4-6 ドラゴンマスター 前提の様子がおかしい
「疲れた。」
「はい、待ちつかれました。」
あれから一日、ほぼ木を蹴っては、折り倒し、そして家の前まで運ぶ。
「ダンジョン展開!」
リーの謎のかっこいいポーズでダンジョンを展開…。そして、私は展開直後、強制的にダンジョン内部に入り…。今はスケルトンたちが、10人係りで木を運んでいく。そして入り口に置けば
そのまま吸収させていく。
「この本数だと、大体…・120DPですかね…。ギリギリプラスって感じですね…。」
ダンジョンを格納すると100DP減る。一日で終わるなら、100で済む。
「今日も一日生きている。…だけだなぁ…。」
「がんばる。がんばって。」
「ありがとう、コクヨウ。」
小さいけど、幼女の慰めが嬉しい。但し、初日にあんなことがあったので、怖くて抱けない。
「後、レベルアップしたみたいですね?」
「ん?リ―が?」
「いえ、マスターが。」
名前: なし〈封印中〉
種族;始祖竜 LV3
職業:ダンジョンマスター:竜(LV1) 〈職業封印中、DPで解除可能〉
Hp72
MP82
STR:52
VIT:67
INT:24
MID:6
AGI:2
MAG:30
スキル:鑑定LV2、竜魔法LV1 拡散LV1 (封印中スキルあり32〉
身体特製:LV成長LV1 翼LV1 単身繁殖(卵生)LV1 魔素栄養LV1 竜格闘術LV1
称号:〈???×3〉 始祖の存在 監視対象、隠れオタク、日陰なる少女
所持金:8200DP
「成長してる。」
「はい、大体…2割くらいですね…。ですからこのコアルームも大きくなります。」
自分にとっては大きさは変わらないが、確かにコクヨウの大きさは小っちゃくなったように見える。
「そして、リーや、コクヨウprprできなくなる。」
「そうですよ、控えてください。後、STRの伸びが恐ろしいですね…。その調子だと10もしないうちに100行くかもしれません。なんか別の補正があるかも、私にはわかりませんが。」
ぬぷぷぷ、これは行けますよ、行けちゃいますよ。
「でもそういえばレベルってあるんだけどこれって、成長するの?」
「はい、成長します、スキルは使いこんでいくと稀に成長します。がいくつかのファクターがあります。現在マスターはファクター(竜)を持ってます。それにより、それに関するステータスは
ダンジョン全体で上がりやすくなります。但しマスターは始祖なのでいくつか制限があります。」
「何それ?」
「進化しない事です。そのため、身体特徴はDPで買って得ないといけません。」
「今の一万ポイントで?」
「はい。またすぐに上げたいときは、DPを支払えば途中までなら上がります。そしてもう一つ進化出来ない事の欠点は”レベルリセットが発生しないこと”です。その代わり始祖の存在は”レベル
上限が存在しない、不老”の二つがあります。」
「DPでのレベルアップ限界は?」
「大体3です。大まかに、いくつかは上限がもっと低いですが、…。」
じゃあ、10はよっぽどえぐかったんだ…。あれ?なんで10の話してる…今?ま、まあいいや。
「なら成長の関連するものを取ってしまおう。LV成長見せて。」
Lv成長LV2 (特異系)
LVが上がるたびに体が成長、、STR上昇率、密度の上昇率がアップ。 LVアップ時HP全回復 必要DP 1250DP(ファクター適応済み)
Lv成長LV3 (特異系)
LVが上がるたびに体が成長し、STR、VIt、密度の上昇率がアップ。 LVアップ時HP全回復必要DP 1750DP (ファクター適応済み)
Lv成長LV4 (特異系)
LVが上がるたびに体が成長し、STR、VIT、MID、スキルのレベルアップ上昇確率がアップ。LVアップ時HP全回復必要DP 3250DP(ファクター適応済み)
Lv成長LV5 (特異系)
LVが上がるたびに体が成長し、AGI以外の上昇率がアップ。LVアップ時全回復 確率に応じてSP入手あり、 必要DP 6万DP(ファクター適応済み)
「5が凄い効果になってるね…。後このSP関してって記事があるけど?」
「スキルポイントです。これはスキルを表から選び一つとれます。自身の持っているスキルのレベルを1上げるにも使えます。現在スキルポイント制度があるので、10レベルになると一つ得ることが
