10-幕間-4 魔法のお勉強 風魔法、土魔法
それから10分立って戻ってくると、貴賓席ができており、ドルカス、ザガートン王、エムント王等を含む重鎮も席に座っていた。
「さて、次に行くわよー。ここから魔法は素直じゃなくなるから注意ね。で次は風魔法。」
そう言うと改めてウォールを張り、薄緑色のシールドが張られる。
「風魔法は基本”移動”がメインの魔法よ。 送風はともかく、実はレベル1の跳ねるでさえ。」
というと、リューネが突然姿を消し…
「こっち。このくらいは飛べるんだけど、ある連携をすると、」
全員が上を見ると空中に浮くリューネの姿だ。但し、少しずつ下降している。が、足を振り上げ空中を蹴ると、そのまま高速で移動し、ウォールに体当たりする。
「こうやって空中を蹴り、空を飛んでるように見せかけることが可能になる、普通の飛行に比べ、戦闘中だとこっちの方が機動力で勝るのよ。」
そしてリューネが着地すると、まばらに拍手が飛ぶ。
「魔法のレベル一でもやれば強い子。これ、意外と後半まであるからね。でレベル2が浮遊と軽量。差は、浮遊が触れた物か自分が効果、軽量は付与系で4時間効果があるって点。後は操作系の静音。で3が発音、連携送風、ウィンドアロー。発音は、任意の音を発生させる魔法。これは相手の声だろうが、うまくいけば発生させたり動物の声も可能と言えば可能。で4が…。4が…。」
鎧騎士がカンペを取り出して、手を叩く。
「4は…連携跳ねる 風付与、空気生成の三つ。連携跳ねるは連携先の移動に跳ねるが用いられ、高加速するよ。事故率が高いんだけど、切り札としてはかなり有能になるわ。注意ね。で、風付与は物体の移動エネルギー増加。簡単にいうと軽くなって、痛くなる魔法。イメージ次第で割合変わるから注意ね。で、最後が空気生成、これ周囲に空気を作って気圧を上げる魔法。空気がない箇所とか、地中とか、そう言う過酷な環境で新鮮な空気を作る魔法なんだけど、実はこれ、もう一個…。」
リューネが手にコップを持ち、その中に指を入れる、そして、その水が泡立つ。。
「こうやって水に空気生成をかけると、炭酸水ができるのよ、ちょっと変わった水だったりするので飲んでみるといいわ。で、5が、風の祝福、念動、ミサイルプロテクションね。風の祝福が”内部気
圧の一定化+加速アップ”。で念動が物を動かす能力なんだけど、これ、相手も対象にできる。抵抗は可能だけど成功すると相手の体をつかんで移動させる感覚ね。でミサイルプロテクションが、下降
気流の壁を作って防壁を作る壁魔法よ。通過可能だけど、…位置次第で頭にミサイルプロテクションで弾いた武器刺さるから注意ね。」
全員に笑いが起きる。
「そう言う意味でセンスが問われるからね。で、6が飛行、エアーアーマー、エアブレイド。」
そう言うとリューネが手をかざすと今度は少し緑色の巨大な刃物が生まれ、鎧騎士に当たる。が、効いたそぶりもない。
「エアーアーマーが気流で壁を作り防御をアップ。後、機動力も上がるよ。後エアブレイドは風で切り裂く魔法。慣れると維持できて、切り刻むとか、可能。飛行は見て通りの空を飛ぶ。」
そう言うと、足元に緑の渦巻きを出現させ、そのままの形で蛇行飛行を行う。
「こんな感じね。で7から世界が変わる。7がボルテックスエア。空気を炸裂させる魔法。そして大気感知は、範囲内にいる大気を感知し、範囲内のすべてを感知する魔法。ただし動かない物には効果ない。範囲も数kmという範囲なので、かなり大きい。後欠点は”街では狭すぎて使えない”って事。結構この辺重要だからね。覚えておいてね。」
全員がうなづく。
