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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第9章 勇者48
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11-10 ナギサの道 空を見上げる

「かなり大きいです。まずこのレベルと経験値と戦闘実戦は必ずしもイコールではありません。またあなたもわかるとおりステータスに劇的な差があろうとも、覆す手は存在します。なので、レベルは絶対的な信用にはなりません。が、必要とされる力は小さくなり、利便性はあります。…向こうは殺すつもりでやってるはずが、休戦のようですね、さすがケイの防御を破るには至りませんでしたか…。」

 エレノアの声には熱が籠っていた。惜しい何かを見る…感じだった。

「防御?」

「売りは防御なのですよ。しかも受け流す範囲が大きいので、決して攻撃が売りではありません…。」

 あんな無茶苦茶火力高いのに、防御型とか?勇者としても違い過ぎる。

「あれだけ火力あるのに?」

「エレノアも一緒で火力より防御志向なのですよ。リューネが攻撃型でもなく、あの人も支援で、唯一、コクヨウだけが攻撃多めの編成ですね…。」

 攻撃型が少ない…。で、あの強さ?

「だからこそ期待しているのですよ。で、それで後はもう一つは実は勇者を目指すなら、一択でして…職業は。」

 はい?

「戦士を極め勇者になりたいと、この像にお祈りしてください。」

 そう言うと小型の神像を取り出す、よく分からないが、刀を極め、いつかは勇者にもなりたい。

「で、完了です。後はあなたの努力次第でその地位まで行くでしょう。ただし、これに称号はつかないので、注意してください。が、普通に言ってその辺の勇者よりはあなたのほうが強いのですよ。後、魔族の特徴は、実は付けられない特異系の数が極めて少ない、身体的特徴がない場合付けれないというスキルが多いのですが、その数が異様に少ないのが魔族の売りです。コクヨウ並…ですかねえ…こちらもリューネに許可取ってきて、貰ってきました。後スキルはスキャニングさせてもらうので、現在共用化処理中です、向こうのコアと会話の上、あとDPもスキャニングの代金としてお支払いします。貴方がどう強くなりたいのか、思い描きながら修練を重ねてください。」


名前:≪斬殺≫三日月渚沙ミカヅキナギサ

種族:魔族LV43

職業:ダンジョンマスターLV10 戦士LV1、≪戦士LV1≫、≪刀士LV43≫

Hp:492

MP:743

STR:744

VIT:233

INT:322

MID:463

AGI:222

MAG:746


スキル:三日月流皆伝LV2、格闘技LV6、学習LV6、防御LV10、打撃LV4、一撃必殺LV9.加速LV4、教示LV8、魔素栄養LV9,竜格闘術LV1、闇魔法LV7、鑑定LV6、魔力変換LV7、鑑定LV10、家事LV6、生活魔法LV4、忠義の一念LV10(主君無し)

身体特徴:詠唱LV1、魔力操作LV1

称号:異世界からの来訪者、三日月流師範代 記憶保持者(2週)元刀士、元従者 真面目、剣術少女、歴戦の魔王(LV上限+10)、大魔王+10、地下室の関係者、月光の遺志を継ぎし者(???)、≪斬殺≫

所持金:1億826万4千DP 銀貨15枚

装備:皮鎧、ドワーフの打った刀、


三日月流LV10   (戦闘系)

 刀技の一種 上位戦闘術、転閃、払い斬月、連携払い斬月、連携転閃、反し3撃が使用可能。 

 取得は教示のみ 必要DP 特殊。


三日月流皆伝LV2  (戦闘系)

 刀王の一種 超位戦闘術、居合わせ、が使用可能。 取得は昇格以外不可能 必要DP 特殊。


 加速、打撃は門下生、必殺は兄上の技だ。防御は私。今でも反し3撃は攻防一体の技で如何に一撃を決めるかという江戸初期から伝わる剣術の流派だ。まあ、おんぼろ道場だが門下生のいくつかは、警察にも師範で行っていた。ケイさんの訓練前にコアに言われ、つけておいた。

