3-7 ヨミさんと精霊いう仲間が来た話。
『調子はどう?』
「匂いがひどい。これでも生垣とか、あと香草というのを部屋に置いておいた。これでもましな方。」
しばらく護衛をつけてB2Fを探検しつつ、ゴーストたちの改良をしていたので、来るにさらにこっちで3日かかった。まあ本来は1か月かかる場所だからかなり御時間位だけどね。
本当はすぐに連絡したかったけどコアに”調査終わるまで何もないので、少し待ってください”と言われて待っていた。
『ごめん。』
「いい。ただパワーアップって?」
『エルフと言ったら精霊というわけで、ゴーストの子たちをパワーアップさせた。』
そう言うと6人のゴース…いやなんかみんなカラフルが出てきた。
『火の精霊、水の精霊、風の精霊。土の精霊、光の精霊、闇の精霊の6人。』
名前:無し(未設定)
種族:精霊(火)LV1
職業:モンスター
ソウルレベル:3
HP:200
MP:220
STR:26
VIT:42
INT:12
MID:12
AGI:12
MAG:42
スキル:魔力体LV2 火魔法LV2 憑依LV2 ランダムスキル2個
称号:火をちょっと司る者(火魔法効果アップ)
所持金:なし
装備:なし
費用:30000DP
火魔法LV2 (魔法系)
火魔法LV1に加え(飛び火、加熱、火操作)薪ができる程度の 魔法。 必要DP 4000DP
魔力体LV2 (常時系)
魔力で肉体を形成。自身の体の濃淡調整可。物体に触ってちょっと動かせる。魔法、または魔法武器で2倍ダメージを与えれる。 必要DP4000DP
憑依LV2 (特異系)
自分のINTより2倍低いMIDを持つ相手の体を乗っ取ることができる。この時肉体を持つ場合、肉体は睡眠状態になる。この睡眠が解除されると憑依は解除される。高い場合でも憑依対象の許諾で共存状態となり、対象のスキルを一つ憑依先に与える。憑依したい相手のステータスを用いる。必要DP2万DP
念話LV1 (特異系) 対
象に接触するとで対象と口語を伴わない会話が可能。 必要DP 500DP
TIPS:魔法とかを人としてあがめることで起きた奇跡に名前が付いた存在。力の大きさで階級が決まり精霊、中精霊(固有名あり)大精霊、王、神の階級がある。魔法が使える幽霊がこの地位の収まることもある。基本的に精神が子供であり、遊ぶのが大好き。現在火、水、風、土、光、闇の、6属性いる。きっと増えるね、私の直感がピキーンと来てるよ。
「これは?」
『この子たちを憑依させて、ネルが魔法使う。これが精霊魔法。』
「すごく弱い?」
ネルは子供たちを見ている。確かに幼い。
『使えないより強い、選べれば魔法がだれでも使える。これ大きい。』
「確かに。」
そう、スキルで魔法使うにしてもコストが大きい。ならこの子たちが一時的に憑依して使えるようにすればいい。たくさんあるじゃないかポイントは?いや、DP収益アップにつぎ込んでるので
余裕は少ないのだ。それに、この子たちは何と言うかスパイに使うには単純すぎたんだ。で偵察に使えないなら…って考えた末に決断だった。うちの子で捨てる子はいません。
「で、この子たちどうするの?」
なんと言うが、もう遊んでる。
『うん。その子たちの世話と情報収集を頼みたい。というか、基本その子たちはネルの部下だから。』
「了解。ただし、子育て早い。」
『子守りすると思って。後、みんな、ネルお姉さんの言うこと聞くんだよー。』
「「「「「「「はーい。」」」」」」」
子供たちの声がハモる。
「さすがダンマス、汚い。」
『でも好きでしょ。』
「村にいた頃、小さい子任されていた。懐かしい。」
『ならお願いね。』
「了解。」
「で、あたしは言われた通り?」
ヨミさんが帰ってきたようだ。
名前:ヨミ
種族:始祖ゴーストLV16
職業:ダンジョンユニークモンスター
ソウルレベル:3
HP:42
MP:2720
STR:16
VIT:12
INT:82
MID:124
AGI:35
MAG:253
スキル:魔力体LV6 闇魔法LV2 交渉LV3 吸収LV3 憑依LV4 鑑定LV1 変形LV1
称号:始祖の存在 姉御 ダンジョンユニークモンスター 情報局長
所持金:なし
装備:なし
費用:277000DP
魔力体LV6 (特異系)
魔力で肉体を形成。レベル5までの効果に加え 魔法、または魔法武器でのダメージ軽減 必要DP 成長のみ
闇魔法LV2 (魔法系)
闇魔法LV1に加え(連携影絵、保護色、フリップスラップ)中二病な魔法。 必要DP 4万DP
憑依LV4 (特異系)
自分のINTより低いMIDを持つ相手の体を乗っ取ることができる。この時肉体を持つ場合、肉体は睡眠状態になる。この睡眠が解除されると憑依は解除される。また、高い場合でも憑依対象の許諾で共存状態となり、対象のスキルを自身のスキルとして使うことができ 記憶を共有できステータスは二人の一番高いものを用いる。 必要DP20万DP
交渉LV3 (生産系)
対象と交渉を行い、いい結果を引き出しやすくなる。但し、対象のINTと交渉レベルの影響を受ける 必要DP1万DP
鑑定LV1 (生産系)
対象を鑑定し、詳細を表示する。鑑定項目はLV×2個表示可能。対象は現在無生物限定 必要DP2000DP
現在行く当てのない情報探ってくれるお姉さんという…娼婦のお姉さんだが、これからも頼るという事で。ネームドにしてレギュラー入りさせた。そして情報にはしいであろう能力を得させよ
うと思ったら憑依はレベルアップとともに覚えたため、DPは支払っていない。こうやって育てていくことが強くなるんだなと感心しつつ僕はダンジョンに帰ってきた。そして、ようやく!ようやく!ダンジョンに入れるのだ。やっと。長かった。DPで回収しているとはいえ僕は雑魚ナメクジ。赤子にも劣るステータスしかないらしい…。しかも今だ回答がないのが忠義の効果で自分のステータスが上がるはずが上がっていない。すなわち…スキルによる補助効果もつけつけないらしい。徹底してやがる…。それはともかく、このレイスの憑依はもしかししてと思ってる。
「よう、小僧ども。」
「ヨミ姉さん。こんにちは。」
「礼儀正しくなったね。ネルお姉さんの言うこと聞くんだよ。」
「はーい。」
みんなにこにこしてるな…。
「あたしは一人寂しく隣国行ってくるのさ。ここに拠点構えるにしろ。向こうの情報も欲しいからね。コア経由だと帰るに早いからちょいちょい遊びに来るよ。」
「分かった。後、エレノアに頼んで代理置いてもらって、ちょっとこの子たち鍛えたい。」
『分かったよ。コア、お願いね。』
【了解。】




