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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
始まりの魔王 高橋直の章
39/1806

3-11 コアという伴侶の前に会議せざるを得ない

「というわけで緊急会議。”ほぼ第一回しかないであろう。コアちゃん命名+種族どうしよう会議。」

 その声に全員がまばらに拍手する。いつもの僕の家、ネルの園内にあるログハウスに全員来てもらっていた。

「えっと、来てみたもののよく分からないんです?」

 エレノアもさすがに不思議そうな顔をしている。全員と言ってもこのダンジョンの幹部である、エレノア、ネル、ヨミ、シーアの4名が来ている、アラクネさんは命名後に呼びたい。。

【今まで貯めていたDPをいざ使うに際し、私がマスターに命名及び、肉体を作って欲しいとお願いいたしました。そうした所。ずっと計画していたものの悩み過ぎて頭痛い。との回答を頂きました。】

「そこでみんなの意見を聞きたい。」

 全員を見渡すが、理解できていない顔だ。

「命名は流石にナオがしてほしい。」

「それは分かっているけど、せめて種族決めようよ。そこからでないと付けれない。」

「と言ってもあたしもよく分からないんだよ、コア、なんか候補ある?」

【大体、女の子なのは決定です。できれば幼女枠をいただきたいです。】

「そういう事じゃなくて、」

「私も楽しみだけど幼女枠はあざとくない?」

 ………。あれ?

「神様?」

「まあ、もっと本来は上なんだけどね。ヤッホー。来ちゃった。」

「えっと?誰?」

 エレノアは気が付いているようだ。ネル、ヨミは不思議そうに見ている。シーアも顔が固くなっている、この二人は会ったことあったんだっけ?

「ダンジョンを作ったこの世界の開発者。」

「へ?」

 その言葉に慌てて女神の顔を見る。…実際完璧美人であり、かなりフランクだがその奥にある冷たさも見てわかる気がした。

「よろしくね。せっかく最初のコアの名づけに立ち会いたいと思ってね。後、ナオ、やっぱりやらかしてくれたわね…。」

「何の事でしょう。」

「まあ、DP収益優先しすぎて、ほぼ全部買い占め可能なのよ、ルールとか全部、で…マイナス方面買う必要性なくなっちゃった。まあ、今後はジオフロントはあなた以外制作不可にする。でないと危ない。」