「で8が、騒音と連係送風。連係送風は当然、連携と同時に課せが発生させることが可能。石作成に連携で、疑似砂嵐とか可能よ、これも相当範囲が広がる、慣れれば格闘技とか様々な追加が期待できるわ。はっきりってチート魔法の一角よ、連係送風は。で、騒音がこれ、教授から聞いた時頭、狂いそうだった。元々の効果は、騒音を一定時間鳴らして、相手の気をそらす魔法なのよ。なんだけどさ。」
というと手をあげると、音楽が周囲に流れ始める。
「ちゃんと制御すると音が整列して、音楽とか、いろんな音とか後音の位相合わせで。完全無音化とか凄い範囲が広い魔法らしいのよ。だから会場にBGM流す魔法とかもできる。」
これには周囲の人々の驚きが大きかった。
「だから魔法には無限の可能性もある、って覚えておいて欲しい、操作、使い方次第でいくらでも楽しくなる。で…9が連携浮遊。あと一つはちょっと後で解説する。これは魔法とかものスキル全部を”浮遊させた上で行わせる魔法、加速度あげたりすることもできる。すっごい範囲が広い魔法よ。でもう一個の大合唱は実演するで・・・ちょっと来て。」
そう言うと、南、田中と後キラリが歩いてくる。
「で、詠唱を後でなぞって。発音すればいいから。で、対象はあそこの鎧騎士。魔法は…私が制御するから。」
ひそひそ話すと、リューネ以下4人が背後にバックダンサーみたく並ぶ
「光が集まり我収束しそれは熱になる!熱はぶつかり合い、摩擦を起こし!それは最終的に世界をも殺す!燃えよ!原子の炎よ!」
「「「「原子と原子がぶつかり!我願うは焦熱の原始!熱はぶつかり合い、摩擦を起こし!それは最終的に世界をも殺す!燃えよ!原子の炎よ!」」」」
「真なる光!極光!!」
そう言うと全員が一斉に詠唱を行いそしてそれは鎧騎士に集まり…大爆発を起こした。その爆風に…ウォールさえ砕け散った。が…。
「・・・とこんな感じで、火力が増加するよ。」
「あれさえ無傷なんですか?あの人。」
南の呆れてるようだ。鎧騎士に傷ひとつ付いた感じがない。
『さっきのは!』
「ああ、光の第9位で光魔法最大火力”極光”に大合唱で”詠唱を同じ詠唱した人数の詠唱数だけ増幅した”これが効果ね。支援とか様々な魔法の効果とかを一人の大合唱持ちが制御して、後ろで
自分を含み”詠唱”することでその人数分火力を増す魔法。文字どおり魔法を”合唱”する魔法ね。輪唱することができれば遅延連続魔法とかでも適応可能よ、但し全員の練習が欲しい大魔法だから
注意してね。ついでに消費MPは分配率決定できるけど参加人数分倍率がかかるから注意ね。」
そう言いながら、リューネは丁寧に魔法のウォールを張る。が、その頃になると…先生を見る目が…すごい怖いものを見る顔になっていた、これだけやってさえ、リューネのの顔は涼しいまま
だったからだ。ついでに鎧騎士は不動のままだ。
「で次が、土魔法ね。1から3までは土を操る系なんだけど、これ注意して欲しいのは”土”がないと土魔法使えないからね。で、持ち運びには使う意味で実は後半の魔法がある。ここはポイントだから抑えておいてね。で1がポコ、小さく穴を掘る魔法、ボコが出っ張りを作る魔法、で石作成は小さい意志を作る魔法ね。で2が鉱物感知がある、これ意外と鉱山で需要ある”職業になる”魔法だから、覚えておいてね。で…3からゴーレム製作関連が来る。で、このゴーレム製作が土魔法のほぼすべて。4以降もこの関連が多く並ぶ。」
というと、リューネがダークボックスから土を取り出すと小さい土人形が、ポテポテ歩いてくる。