「ですが、初めて見ました、教示で伝える以外継承できないスキルとか…。後、この必殺は、スキルで、連携の数を増やすと火力が上がりますね…。後、あなたが頭で、経験値を魔石にすると思うと手元に魔石が出てきて、あなたのレベルが下がります。それで、レベルの均一化が可能です。が今回関係者なので石として出てきた経験値量を測定し、その分の魔石とこちらで交換します。がはっきり言って強いです。知識さえあれば、実は…ネルほどではないですが、ケイさんには勝てるかもと思ってます。」

 そう見える?不思議層にハーリスを見る。

「あと勇者の条件を開示します。貴方には極めて難しいです。」

「え?」

「勇者から、職業勇者に上がるには訓練し続け、追加の職業の50レベルに到達すればいいのですが…。勇者になるにはそれらが全くない状態で戦士の50に到達する。すなわち…。」

「よっぽど大物食いするか、魔石で上げるか…って事か…。」

 確かに勇者でないとたどり着かない…それが勇者か。

「そうでないと師という職業になるらしく、刀なら、刀師となります。そして、この昇格条件は刀王を覚えていることです。」

「私はもうある。そこまでたどり着かないと上に行けない先があるのか…。」

「はい。そして勇者はって事になります。」

 確かにこれは見つからない。あのコクヨウの努力と精進がうかがえる。練習しているだけでは決してたどり着かない武の極み…。でもこれって魔石があってスキルがあれば…。

「そうダンマスの世界は常に”考える事”を要求します。世界にある抜け穴を歩く世界です。レベル上限さえあればたどりつく先があるのです。が、魔王軍はこれらを使い果たした先にあります。」

 遠い、そして手段さ選んでいない化け物、それがあいつらなんだ。

「あとはそこまでの事を考え、修練してください。」

「うーん、やっぱり長谷川さん強い。」

「東雲ちゃんもすごいよ、」

 二人が帰ってきたようだ。

「解説の途中で戻りましたか。えっと今回は2億5千万ですね…。実費で引かせてもらいます。」

 よく城を見ると9柱が数本倒れており、…確かダンジョンなら不壊設定のはずなので壊れないし、実費って。ハーリスが立ち上がり、小さいながらもリューネに詰め寄る。

「えー!」

「ハーリス殿?ちょっと聞いていいか?」

「はい、ナギサさん。」

「ダンジョンが壊れて実費ってなんなんです?」

「ダンジョンは領域内で砂や土、いろんなものを少しづつ貰って、それと魔素を混ぜて、ダンジョンを作ります。壊れた時、コアはその材料を使い、維持費から修理代をねん出するのです。」

「そうなのか…。」

「ダンジョンの不壊設定で、どうにか…維持はできますが、硬くした材料は消耗されます。無論壊れた材料は全部即DP回収して、修理費に回しますが、それでも損失が出ます。それを皆さんの通常活動魔力からこちらが工面して、いつもは払います。が。大規模に壊れるとダンジョン全体を縮小してでも支払う必要があります。その費用分収益が減るのですが…それが起こるのはよっぽど大規模に破壊しない限り有りません。ダンジョン不壊設定の物が壊された時に限る処理ですが…今回は城全体の切断が4回、および、床の砂塵化が2回起きてます。ので、思いっきり…すさまじい数、消費してますので、給料から差し引かせてもらいます。」

