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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
始まりの魔王 高橋直の章
51/1804

外伝 東雲惠の魔界探訪 ナオのログハウス

「これでフィニッシュ。」

 惠の光の矢が巨大なクマの額を貫いた。

「ガルビア熊も一撃ですか。」

 ハーリスは驚いた顔で、惠を見た。ついでに嘉は、ネルについていき交渉のサポートに出かけていた。向こうで一日でもこちらでは一〇日、なので、数日はこっちに帰ってこないはずだ。が

「やっぱり怖い。」

「こんな楽そうでも?」

「だって、こんなに爪が大きいじゃん。」

 ガルビア熊は森にすむにしてはめづらしい”爪が体の半分の長さもある”クマである。ついでに腕力が凄く、木を折り倒して攻撃もする。極めて乱暴な生き物である。

「やっぱり勇者は規格外ですね。もうレベル10ですか。」

「今は味方だよぉ。」

 ケイの声は明るい。

「そういえばヨミさんはいつ帰るの?」

「あとこっちの日数で大体、五日ですかね?場合によっては10日。」

「結構かかるね。」

「ちょっと休憩しつつ説明しましょう。」

 そう言うと、惠たちはネルの園に転移させられていた。

「ここなら安全です。さて…ちょっとイスとテーブル。」

「お茶請けとお茶でいいかな。」

「何でもいいですよ。」

 そう言うと惠はペットボトルのお茶と、自分の愛用カップ、そして、軽いお菓子をテーブルの上に置いた。何気にこのDP購入は旨味が大きい。ただ、これ制限があって”この世界で作れるものは除外する”という項目がある。思いでの一品は壊れているなら、またはスキャナーで登録したら作れる。そのせいか”学生服”は作れない。冬服は季節外だったので作れるってなった。DP5万とか7万使うけど。

「この世界は実はあなた方のいた地球より4倍大きく、日の流れが大体2倍になっています。そのうえ季節もそこまで差はありません。」

「すごいね。」

「でここは実は時間の流れが違い、こっちのほうが速いのです。」

「そうなんだ。」

 って事はこっちにいればレベリングもできるから、レベルアップも勇者より早い?

「しかも向こうはこっちに比べ、生物の睡眠時間が大体2倍、起きてる時間も2倍です。」

「という事は?」

「普通の365日であるこっちの周期で10倍のスピードのダンジョンと、向こうの730日周期での一日があり。大体時間感覚としては20倍の差があります。」

「すっごい差だね。」

「なので、部下の皆さんとかはこっちで普段暮らしています。こっちの方が時間が有効に使えますからね。」

「確かに。」

「ただし、向こうが世界の中心ですので、最終的には向こうで戦闘することになっています。そこは理解してください。」

「分かりました。」

「また、マスターの任意で、時間の流れは変更できます。なので、本来はリハビリルーム作るべきなんですが…あまりに差があり過ぎて作ると損というか…。」

「分かる。」

 だって無駄に聞こえる。

「なのでこの状態維持です。まあ、一応法やってまったり時間を過ごせるので楽には楽です。」

 そう言うとお茶請けのチョコレートをハーリスは口に入れる。

「そういえばダンジョンコアって食べ物食べれるの?」

「基本的には、機能を削除しない限り、ダンジョンモンスターは全員ダンジョンとダンジョン領域では食べ物を食べなくていいのです。」

「そうなんだ。」

「ただし、食べたほうが成長率がいいので、食べること、できればおいしいものとかを食べることを推奨しています。」

「へえ?」

 そんなのあるんだ。食べるがいいねえ…。

「異世界のとか、後”魔”とか”神”が付いていると、食べたものに何かいいことがあると言われています。例えば、特産の塩は”魔塩”です。ダンジョンの魔素が大量に入った塩です。」

 へえ…。

「で、これは魔力の覚醒を促すのではと考えてます。魔法使いが増えるって奴です。」

「それは凄いね・そういえば、お茶請けのチョコは…。」


 異世界のミルクチョコレート。 2200DP

 TIPS:異世界の思いが詰まるチョコレート。後世において再現に魔素を使う関係上極めておいしいが、極めて博打的な身体効果を及ぼす。食べ物効果が上がり、リスク効果も上がる。すごい甘い。

 