「こういう感じ。ちょっと小さく使ったけど、後は石をさらに固める岩作成があるね。土魔法はレベルが上がるたびにゴーレム関連を覚える。で、ゴーレムの注意は一度作ると壊すまで”基本修正できない”こと、直すことができるのが10レベルの”ゴーレム改造”まで無いからね。でゴーレム関連は基本ソウルレベルが1の簡単な命令を一つこなすのが限界のモンスター扱い。但し術者の言う事を必ず聞く。但し間違った命令だろうが聞くので、注意ね。後作成に一体400MPほど欲しい。で、4の簡易ゴーレム作成はゴーレムが命令で壊すまで永続に対して10分で崩れるのよ、但しMPは25程度出やすい、簡単な命令ならこっちのほうが楽よ。操作は当然このゴーレムを自分の手で動かすこと。これも相手のゴーレムも操れるが抵抗勝負ね。使えるので覚えておくといいわ。で、5がゴーレム強化ゴーレム製作時にに魔力を送り込み、出力をアップする。で土の祝福が”HP効果中微回復”+ステータスアップ。6の圧縮が物体の密度を上げて、小さくする効果があるわ。」
というと出した土に触ると、それが…小さい石ころに変わった。
「ついでに魔力全開だと、これが…。」
そう言うとダークボックスから巨大な石炭を取り出すと、目をつぶり集中し。
「まとめあげ、それは一つとなる、それは硬く全てを凌駕する!圧縮!」
というと、巨大な石炭はそのままきれいな石に変わっていた。
「こうやって宝石とか作ることができるわよ。これはダイヤモンドって奴ね。ついでに魔素含有させておいたから付与素材としても使えるわよ、」
というと、ケイに投げて渡す。
「で、土操作、これは文字通り土なんだけど、素材が土ならゴーレムでも操れる。これがポイントね。後砂だと負担低いから、意外と使い勝手いい。」
そう言うとダークボックスから砂を取り出すとそれを人型にして躍らせてみる。
「ついでに4のゴーレム素材変更は制作時に様々な素材でゴーレムを作成可能になるわ。例えば、この砂で”サンドゴーレム”とかね。だからここからゴーレムは多彩になる。」
全員がうなづく。
「但し素材の価値に応じて、MPはかかるようになるので、魔石とか様々用意してMPをねん出すること考えてね。で…7が…砂嵐!」
周囲に砂が巻き上げられ…砂が鎧騎士に強く当たる。 。
「これ、ちゃんと加熱とか、飛行とか連携させで、魔力で粒の大きさいじるとメテオモドキとか作れるから、地味に強い攻撃魔法。後はゴーレムプログラム。これはゴーレムに複雑な命令を与えるって奴ね。これがなれるとゴーレムAIまで行くから、研究してみてね。後結構重要なのが、土作成と金属作成。これ、似て非なるもので土作成が”魔素を使って土を作成”する魔法で金属作成が”周囲の土を魔素で変換して金属にする魔法”って事。材料に必ずぞの金属と同じ密度、重さを持つ材料が欲しい。土も結構膨大にMPを食うから注意してね。」
みんながメモを取っていく。
「で8が高度ゴーレム作成でソウルレベル2のゴーレム、単純に子供程度の知力があるゴーレムができる、ただし言語はゴーレムプログラムとかで補佐、そして、付与を重ねて行かないと作成できないからね。後、高度ゴーレムから魔石による魔力供給と維持日数がかなり足されるよ。で、連携圧縮。これ地味に最強候補魔法。連携した先を”圧縮する”効果が付与される。ただ、科学知識が欲しいので、よく考えて使ってね。」
ぞの言葉に全員がコクコクうなづく。
「で、9が連携土生成。極めて極悪。土を魔力から生成するという土生成が土魔法全部で自動適応する。土が無くても土魔法が唱えれる。但し土魔法のMP消費が10倍になる。が金属もMP次第で
作れる、この意味が分かるなら、強くなれるわ。10の改造は後で素材とかいじりなおすという魔法よ。分かった。」
がこの辺になるともう4時間が経過し…全員疲労はいっぱいいっぱいのようだ。
「仕方ないわね。初歩の4属性が終わったので、次は中級だから、まずは休憩して、後映像はダンマスには”魔法の基礎動画”で上げておくから、ちゃんと学習しておくように。」
「はい!」
「じゃ、解散!」
誤字報告ありがとうございます。ありがたいです、報告されたもので確認が取れた物は適時直していきます。




