11-26 ナギサの道 復讐の終わり
「主。」
「月宮。」
「マスタぁ。」
「レイジー。」
「終わったよ。」
空から徐々に大野たちが降ろされ…。城壁まで降ろされてた。そして私も城壁に戻ってきた。
「お疲れさまでした。」
「疲れました。」
私はゆっくりと…レイジーが出した椅子に座る。
「仇か…。」
里中がつぶやく。
「私もこっちに来て、兄上亡くすまではそんな考えだった。復讐は愚かで、しても意味がないと。だけど力があって、誰もそれに手出しをしないなら、そんな悪を許す自分のほうが嫌だった。」
「うん。」
「わたしがわたしであるためにやった。でいいんだと思う。でも強く見えた?」
「すっげぇ!」
大野君は興奮した様だった。メルは…いやこっちを見る目が輝いている。
「私が、ダンジョンの最終防衛ラインだからね…。」
「そこまで強いなら…。」
「エレノアさんの意見もわかる、あの世界が見えて、備えた時と突然は違う。人はそれを見て対策立てるのよ。きっと来年のバトルはもっとみんな強くなってくる。」
そう、分かっている目標は目指しやすいのだ。あの映像を見て志あるやつは、きっと対策を立ててくる。だから。
「あんたは出るのですか?」
「ううん。でないと思う。生きている分は…魔王であることも、バトルも必要ない。、それにまだこれは完全じゃない。」
そう、まだいろいろ全部レベリングが残ってる。
「バトルって何かあるんですか?」
「一応、神様が行った。一年に一回魔王同士が強さ決めるバトルをするの。それが魔王バトル。食べる?」
私はDPで作った菓子パンを大野君たちに手渡す。
「これ…あれだ!あんた!」
その外見にあることを思い出す。
「何?」
「このジャムパン。あんたが出したんだな。学校の食糧。」
それにナギサはニコッと笑った。
「これ、兄上と思い出のパンなんだ。兄上が疲れた私のために買ってくれたパン。癖でつい出したけど…消すに忍びなくて…。」




