表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第8章 魔王バトルの章
354/1813

10-幕間-2 魔法のお勉強 魔法の基礎

「まず…まあ、異世界人的には必ず出てくる、なんで魔法って使えるの?って言うのは実は…私が研究するまで何もなかったみたい。どの本も学者も答えが出なかった、それまでの魔法は全部奇跡で

使える人がボロボロ出てきたのは近年になってやっとだから。」

 リューネが、ダークマターと光魔法の染色で染めた、大理石っぽい椅子に座る。

「で、一応研究過程で言うと、この世界にある魔素はひどい話、どの物質にもあるくらい汚染されれるという言い方が正しいみたい。」

『汚染…ですか?』

「魔素がないのが普通とするなら、それくらいある、世界を溢れかえるほどある物質。それが”マナ”。魂とか、この世界では根源の命という訳が存在してるわ。そう言う名前の”情報因子”だと

思ってる。で、これが周囲に自分が今まで出会った”記憶”を手に入れて、それを再現する力がある。それに基づき再現するのが魔法よ。」

 周囲がざわつく。

「魔法の種類は基本的に初級が5、火、水、風、土、生活の五つ。ただ、もう一個あるかもって話もある。で、中級が光、闇。森、付与で、最近の研究で化学魔法と呼ばれるジャンルがあり、それが

雷であるらしいのよね。ただ、雷は研究中なんだけど、恐ろしく前知識が欲しい魔法なんだ。だから今回は扱わない。ついでに上級は6つある。ただ、上級の研究や様々な検証をした結果この世界の

魔法は…。」

 リューネがダークボックスからティーポットを呼び出し、カップに注ぐ。

「火魔法に水魔法をかけても、水魔法の効果だけでは消えない。」

『え?』

「どうも、同じ”魔素”の行為として認証されていて、魔素を消すには魔素を用いるんだけど、相剋、相乗は”魔法能力の一種”として扱われてるみたい。で、この検証後、実は山に火矢を打ち込んで寝てみた。」

『は?』

 流石にその実験は全員呆然とした。。

「そしたら、火事にも何もなってなかった。どうも”山火事になる結果”も魔素で引き起こすらしく、記憶や意識が届かないなら発生しないみたい。または”延焼しない”と思い込んで火魔法打ち込めば延焼せず、燃え移らないみたい。その為、既存の炎の効果を”自分が持続”させているって事になる。まあ、これはもっと簡単に木に”発火”で火を付けて、それを教室に還って授業受けて”意識を断つ”とかすれば実験できるよ。」

 あまりに意外な言葉に…全員が呆然としていた。

「その為、火を消す時は”魔素の念を断つ”と、火の消し方の”酸素を断つ”の両方を試さないといけないって事になる。これが実はかなり面倒。例えば放火された場合、その火を魔法で吹き飛ばすか、水をかけて消化するかってなる。で水魔法で出した水の場合、普通の火なら、結果的に水で”酸素を断つ”ので最終的に火は消えるけど魔法で出た火を逆に”普通の水”で消すことはできない。これがかなり厄介なのよ。みんなも注意してね。」

『回復魔法とか…で人の怪我は治るんですか?病とか…。』

「実は各魔法それぞれ…回復原理が違う。最強なのは”回復魔法”のヒール。これは魔素で”傷を負った箇所”を健康状態で構築させたうえで周囲の肉体の自然再生機能を取り込み、回復するまで

その部位の代わりをして、治癒させるもの、魔力が大量に欲しい代わりに完全な形で回復する。栄養問題もない。だけど、ヒールライトの回復は”栄養を肉体から供出させ、自然治癒力を増幅”するもの。で、確か水が”肉体の栄養に近い水分を急速に吸収させ、回復効果を高める。”って奴。部位再生まではできないけど、切断された綺麗な切り裂かれた肉体は復活可能みたい。ただし凄いMPは食うし回復に時間もかかる。といろいろある。簡単な擦り傷ならヒールライトでいいし、あっちは周囲の回復も行う。けど深い傷は水とか回復魔法のほうがいい。後ポーションとかでこの回復魔法とかを

再現したものもあるのよ。ただ、これは開発段階ね。但し、光魔法は中級で、回復は賢者や聖女とかの特定職業しか使えない上級魔法。そこは注意ね。だから魔法で回復や医者をする場合は出来ない