「でしょうね…。」

 分からないわけでもない。

「次の予定があるんですか?」

「それは秘密。」

 流石に恐れ多いと思ったが椅子に座った段階で、どう対処していいのかわからず、二人はおろおろナオと女神を交互に見ていた。

「で、種族ねえ…。あ、今は、普通の参加者でいいわよ。」

「は、はい。」

「神様なんていたのかよ、爺さんの与太話だと…。」

 お互い信じられない顔をしていた。

「とりあえず、候補はある?」

「こうは…いくらでもある。狐耳、天使系、ここは素に帰って普通の人間、魔族、猫耳後メイドロボに…。」

「まあ、絞り切れてないわね。せっかく来たんだからちょっと円滑にすべく…。これ。」

 そう言うと、ログハウスの壁にいくつもの絵が映し出される。

「これが、狐耳、これが猫耳、で、これが天使系、で、人間は抜くけど…。魔族は目の色ね、後メイドロボはこんな感じ。」

「よく分からない。」

「というか、なんで全部女の子なんだよ。」

 ヨミも呆れていた。

「本人希望で、制作するとこんな感じかな…。」

「え?」

「あまり言ってないけど、ダンジョンとかのモンスターのフレーバーとか後モンスターデザイン、全部この神様だから…。」

「大体要望叶えつつだと、こんな感じね…。」

 ネル、ヨミ、シーアはもう顔が青ざめていた。

【希望としては、機械的な側面を有するので…。】

「ただ、材料としては、メイドロボは技術レベル、素材全部無理だと思う。全く足りない。」

「一応そこだけ特例にするでもいいんだけどね…。」

「いくつかの選択中から選ぶか、または種族初期で固定でもいいかもしれない。本来は声だけの存在が多いからね。」

 会議が主に二人で進行していく。

「確かに…。そういえば種族はどうする?」

「天使かサキュバス、または小動物系でいいと思う。ペット系好む人もいるし。」

「それなら、天使系で、悪魔は何となく幹部行にしたい。」

「了解、悪魔系は素材無いからね、この世界に。」

「分かった。」

「で、名前はどうする?」

 天使で名前、コア…中心、ハート…。

「ハ―リスでどう?」

【ハーリスの名前、頂きました。このハーリス、一生ナオ様にお仕えします。】

 そう言うと、ログハウスに椅子が一個増え…その椅子の上には8歳ほどの金色の輝く髪をした幼女が座っていた。

「改めてよろしくお願いします。皆さんもよろしくね。」

(これでナオ君をクンカクンカすることができる!)

 なんか一寸ハーリスが悪い顔をした気がした。

「皆様のサポートしていきますので、これからもよろしく。」

「そういえば聞きたいんだけど、動けるようになると何か変わるの?」

「いくつか変更があります。一つは私が動けるようになるので、敗北条件が”マスターまたはコアが死亡”に変更されます。但し私自身はダンジョン外に出てもダンジョンがするようになり機能停止

しなくなります。またサブコアを残機として私が蘇生可能になります。この場合はサブコア含むコアののすべての破壊かマスターの死亡になります。この時逃げたり、戦闘することが可能となります。」

「ステータスみると HPとか無いけど。」

「はい、回復魔法等は効かない代わりにHP.MPはDPを用います。攻撃を食らった場合はDPが減るようになります。INT、MIDは基本的に無制限成功となります。程度に関しては的確に

皆様の疑問にお答えいたします。職業を設定していただき、私が職業レベルが上がった際にはそちらの方に特化いたします。また、ファクターによる特化も性能に関係するようになります。」

「結構育成できるような…。」

「と思います。また基本どの状態でも無生物として扱われ、また腐食等の効果も受けません。」

 確か今…DP73億とか言っていたよな…。死ぬ気ないな…。

「ふむぅ、いいんじゃない?」

「かわいい。」

「それは言える。」

「後ナオ君、そろそろ魔王城作ってね。後ダンジョンもできれば人には入れさせるもの作ってね。」

「実はそういうの苦手で。」

「一応オートモードという”ダンジョンコア”に投げっぱなしもあるけどおすすめはしないわ…ただしまあ、ちゃんと条件は守ってね。」

「だからそういうのが…。」

「楽しみにしてるからね。じゃあね。」

 そう言った瞬間女神はいなくなった。

「すごい…訳が分からない。」

「だねえ…何も言うことができなかった。」

「相変わらずですねぇ・・。」

「エレノア?会ったことが?」

「私が作られた時に一緒におりまして。あのようだったと覚えているのです。」

「私も作られた時にはいました。」

「私も…そうです。」

 エレノア、シーア、ハーリスはしみじみとした顔で…ハーブティを飲んだ。

「さすナオ。」

「さすナオ。」

「いや、だからその辺はいいって。」


名前:ハーリス

種族:ダンジョンコアLV8 始祖の天使

職業:未定

ソウルレベル:コア(特殊固定)

HP:DP

MP:DP

STR:22

VIT:42

INT:――

MID:――

AGI:24

MAG::――

DP:0DP


スキル:なし

称号:世界初の自立ダンジョンコア(HP.MP,INT、MIDは特殊のため、数値参照できず、消費はDPを用いる)始祖の存在、神の僕、ナオの下僕 

所持金:なし


 次の日にはルールを買いあさり、大陸周りの海をほぼ収益がないらしいがダンジョン領域にしていき、73億の使い道を考えていた。とりあえず+買える方面は買っておこう。


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