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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第8章 魔王バトルの章
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10-14  三日目 コクヨウ VS エレノア

 次の三日目で最初の波乱があった。『ナギサVS七海』において、ナギサが戦闘放棄し、七海の不戦勝となった。今までの戦闘を解析したダンマスが勝つのを不可能と判断したためだ。そして、そこまでして見たかったのが『コクヨウVSエレノア』である。現在SNSにおいて人気が二分する母親系魔王のエレノアと、少女型魔王のコクヨウの直接対決があったからである。それは流石に運営に苦情が大量に舞い込み、中継せざる負えなかった。その為、現在パブリックビューイングを浮遊島に設置し、亜人同盟のマスターたちが貸し切りで画面に見入っていた。


「エレノア様、ごきげんよう。」

 鮮やかなカーテシーで挨拶をするメイド服の少女、コクヨウ。そして、それを城の上で待ち構えていたのがエレノアであった。ここは決闘として使われる塔のエリアである。がコクヨウのいるのは魔王回廊の橋の上。エレノアが城の上だった。

「ごきげんよう。」

「母上に今日は稽古をつけてもらえと言われました。」

 優雅に会話をする二人の距離も声も、また…。優雅さも…これから戦闘すると思えなかった。

「それは良かったです、貴方も本気で来ていいですよ、その為にここを選びましたから。」

「その好意、感謝いたします。」

 そう言うとコクヨウは元の大きさに戻るが人間の姿のままだ。その姿に会場のいくつかから悲鳴が上がる。その城の城門より大きく、彼女の目線はエレノアを見下ろすように見えた。が、それをエレノアは涼しく見ていた。

『あれは?』

 イツキとミリーたちが目を見開いていた。

『コクヨウは元々巨大なんだよ。普通であれくらい。で、竜だともっと大きい。龍としての能力の力だね。でいつもは抑えて生活してる。』

『じゃあ、ドラゴンとしても強い。』

『そう言う事になる。ついでにあれよりエレノアのほうが大きい。』

『怪獣大決戦かよ。』

 コクヨウが一気に間合いを詰めようと寄る瞬間壁にぶち当たったように止まる。そして透明な何かに当たり…吹き飛ばされる。 が、すぐに立て直す。

「さすが…もう…。」

「その程度ですか?拳の勇者殿?」

 さっきから大きさを変えていないはずのエレノアが感覚的に巨大に見える。

「あなたに物理が効かないのなら!」

 そう言うと、コクヨウは息を吸い込みブレスの体勢を取る。

「収束ドラゴン砲!」 

 そう言うと…コクヨウのブレスは口の根元で爆発しそのまま口が砕け散る。

「な!」

「あなたも教授の話を聞いていたなら、これ位。」

 エレノアは城の上から一歩も動いていなかった。

『あれは何したんだよ。』

『あれは口の目の前に透明な自分の体を置いて、ブレスを暴発させたのさ。』

『えっぐ!』

『実はもうほとんど周囲に体を置いて、いつでも捕縛完了できるように構えている。後は遊んでどこまでDP引き出させるか…または負けさせるかって感じだね。』

「天井の高さよし…ここまでさせるあなたが凄い。」

 そう言うとコクヨウは竜に変身し、さらに20倍以上の巨大化をする。その姿に亜人同盟のダンマスたちは歓声を上げる。

「感謝します、ここまでさせてもらえるのなら!」

 だがその様子に、エレノアが…表情を変えることはなかった。

「本当は、愛でてあげたいのですが、今は中継されています。なので、あなたには敗北を知ってもらいましょう。」

 その言葉の瞬間…透明な拳が地面から出てきて…コクヨウの顎を打ち据える。そしてそのまま吹き飛ぶと、さらにコクヨウの体すべてが透明な膜につつまれ、そのまま、橋の向こうの水の中に沈められてしまう。そしてそこから巨大な骨の折れる音やきしむ音が聞こえる…。

『いや、これは…惨いだろ…。』

『本来のエレノアに近い勝ちパターンだね…。』

「ふむ…ちょっと前見た時より痩せましたか?撫でている感じが少し柔らかいのです。ちゃんと食事は取らないと筋肉付きませんよ?」

 エレノアがつぶやく中、コクヨウはそのまま…全身複雑骨折で…DPとしてて消え去ってしまった。


名前:≪真なる湖の覇王≫エレノア

種族:始祖スライム:LV4274

職業:ダンジョンユニークモンスター、グランドテイマーLV50 ≪聖母LV50≫

ソウルレベル:LV3

HP:2、677、171、243(約263億)

MP:62、857、233(約6千2百万)

STR:276、432

VIT:24、786、573、224、385(約24兆)

INT:4674

MID:96、748、732(約9千万))

AGI:4、576、387、942(約45億)

MAG::47169、822(約4千万)

DP:蘇生拒否


スキル:分裂LV10 忠誠の一念LV10、鑑定LV10、魔王LV4、統一言語LV6、急成長LV10 手当LV10、液体化LV10,ステータス偽装LV10、装着(指輪)LV10、格闘技LV10、前衛魔法LV7、慧眼LV7、繁殖LV10、変身LV10、吸収LV10

称号:始祖の存在 ナオの第一眷属 ダンジョンユニークモンスター ≪真なる湖の覇王≫(水に関して有利、レベル上限+10)、魔王LV1(LV上限+1)

装備:なし

所持金:不明

変身可能生物:ほぼすべて

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