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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第8章 魔王バトルの章
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10-幕間-1 魔法のお勉強 防御魔法

「今日はお集まりいただき…感謝したくないんだよね…。」

「何で…。」

「目立つの嫌いじゃん、けどさ、体育館いっぱいの人と、中継もあるんでしょ?」

「うん、有名な賢者先生だからね。」

 リューネとケイ(鎧騎士)がひそひそ話をして舌を見る…下には溢れんばかりの人。そして、2階席も埋まっている。

「早く―。」

「わかったわよ。これから、魔法の基礎、って奴をやるわ。」


「第一回大講義”魔法の基礎”講座、始めます!」


 そう、毎回貴族学院とかで人気の魔法の基礎講座のダンマス向け研修動画の撮影のついでに講義をすると発表したところ、人がこんなに集まったのだ。

「ついでにそこから出ないでね。最初の…安全を確保するための魔法使うから。」

 というと、リューネは手から光の壁を出し、それを生徒の目の前に置く。そして、それを丁寧に、床、天井と張っていく。

「これは防御魔法という今のところ、スキルか賢者専用の魔法系列になる。」

『この壁ですか?』

「賢者が使う専用の6魔法”攻撃””防御””弱体”支援””回復””儀式”がある。」

 その言葉に一部生徒がメモを取り始める。

「そのうちこれが防御、これから基本実演して実際に見て、魔法のイメージを固めていくから、これにとらわれない発想をして変化させていくのが重要よ。がまずはこの防御魔法ね。」

 というとリューネは手に光の板を取り出す。

「防御魔法は文字通り防御するための魔法。但しこれでぶん殴れば当然ダメージが入る。」

 そう言うと手に持った板を剣の形にしてみんなに向けて剣を振ると巨大な刃風が飛んで…壁に当たって霧散して消えた。

「でこの今張ったウォールこそ、最大にして至高。基礎にして全という物よ。特性はこれにHPがあり、MAGに応じて防御力がアップ。しかも属性を入れることで、それに対して無効とかの特性を付与する。後はこの壁、張った後で動かせるのよ。」

 というとリューネが手を動かすとみんなの前に手の形となって現れたり、シールドに色がついたりしている。

「欠点は属性が付いていない普通の物理攻撃だとこの特性が全く生きない事。破られる可能性があるって事ね。さて、ここからが本番かな、まずはレベル1.」

 そう言うとリューネが

「ガードアップ!そして衝撃波!」

 そう言うと手を突き出すとケイに向かって巨大な風が襲い掛かる。それをケイは体で受け止める。

「これが衝撃波。相手を吹き飛ばす効果がある。これが唯一普通に防御魔法で攻撃できる手段。距離を取ったり、矢を止めたり、意外と使える。で、ディフレクトは手先に硬い板を瞬間的に

出す魔法で、魔法で防御ができる。自分に来る攻撃ぐらいは弾ける。但し相手の火力が高いと、これも壊れるからね、大体維持できて、5秒ないし10秒。レベル2がこの壁、そして壁に火の属性

を付けるファイアウォール。3が属性のアクアウォール、そして、張った後の壁に加工ができるウォールコントロール。」

『先生!この壁って回復できないんですか?』

「それは後で説明するけど基本ガードアップで硬くするが基本。まあ手間で言うと張りなおした方が速い。」

『おおー。』

「で属性は7まであるからそれを除くと、連携ウォール、これは10秒しか持たない壁になる代わり高速で展開可能にするスキル。アラート、設定した内容の物が来ると自分の感覚に警報が鳴る

というもの。6が防護結界。ウォールを半球形に展開。本来それは2時間しか持たないんだけど、それを1日にする魔法。ここまで来ると結界とか様々な使い道ができてくる。」

 全員が熱くうなずいている。

「で7が属性、8が、属性リフレクト効果。ウォールと同属性の魔法を防御したら、相手に反射するようになるわ。当てればOK,で9が極悪。対象属性以外の攻撃を全部MPにして本人

に渡す効果がある。但し上限があるから、万能ではないが張り直しが簡単になる。無論連携させておけば、盾の回復とかも行われる。で、説明の基礎なんだけどこれ気が付いたと思う。」

 全員がざわつき始めた。

「この世界における魔法は一般人だと3、限界で4なんだけど実際は10まである。で4を超えると基本どの魔法においても神がかった力になる。で10が特殊魔法”インビシブル”」

 全員が喉を鳴らす。

「これは一定時間全ての攻撃を無効化する魔法よ。これでシールド補強したり、自分にかけたり自由よ。」

『先生、ウォールの形って変えれるんですか?』

「魔力操作で変えれるよ、だから、ウォールで魔法剣を作り、それに属性を込めるのも可能。ついでに切ると同属性攻撃になる。慣れれば剣術で当てて跳ね返すとか、可能よ。」

 そう言うと、手に持ったウォールをブンブンする。

「ついでに賢者の魔法は頭を使うものが多い。知恵無き物は力もない。それが賢者の力よ。」

 その言葉に全員が押し黙る。

「で、そのウォールで作った壁を張ってあるから、みんなには実演した魔法の被害はないわ。毎回属性を合わせ、無効化して置くし、ちゃんと実演が見れれば参考になると思う。」

『おおー!』

 実際の実演が見れるというのは極めて稀であり、その言葉に全員が驚いていた。

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