できます。そしてこのポイント実は…。」
「何?」
「実は!トレードおよび譲渡可能なのです。」
「ふぇ。」
「正確には結晶化します。そして、それを使った取引が可能です。DPのないマスターへの救済策ですね。」
これ相当重要ではなかろうか、部下を育てて、私がスキル無双できる。これはうまうまですぞ。
「ついでに私もそれでスキルを得ることができますし、それによって機能が増える場合もあります。」
「そうなんだ。。」
「但し、いくつかには”そのスキルを持っていないことが条件”が存在するので、必ずしもいいとは言いません。}
「それでも利点が多そうだ。」
「あともう一つ成長に影響するのが魔素栄養ですね。」
「魔素?」
「はい、今の状態はダンジョンにいる限り魔素を食べています。本来はその体維持するのに大量の肉と、野菜、そして、木が欲しいです。」
「木も食べるんだ。」
「はい、雑食です。」
「ですが、その足りない分をすべて、魔素でカバーしてます。今は、ダンジョンではみんなが空腹を感じない程度の魔素が供給されています。では魔素栄養を見てみると。」
魔素栄養LV2 (特異系)
魔素で食事ができる 空腹は感じない。必要DP 500DP(ファクター適応済み)
魔素栄養LV3 (特異系)
魔素がうまく感じる。粗食とは言わせない 成長時ランダムでステータス1アップ 必要DP 1250DP (ファクター適応済み)
魔素栄養LV4 (特異系)
魔素を体に充満できる 魔素のテイスティングが可能。成長時ステータスランダムアップ+1が2項目。必要DP 1750P (ファクター適応済み)
魔素栄養LV5 (特異系)
魔素を効率よく吸収できる。LV4に加え 魔力濃度感知可能 必要DP 2万DP(ファクター適応済み)
「これも5から凄い成長するね。」
「はい、普通の人間は4ないし3で成長が終わります。5ともなれば伝説であり、6は勇者しか現在確認されていません。また魔王軍では幹部が持っていますね。」
「何か魔王軍凄いね…。」
「はい、ただまあ…あれですけどね…。」
「なに?」
「言わない方がいいかと。ただこれもファクターの影響を受けてますな…。半額になってます。」
「後のも、きっと減額されているのかも。これはうまい。そういえば経験値とかレベルってどうやって上がるの?」
「基本的には、戦闘です。経験と名がつく通り、”体験したことの成果度”が経験値ですが、もう一個あります。それが魔素です。魔素の中にある経験を吸うことで、経験値を得ますが、これは
”生きている生き物が死んだ時、放出されます”。」
「あれ?私木を倒してただけだよ。」
「はい、木も生物扱いです。ちゃんと呼吸しますし、栄養も地から吸います。光合成もしますが、あれは生命です。」
「そうなんだ。大自然って偉大だね…。」
あれが全部経験値、うまうま…。いやここDP稼ぐ以外なら大丈夫じゃないかい?ならまずは私のレベリングだー。
「なら、しばらくダンジョンはこのコアルームでリーを守るだけになるから、開設しないよ。こっちが木を簡単に倒して、周辺を開拓する。ただ…気をこっちに持ってくるのは。」
「木が死ぬのは”抜けた時”になりますのでマスター以外のレベリングにはまず…ダンジョンを開設したまま スケルトンや、コクヨウが木を倒さないといけません。」
「仕方ない。けどよく考えてみれば、モンスターとかってどこにいるの?」」
「いえ、この世界にはダンジョンマスターが作る以外はいませんよ。」
…。
「だって怖いじゃないですか、そんなモンスターが街を闊歩してたら。」
「なんか前提おかしくない?私たちモンスターよ。」
「はい、モンスターですよ、当然。私もですけどね。」
「でなんで、そいつがモンスター全否定するのよ。」
「私たちダンジョンマスターが出すモンスター以外いないという事です。」
「という事はレベリングには。」
「動物を倒す、木を倒す以外ないです。動物には当然人間が含まれます。」
「ぎゃぁぁあーーーーーー!」
どうするんだよ、このままじゃじり貧以下だよ!何か、モンスター探してゴブリンいればいいや、そんな甘くねぇじゃねえか!街を襲うか、こっちが死ぬか、基本二択になっちまうだろ!