「何なんですかこれ?」

「これあれよ。もとは興奮剤だっけ、あとば媚薬はコーヒーだっけ?そういう効果があって、慣れるとおいしいし、肌にもいいのよ。」

「…なんかすごい効果ですね…。」

「人間の食欲をなめてはダメよ。」

「覚えておきます。」

「だとするとあれが危ないかも…覚えておこ。」

「何なんですか?」

「いやあ、エナジードリンクってあるのよ。私はテストある時に飲んでたんだけど…。あれ、あまりにが効きよくて飲み過ぎると危ないってやつなのよ…。」

 よく部活で試合前に飲んだなあ…。効くんだけどあれ頭痛くなるんだよね…。

「ちょっと検索かけてみますね…スキルで…。」

 スキルって結構万能だな…。

「えっと上位知識の薬学と健康学の6で、ハイパーエナジードリンクがありますね…。これの効果次第って感じですね。効果は、高カロリー圧縮ドリンク?」

「いや、カフェインとだからもっと最強のパターン、」

「何なんです?そのお化け…。」

「それだから差があるのよ。」

「気をつけます、」

「そういえば、進化ってどうするの?」

 私のレベルが10になったのでランクアップ可能なんだけど、それはどうも…止められているらしい。

「連絡はナオにしたのですが、まだ完成…。」

「やっとできたー。」

「ナオ君!」

「やっとできたよ。頑張った。」

 そう言うと二人はだきし…

「うん、ゴーストだったね。」

 おもいっきり空をお互いつかんでしまった。いやあ癖って恐ろしい。

「で、何作ったの?」

「うん。デュラハン。」

 デュラハンは有名な亡霊の一種で首がない事で有名である、騎士の亡霊とも言われており、剣の達人であることが多い。

「で、そこから先も作ったけど、材料で、ゴーレムを全部使っちゃった。」

「うんうん。」

「だから、変身してよ。」

「分かった、お姉ちゃん頑張る。」

「マスター。これはいつもの調子何ですか?」

「二人だとこんな感じ。いつも。」

 ナオはさも普通に答える。

「これで流されちゃうのが欠点なんだよね。」

 この人もノリがいいのか…。という間もなく…。系の体は光に包まれ…それは…鎧を?…外見はほぼさっきと変わらないな。服と後カバン。首もあるな。中にはスマホもあるし…。

「これがデュラハン?」

 

名前:東雲しののめ けい

種族 デュラハン  LV1

職業:賢者LV10 勇者LV10

ソウルレベル:4

Hp520

MP642

STR:322(+644)

VIT:273 (+222)

INT:242 (+455)

MID:422  (+4285)

AGI:212  (+8200)

MAG:793 (+4200) 

DP:95億億DP

状態:共鳴憑依(火の大精霊、光の大精霊)


スキル:溜め攻撃LV6 攻撃魔法LV3 支援魔法LV5 回復魔法LV2 勇者の力LV2、

鑑定LV2、収束LV2 魔力体Lv4 分離LV1 スキル譲渡LV1

称号:賢者 異世界からの来訪者 元勇者、記憶保持者(2週目)ナオ君のお姉さん(???)

所持金:1万DP(DPショップ権限、購入”すべて、スキャナー、売却”、トレード、財布上限、500万DP)

装備:異世界の服(学生服) 異世界の靴 異世界のカバン(小物入れ付き)


攻撃魔法LV3 (魔法系)

攻撃魔法LV2に加え、罠矢、分裂矢が使える。上位魔法。

必要DP9万DP(要魔法大学LV6)

鑑定LV2  (生産系)

鑑定する能力 LV×2項目鑑定可能、じっくり見れば人物のステータスが出る。 必要DP 4000DP

回復魔法LV2 (使用系)

LV1加え、ロングヒール、抵抗力アップの2つがセット。 上級魔法 必要DP 6万DP  

分離LV1   (特異系)

体の一部を分けて行動可能、取得時に位置を設定する。共鳴憑依状態なら、体の一部は共鳴憑依対象に操作させることが可能。 必要DP 4000DP

収束LV2   (特異系)

効果の一部を収束させる。最大2項目 項目ごとに独自倍率を持つ、最大30% 必要DP7万DP

スキル譲渡LV1(特異系)

自身の持つスキルを一つ選択し、対象に与える。そのスキルの必要DPの10倍のMPまたはDPを払わないとそのスキルは再取得不可能 必要DP 4万DP


TIPS:首を斬られた亡霊騎士とか、有名武将だったとかいう話がある亡霊。基本的に強いが油断するとポルターガイスト(騒霊)と勘違いされがち。時々魔眼を持っていたり多芸だが、基本顔が盾の場合もあるが。弱点。


「ふと思ったんだけど、変にステータス高くない?」

「それはね、お姉ちゃんがナオ君の為にハッスルしてるからだよ。」

「そうかーハッスルか―。」

 本当は勇者のレベルアップ補正がゴーストでのレベル、賢者のレベル、勇者のレベルで全部に引っかかったうえにさっきの話だと食べ物の影響してるみたい。そのボーナスが全部固まってる。

ちゃんと使いこなせるようにしておかないと。

「後、このスキル譲渡って?」

「うん、ナオ君にこのスキルならスキルとか渡せるかなって思って。で、取ってみた。」

「買えたの?」

「すごいですね…私の購買リストにはありませんでしたよ。」

 ハーリスは感心してるようだった。このスキルは前の冒険の際にスキルを譲るように3人がとった思い出のスキルだ。みんな一緒だって言ったのを覚えている。

「そこは勇者の特典みたい。」

「流石勇者。お姉ちゃん、凄いね。」

 そこで光るナオ君のショタ笑顔!グッド!

「やっぱりナオはええのぉ。」

「ケイさん!顔、顔!」

「おおっと。」

 危ない危ない、ナオのかわいさは相変わらず、危険水域だ。

「でも思ったんですけど勇者ですよね?」

「うん。」

「鎧とかつけないんですか?」

「付けてたよ、昔、軽すぎて着てる気がしなくて、、男に間違われるからやめちゃった。」

 かわいくないから…という本音は隠しておこう。

「お姉ちゃん、あれ、5人係りじゃなかったっけ?重さ。」

「気にしたことない。」

(もしかしたら、惠さんもナオと一緒で大概かもしれない。)

 ハーリスがジト目で見てる気がしてきた。

「だからこれでいいんだよ。それに今度は魔力体のスキルあるから、脱げないし。」

「脱げたことある?」

「昔ね…木の枝とか引っかかるし、」

「わかるー。」

 木の枝に引っかかって(ひっかけて)ナオ君にチラチラっと見せてみたが、効果なかったんだよね…。あれは教訓だった、大事な学生服は破るし、直せないしってなっちゃった。服は着れるし、物理攻撃は効かないし…。魔法は効くけど。なんかすごい感じになってきたな。なんか勇者の頃より今のほうが強そうなんて…なんかちょっといじけちゃうな…。

「あ、そうだ、ユーちゃんのところ行ってみる。」

「なんで?」

「試したいことのあれ、できたんだ。」

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