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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第8章 魔王バトルの章
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10-6 パーティの始まり

 美月の従者選定から一か月たったこの日、このお祭りに全ダンマスはほとんどこの機会を逃すはずなく参加を決定した。がそこに現れたのは満天の星空の下、巨大な橋と湖…。そしてその奥にそび

える巨大な城であった。これがナオが作った新コアルーム”魔王城ver.2”である。魔王城の外観そのままに地下部分を作り、そこに水を張り湖を再現、空は黒く、しかも高めに作ることで星々が輝いてみるように見える…。その中にひときわ強い光の下、いや、月に見える光から指すのはあの黒い城だ。

「すげえな…ナオは。」

「建築センスまであるなんて・・・。」

「だニャー。建築費が恐ろしいニャ。」

 イツキたちが唖然とする中、ゆっくりと歩く。全員その圧巻のフォルムにに唖然としている…。

「すごいな、ダンジョン運営は。」

「これが…。あの連中のハウスか。」

「黒よりやっぱり城がいいねぇ…。」

「すごいっす、あの店主やる時やるっす。」

「ただ酒が飲める!これに尽きる!」

 様々なつぶやきが聞こえる。今回はマスターが部下を3人までなら連れてくることが可能で、コアも肉体を持つなら連れてきていい事になっている、今回は別室に”会談ルーム”が設置してあるそうでこの時に新人ダンマスを抱え込む考えが多いようだ。中に入ると外側の黒とはうって変わって白を基調とした壁と装飾品、そしてテーブルの上には料理が並び…立食形式か。それに群がる初心者マスターたちがいた。結構料理は豪勢で、ドラゴンの肉や、ワイバーンの卵のオムレツ…サラダに酒も一流っぽいな…。

「コクヨウも食べなさい。キラリもここは食料確保しておくのよ。」

「師匠、それははしたないですよ、確かに王宮でも出ないクラスなんですけど。」

「お母様、こんなところにハーリスさんの実費請求の札が!」

「馬鹿ね。見なかったことにするのよ!反応しちゃダメ。」

 なんか白いドレスのねーちゃんが…女の子に話をして、両手に肉を持っている。

「が―はっはっは!久しいな、ファンガス!」

「おうよ、ドルカス!今日こそ、飲み合いで決着付けるぞ1」

 向こうではあの時のダンマスとドワーフが混ざって酒飲んでる。…あれギルマス?…あそこにギルド派出所がある。それでか…。

「私達も食べておいて、栄養確保よ。」

「分かってるにゃ。でもエキシビジョンも楽しみにゃ。」

 そう。俺たちの目的は、あのナオの言っていた”最初の魔王・エレノア”の力を見るためだ。今後の試金石になるとみている。

「亜人同盟はどうも南が何とか勇者を出したらしいし魔王も用意したらしいからな…。他の魔王がどうなるか、みてみたいぜ…。」

 歩いて傍に寄るとやっぱりというか、各ダンマスで派閥というか集まりができている、当然最大は南とドルカス率いる。26名のマスターを従える”亜人同盟”である。その南と談笑しているのが”スキュラカンパニー”のトップ。海川だ。本人はクラーケンであり、その他に4人のダンマスしかいないが、その全員が稼ぐDPと、現在は少ない海洋を握る大手の同盟だ。但し最大で9であるため 今回は参加しない。がやはり商売の場としてとらえるのは各所一緒で、魔人連合はスカウトに必死だ。また、月下の庭園もダンマスだけなら多い…現在3位だけある。が取り巻きに覇気がない。その辺が寂しいか…。ただ、ナオの姿ないがな?

「ようこそいらっしゃいました。こちら魔王城の落成記念及び、魔王バトル開催の記念式典にご参加いただき誠にありがとうございます。」

 急に響き渡る声に…会場から上がる階段の先に二人の男女の姿があった。

「私、運営代理としまして、浮遊島にある”NEO雑貨店”店主ナオが司会を務めます。今回はこちら。登録時間までに条件を満たし、登録を行った魔王及び大魔王各位の紹介画像を作ったのでこちらをご覧ください。」


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