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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第8章 魔王バトルの章
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10-幕間-8 魔法のお勉強 森魔法

「というわけで、専門家としてきた。けど説明、苦手。だからリューネに任せる。森魔法の解説。実演はやる。」

 ネルは説明場所に来て一発目にこう言い放った。そしてのその傍にはリューネがいた。

「じゃ、行くわよ。まずは森なんだけど、基本”生命活動”の魔法なのよ、攻撃は少ないうえに植物相手が多い魔法系列。但し最終的には火力が上何番行くレベルなので、慣れれば強いわよ。」

 流石に闇魔法が終わると、ちらほら空いた席が見えてきた。先ほどのダークボックスとダークマターの解説で急いで闇魔法を買いに言った人間が多いからだ。

「まずはレベル1、緑風、蔓の鞭、。リラックス。緑風は、ちょっと風に酸素が加わって気持ちいいって奴。で、蔓の鞭。」

 というと、蔓の鞭が鎧騎士を包む。

「この通り蔓の鞭を使い、攻撃や防御とか行う、但しこれも森魔法全体の欠点で”回収”に魔力使わない限りそのままなのよ。他の魔法と違って。だから、解除しないとこのままってなる。」

 その言葉に全員が熱心に聞き入る。

「もう一個が周りに土と”土に栄養”がないとまあ、草がうねうねした、終わりってなる。それ位元火力は無いのよ。でリラックスは、精神的緊張の緩和と、精神系状態異常の緩和。ある意味回復よ。2の瞑想は急速MP回復。但し落ち着いて精神状態を落ち着かせないと効果発揮しない。であとは生命探知、生命活動を行う物を範囲内から探索するわ。これに固有波長の記憶ができていれば個人の位置も特定可能よ。で、最後のブーストヒールは”細胞活性化させて治癒力を上げる”ヒール魔法よ。これも結構万能に近いんだけど、欠点は”風邪とかウィルス性疾患”には効果が逆になる事。そして回復された相手は大体同量位の”MP”を消耗するって事。万能に近い分リスクも大きいっていう魔法。」

 そう言うとネルが急に種を地面に撒き始めた。

「3は、発芽、花園、枝の祝福の三つ、発芽は範囲内のまいた種が発芽するって奴。」

 ネルが手を上げるとまいた種から芽が出てくる、

「で、これが実は森魔法の特徴。”出現条件を満たすと、火力アップする”という効果がある、蔓の鞭の場合”蔓や茎がある植物をあらかじめ撒いておく”とその植物で蔓の鞭ができてしかも消費コストを余らせた分全部火力になる、で発芽はその草の芽を生やす、で、木の壁はその草は、魔法で作った木の壁を発生させる、一応こう言う事もできる、」

 というとネルが手をかざし、先ほど出た目の一部が急成長して小さい木の壁を作った。で、その上にネルは腰かけた。

「この場合、種がまかれているなら永続化する。ない場合は10秒で消える壁が発生する、で、枝の祝福はこの森魔法で作った物から道具を作る魔法。ダークマターに似てるけど、先ほどと一緒で”材料が前もってあるなら永続化する”点が違う。ただ、火力はここまで蔓の鞭ぐらいしかない。まあ、うん、農家やるならこれ便利だよねって奴。で花園は周囲に魔法で花園を作る。で種がまかれているときは無論永続化。そうでない時も実は”花の香り”による状態異常を起こさせる。という効果がある大抵は眩暈とか、なんだけど、判断鈍化とかいろいろある。この辺は植物学の知識がうなるから、研究してみるといいよ。で」

 その言葉に全員がコクコクうなづく。

「で、4が、活力、腐食、成長の三つ、、腐食は触れた対象の物体を腐らせる魔法。これには金属を含む。と言っておくわ。」

 そう言うと、ダークボックスから鋼鉄の剣を取り出すと、ネルに渡す。そうすると、その剣が徐々に黒くなり、根元から折れてしまった。が、これも実はネルの最強魔法の一つで口を出せない物だった。腐食の対象に”生物”を含むためだ。というのも微生物は生物の体に多くあり、それを凶悪化させるまで”活性化する”ので文字通り、魔力に差がありさえすれば相手を消滅可能だ。ついでに範囲内であれば、接触さえ必要ない。がこれはあまりに惨いので、めったに使わない。当然成長等の森魔法の活性化の対象になる。で

「で、成長はちょっと複雑なのよ。まずは植物に撃つと急成長するようになるわ。で人間に撃つと”成長+2”状態になり、STRが少し上がるわ。成長+2って奴は単純にレベルが上がった時

上がるステータスが+2される効果がある。で、魔法に撃つと”魔法”が成長して、巨大化するわ。だからパワーアップ魔法とみていい。そして、活力は対象のMPが徐々に回復する効果よ、ただし、

テンションがおかしくなりやすい、使う際には管理が必要よ、注意してね。」

 これには全員がざわざわしてきていた。これも裏技があり、生命系のモンスターに限り”体の一時的巨大化”が可能なのだ。但し・・・魔素酩酊状態となり…本人の制御が薄れるのだ。