「えー。」

「私は…。」

「リューネさんの分はそっちに請求書回します。リーに怒られてください。」

 うーん、なんかイメージと違う魔王軍だ。が、ダンジョンの不壊設定抜いて、4回城壊して、2階床が砂になるレベルまで破壊したのか…。この人達・・・。

「えー。2億あったら…。」

「…やったのはあなたたちですよ、修復の実費は全部こっちの支払いなので、手加減してやってください。2億もあったらこのナギサちゃん、普通に45は行きますよ。」

「そんな破壊しないで。」

 軽く顔が青ざめるDPだ。

「いやあ、ね。試したいじゃん、魔王バトルで使うから、壊れるの嫌なんだからね。」

「それは壊していいとは言いません。」

「すまない、私が調子乗って無明閃連射するから…。」

 隣の女騎士だろうか、それが謝る。

「ううん。私も一発撃ったんだからお姉ちゃんのせいじゃないよ。」

 妹かな?小さい女の子がいる。但し魔王軍だからね…怖いだろうなきっと。

「と言いつつも私が払っておくよ。すまない。」

 ケイさんが謝る。

「ケイお姉ちゃん。」

「知ってる…私、最近はぶり良くなったから。」

「貴方はコスト意識を持ってください。」

「もう少し固くしておいてよ、コスト上げてさ。」

「一応検討しておきます。」

 ハーリスは渋々、また椅子に座った。

「で、一応、貰ったデータ解析完了、スキルオーブにはできませんが、三日月流は貴重なサンプルと判断します。できれば師範代として、モンスターたちや冒険者たちに教えて欲しいものです。」

「そう言っていただけるのはありがたいのですが私は…。」

「先んじてこちらを報酬としてお渡しします。スキルオーブとして、闇魔法ですね、後竜格闘使ってみてください。」

「では…爪、牙、羽、尻尾?」

 ナギサは経ちががると素振りしてみる、攻撃する瞬間だけ爪が生え、牙は口から出てきた。…羽は勝手に生え、振ると尻尾も…これ悪魔型のしっぽだ。それが生えて攻撃した。流石に

自分の体ながら驚く、それにリューネさんとケイさんが拍手する。

「すごいね。」

「うん。」

「これが力?」

「本来の魔族の特性はほとんどの魔物のスキルが使え、不得意が少ないというのが特徴だそうです。ドラゴンも幾つか使えますが、毒素形成等で差が出るらしく、魔法も適性が高いのです。」

「すごいね…。」

「但しすっごい器用貧乏になりがちで、意志薄弱だと何もできないで終わるんだそうで。」

 それは分かる、これ便利すぎて人をダメにする力だ。

「難しいのね…。」

「私とかは大丈夫なんだけど…。」

「必要器官作って、で、練習しないと本来は使えないからね。そうなると勝手に使える魔人の隠れた特性は強いのか…。」

 女騎士も感心しているようだ。

「はい。その辺を考えたうえで、今後は強化してください、後、警告ですが、あなたや魔王軍関係者は、自分が関係者であることを話してはいけません。但しばれない範囲であるなら、構いません

ただ、違反者が現在0なので、何とも言えませんが大方、魔王軍に関する記憶が失われます。」

「厳しいのね。」

「神の裁定だと思ってください。後はコアに肉体を持たせ、管理可能にしておけば後サブコアから魔力を100MP注いで、ダンジョンを占めておいても維持…ではないですね、魔王城を建設すると

維持コストが上がります。維持コストは100+魔王の間とに使ったDP/100です。回廊も一緒で、閉めても建設が残りますが、維持費が同じだけかかります。」

「結構高いが、研究すれば自分の部屋維持して閉めれる。」

「今後リューネさんの苦情もあり、復活規定付きルームという物の制定の話も出てますが、その分追加でかかる設定と1万倍の建築コストを要求だそうです。」

「高いよー!」

「本気で、コクヨウちゃんが死んじゃうよ!」

 ケイたちが苦情出してるが…ダンジョンすぐに開け閉めする考えが本来おかしい。本来は腰を据え、ダンジョンを置くものだと思うのだが…。

「第一収益なら、ケイさんとかリューネさん一時間でも10億DP越しますよね。」

「それは言わないお約束。」

 やっぱり会話の規模がおかしい。がリューネは分かるが、このウェイトレスも10億DPとか稼ぐの?どうやって?

「分かりました。人には口外しません。」

「後ギルドカードを作ってもらえば基本、何してても自由です。魔界探索するもよし、リンシュメルトで平和に暮らしてもいいです。ただ要件がある場合はギルドカードでお呼びして依頼を渡しますので、お仕事…。」

「先ほどの勇者の件…。」

「そちらもちゃんと連絡しますよ。それまでは自己鍛錬を欠かさないように、あと報酬払いますので、シーアさんはリアさんに三日月流教えていただきませんか?普通の刀術もまた覚えさせてみ

ますので、検証を行います。後リューネさんにはデータをお渡しします、リーに送っておきますね。」

「あ、はい。」

 この辺が違うのだろう、検証か…私たちはそこまで行ってなかったな…。

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