事はないけど、まだそこまで育ってないって事になる。」

 これには周囲の人間のざわつきが大きい。勇者が多く、光魔法による治癒は結構多いからだ。

「物体に効果があるのも”魔素”で物体に効果を直接行い、魔素による人か水とかが出たことが原因での変化はないのよ。例えば、土操作とかで、土の形を変えました。って時は。魔素で土を盛り上げるとかは行えるのよ。で終わった後魔素は命令を停止してそれ維持できる形で保存して終了するのよ。で、スキルオーブとかにある魔法はその”魔法を作ったりした人の記憶”があって。それを再現して疑似的に自分がその方法を魔素が再現してるのよ。だからできるって感じなんだ。」

 あまりの衝撃で。周囲のざわつきが止まらない。

「で、MAGは魔力っぽくて、魔法の維持や出力を表現した値みたい。これが多いと威力が高く、また支援とかの維持量出来る数が増える。但し維持中は消費したMPによる割合分だけMAGが減る。

だからヒールとか維持したまま次の行動とか可能なんだけど、火の矢とかは大体レベル3×5で15がが10秒ごとに消費。霧散すると打ち直しで行う。瞬間的なら全MAGをリソースでぶち込めば。

火力で上がるけど、付与や支援はMAGの割合決めないと、多数のエンチャント維持はつらいよ。後これらのロジックはこれが理解できるには現代社会の知識とか、文明による教育が欲しいのよ。

だから、現地の協力者とか相手だと全く理解できないんだと思う。だからこそ、教育機関とかオーブのほかに欲しい。」

『スキルオーブの魔法はプログラムみたいなもの?』

「その言い方からするとちょっと違うかな。ただ、そう言う概念が出てくると、化学魔法と呼ばれるジャンルが出てくるんだと思う。今張っていある防御魔法も。そう言う魔法が解析された世界なら

一般人でもできるかもね。但し、修行していない防御や光より修業した火のほうがずっと有能な事が多いから。今は本能的な。アクションでいいと思う。火よ出ろーって感じで。」

 その言葉に全員が解けたように笑う。

「で、魔法は使うたびに成長する。自分の体の魔素が”魔法を使う事”に最適化されて来るから。だから修行、自分の魔法の最適化。またか多彩化。とかの練習はそのまま自分の魔法の使い勝手になる。で、これは人によって成長過程が違う。ただ、魔力操作の練習をすることで自然と魔力操作でアレンジとかできるので、練習が基本だよ。後、この世界では”MP切れにより成長”は…難しいね。

 正確にはあるにはあるのだが、それをみんなに教える気には、リューネにはなかった。がこの事は異世界転生あるあるだったので、その事実は全員に衝撃だったらしい。

「ただ、レベルアップとかでも キャパシティが上がるので、モンスター退治とかしてみるのもいいかもね。MPとMAG、は魔力として魔法に効果があるらしいから。」

 未だ魔法の検証をリューネはしていて、研究レポート地味に書いている。

「で、魔法の威力とか効果の一部はMAG,なんだけど、MPってステータスに出てくるんだけど、これ”magicpoint(魔力量)”ではなくて”mentalpoint(精神量)”らしいのよね。だから、経験ないかもしれないけど4時間歩いたりするとMPなにも魔法使わなくても減るし、戦闘中、激しい運動しすぎても減るのよ。で、精神的にショックな時も減る。失恋しても減る。」

 流石の全員もしーんとしてしまった。

「まあ、MPは普通回復するから何とかなるけど、使い過ぎると頭とか痛くなる。で、これはMPポーションじゃなくて、頭にくる栄養分すなわち甘い物とかジュース系のほうが治りがいいのよ。あと

緑茶とか。でHPは”ヒットポイント”ではなく”ハードポイント”ではないかという意見があるのよ。すなわち”魔素で防御してダメージが軽減できる値”がHP.防御が最低分でこっちが攻撃時に

身代わりになってくれる分。だから、ヒールライトで直るしという原理とも合致する。」

 席の後ろの魔法の先生方でさえ衝撃が隠せない顔になっていた。

「ただし攻撃における”痛覚”は遮断されにくいので、いくらHPが即座位に回復しても痛い物は痛いってなって。肉体的に戦闘意欲がなくなり、最終的に戦闘意欲が0となって、戦闘不能になるみたい。」

『じゃあ、HPマイナスは可能?』

「それが、よっぽど興奮状態でないと成立しないみたい。体の本能が”寝て回復”に行くと、自分の肉体が止めに入るみたい。だから基本は成立しない。」

 スキル次第では可能かもしれないが…。その辺の検証ができるほど…死傷が出ているわけでもない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