「ゴブリンを操っている鬼のマスターの位置も自分たちは把握できません。ご安心ください。ついでに魔王城も把握できません。さらにご安心ください。」
「安心じゃねえ!不安だよ、DPすぐになくなっちゃうじゃない!」
ダンジョンは大きさとトラップでどうしようもない。モンスターは偵察に使えない。どこのバトルシナリオだよ…。考えろー。
「二つ考えられる。一つは、このまま木を倒して私がレベリングして、このダンジョンを文字通り”家”として使う。一つは、ここに固定してみんなを鍛えるっていう手。」
「問題があるとすれば”私たちのレベリングは”マスターの力にはなりにくいです。でもう一つの”家”は、大きさが問題です。マスターの体格に合わせるので今だと20mの高さが欲しいのです。」
「うん…。」
「ついでに外で建築する際は地下に埋設するので、地下が広いスペースが欲しく、階段をかなり大きめにしないといけません…。」
うーん、ちょっと待て…。そうだ!
「まず、DPはしばらく保存。で、まずはアイテムガチャをする。」
「へ?」
「1000がいい。100DP×11でしょ。」
「はい、そうなってます。Eでいいので?」
「うん、Eのほうがいい。」
「ではいきます、おいでませ、アイテムガチャ!」
そう言うと、小さい…いや自分には小さいだけか…。
テーブル(木) 20DP 木の器 20DP
傷塞ぎ草×1 15DP ギザギザ石の刃物 40DP
コルナッツの実 5DP 城詰草 40DP
木の斧 45DP 硬いパン 5DP
石のナイフ 15DP 石の矢じり 55DP
鉄のナイフ 220DP
「これはまあ、外れですな、しょっぱい。」
「ビンゴ!」
「は?」
「よし!よし!よし!行ける、勝つる、大喝采!」
つい小躍りしてしまう。おっとみんなごめんね。
「な、なにが?」
「とりあえず全部登録!」
「は、はい!」
「で、木の斧を量産。」
「木の斧?」
「見てみるといいよ。言った意味が分かる。」
木の斧:45DP
TIPS:エルフたちが使う斧で自然に優しい一品。木で木が切れるのか?そんな疑問はこの”鉄並みの硬さを誇る”オーツの木が解決!鋭さ、重さはエルフたちが死ぬ気で調整した、一品、
ただし木を切った後に研ぎなおすことはできない。耐久力はそこまではない。
「これは…。」
「これは拾い物!だけどそうでないにしても”一回使えるだけのアイテムもDPで作れば量産出来る”だから、使って吸って、使って吸って。これで、木を切ってきてもらう。スケルトンは寝る必要は?
「いえ、ないです。」
「うん、それでみんなにレベリングついでに木を切ってきてもらう。で、リーは寝る必要は?」
「はい、あります、徹夜は可能ですがお肌のために睡眠は要求しますし、食べ物もいいものあるなら要求です。」
「弓は…無理かな…。鉄のナイフはいずれみんなに配布したい。木材加工用で欲しい。」
「分かりました。回収が660DP、そして、45×20で900DP失います。でこれを持たせて。」
「私はここで寝てる、あっと卵って今産める?」
「はい、凄い痛いでしょうけど三日ほどかけて産めます。後…卵がかえるには2か月、そして、産むのができるのが一年に一回です。」
「結構かかるわね。、その間みんなお願いね。」
「了解いたしました。お前たち!この役立たずのために働いてやれ!」
「それは口が悪い以下じゃない?」
呆れながらも私はうずくまった。
名前: なし〈封印中〉
種族;始祖竜 LV3
職業:ダンジョンマスター 〈職業封印中、DPで解除可能〉
Hp72
MP82
STR:52
VIT:67
INT:24
MID:6
AGI:2
MAG:30
スキル:鑑定LV2、竜魔法LV1 拡散LV1 (封印中スキルあり32〉
身体特製:LV成長LV1 飛行LV1 単身繁殖(卵生)LV1 魔素栄養LV1 竜格闘術LV1
ファクター:竜
称号:〈???×3〉(不明、DPで購入可能) 始祖の存在 隠れオタク、日陰なる少女
所持金:7025P