「で5が植物召喚、森の祝福、土壌の三つ。土壌は、近くの土を植物が繁殖しやすい環境に変化させ、土に栄養を与える魔法よ。で植物召喚は”鑑定した事がある軽い植物”に限りその場に召喚

するわ。」

 そう言うとネルが手をかざし、その場に薔薇の花が召喚された。

「森の祝福は”ステータスアップ”、単純にステータスが上がるという物よ。だけど力仕事とかにはかなり便利。ただしこの状態の時は凄い腹が減りMP消費も上がるので注意ね。で、6は森林召喚

、霧の結界、指向性成長の三つ。森林召喚は周囲に”鑑定したことがある木”を召喚するわ。ついでに木材にしたい場合は最低でも苗の状態で地面に置くこと。あと言い忘れてたけど、植物はすべて

”種以外生物”扱いなのでダークボックスと入らないわ。注意ね。」

 当然影回廊があれば運送可能である。

「で、指向性成長は任意に特化した成長が可能で、成長の効果に制限を掛けたり偏らせることが可能となるわ。当然”別魔法”なので、重複が可能よ。この具合を調整すると。特化植物とか作れるようになる。品種改良の先って奴ね。」

 その言葉に全員、メモを取っていた。

「で、これは蔓の鞭にもかかる。覚えておいてね。で次が霧の結界。これは単純に効果範囲内を霧で包んで霧の結界に向かって撃った魔法一つを無条件に霧散させる効果。という地味にきつい防御魔法。火魔法だろうが防ぐ。但し回数制なので、消える時はすぐ消える。というのが欠点。但し、厚めに張れば回数が増えるので、その兼ね合いで強いのと、あと一個は視界を軽くふさぐという効果が地味に大きい。」

 そう言うと、ネルの周りに霧がかかってきた。そこにリューネが火矢を打ち込むが…それは霧に当たった瞬間はじけ飛び…そして霧が晴れてきた。

「で、6は植物操作と根の槍、根の槍は植物の根っこを使い攻撃するんだけど、拡大倍率が高いうえに永続化しやすい、奇襲しやすいので闇属性並みの不意打ち率があるわ。で、植物操作は周囲の植物を敵のであろうと、コントロールして使うもので、状況次第で最強魔法の一手にして、対森魔法の急先鋒よ。」

 先ほど生やした薔薇をあえてリューネが手を出し、ダンスさせてみる。その様子に…驚異の目で見ていた。

「で、次も一応攻撃魔法””と花嵐”大地の歌”、周囲に花びらを召喚してその匂いで攻撃する攻撃魔法よ。どちらかというとダメージより、精神異常を引き起こしたり、毒にする方が大きいわ。あと。森は”火”と相乗関係にある。なので、可燃物が大量にある扱いとなる。なのでって事は頭の隅に入れておくといいわ。で大地の歌は”地脈”を活性化せる魔法。概念話すと4時間超えるのでやめる。けど、これも普通にいえば大魔法と呼ばれる大規模魔法よ。ついでにダンジョンでは使用不可。ダンジョンを貫通しないのよ。使用可能にする場合はダンジョンコアに許可取ってね。外の場合周囲の魔素のが大体5倍に上昇する。但しこれ、相手にも効果あるから、使いどころ間違えちゃだめよ。後効果は10分、後は維持コスト払って継続、その間本人は動けなくなる。歌う必要があるからね。そこは注意。で、ラストの9.繁殖と連携成長。繁殖は文字通り周囲に”植物をランダムで発生させ。繁殖させる”また、その存在を”活性化”させる効果がある。9位の名にふさわしい効果だから注意ね。で連携成長は”周囲の魔素を吸って連携先が成長する”効果を付与するわ。攻撃魔法の場合その規模がどんどん巨大化して進むようになる。ちょっとやってみますか。」

 というとネルを見るとネルが軽く念じると。ゆるゆる―っと遅い水の矢が鎧騎士に向かっていく。

「最初はこれ位なんだけど、ちゃんと最後まで見ててね。」

 というと、歩いて鎧騎士が遠ざかる。がその大きさが徐々に巨大化していき遠ざかったはずの鎧騎士の目前に来る頃には、全身の2倍程度まで巨大化していた。

「これが連携成長って奴。これも根の槍とかそう言うのにも適応できるので、森魔法相手に時間をかけるのは危険だとみていい。状況が整えば強いという系列ではトップの力を持つ。但し単発の火魔法とか欠点もある。が、覆すのは不可能ではない。」

 その言葉にネルが大きく何回も頷く。鎧騎士は落ち着いて手を出すと壁を制作、そしてそれで打ち消した。

「これで森魔法講義終了。次は別の先生呼んであるけど、到着遅れてる。だからちょっと休憩する。」

 戻りながらネルはじっと手にある花を見つめていた。これは森魔法LV10の”望みたる花”で作った”時計草”という草でマナ生成は”魔素をMPで生成し世界に放出する”であり、望みたる

花は”自分が思った植物を作成する”創造魔法である。これで実際地球のデータを受け取り、楽園に基礎の種を渡していたのだ。この二つは”神”の許可なくして10にならないので事実上ネルと優

の二人だけの専用魔法となっていた。無論優は自分のダンジョンでこれを使い、中の環境を整えていた。


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