、子供が生まれる、スキルなしで子供小さすぎる。がありうるところだった。後は待つだけだ…。

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