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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
冬スペシャル 12/31+ā
322/1815

新年スペシャルSP1 新年初ケイブ お披露目ではなくテスターで。

新年あけましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします。

 1月2日、一日は休日という事で全員で休んでいたが、二日はそうではない。ここに現在、ギルドのS級冒険者達及びこのタンジョン建設者たちによる落成記念パーティーが行われていた。

「新年明けましておめでとうございます!」

「「あけましておめでとうございます。」」

 ドルカスの号令に全員があいさつをする。が、ここは初もうででも、神社でもない。ここはダンジョンだ。

「昨日は一応休んでもらって依頼を受けてもらった全員…みんなありがとう、今日、ケイブは完成の日の目を見る!」

 ケイブ。それはドルカスが企画した”ダンマスでも楽しめるダンジョン”というモットーのもと、暇だったダンマスたちにいら強いて作ってもらったダンジョンだ。

「で、頼みたいのはこのダンジョンは明日!一月三日にオープンする!現在街の出入り口は、このダンジョン開放セレモニーの為に市民たち及び、商人。そして冒険者たちが待ち構えている!」

 一応ここは外にあるドワーフ商店街の脇にあるケイブ入り口だ。最初はドワーフ商店街の奥からにしようという話があったが、混雑が予想できたため、わきに変更した。そして脇では亜人同盟に参加したダンマスのショップが立ち並び…部下たちが商品の陳列を行っている、新年セールを行うためだ。商人たちと、一部冒険者たちは当然このセール狙いだ。

「でだ!一般人が来るとなり、ダンマスが楽しめるというコンセプトだが、大型ダンジョン建設は初めてだ、テストもしたことが無い!」

「「おおー!」」

 これには理由がある、これは悲しむべきか、魔界建築家井原が広めた簡易ダンジョンシステム”メイズ”により、このルームを適当改造しておいておけばダンジョンが成立する。ひな形があるため、改造が容易で、逆にダンジョン建設のスキルはダンマス間で育たなかった。なので、大型ダンジョンというとこの繰り返しが予想できた。がダンジョンバトルにおいて”攻略しがいのあるダンジョン”というのは人気が高い。魔王国の”ヤクザ繁華街”とか、千鳥万花”300mノンタッチフライ”とかこういう、変わったダンジョンというのは人気を集めやすい。

「で、みんなにダンジョンに潜ってもらう!制限時間は16時間、感想は書くダンジョンごとにコアが直接監視して声を聞いている、言えばそれを出た後にフィールドバックさせる!」

 これを提案したのは僕だ。僕の場合ダンジョンを制作する際に”教授”やお姉ちゃんたちにテストしてもらい、意見をもらいつつ建物を作ってきた。そうなると、ダンジョン匂いて、外部評価の必要性を感じていた。

「でもいいだわさ?」

「お前らの所の初心者いるだろ!それでいい、後お前らはいるな!」

「ひどいだわさ。」 

 トサカお姉さんと・・・後ミラージェ、後で聞いたらあの人が男であり、井原さんらしい。このダンジョンの”商店街”側の建築に呼ばれ、ダンジョン…ではなく山を掘ってそのままダンジョン商店街を建てたという建築家である、ついでに亜人同盟とは商業提携を結び、千鳥万花から一人交換留学生を出している、がこっちから送る人員は現在保留中だ。が、あまり気にしていないようだ。意外と裏表ある組織なので、自分も慎重にみている。

「第一この子達が行くだけだ、初心者だからな。」

 そう言って差し出したのが…女性というより女子4人と青年一人という組み合わせだ。後いるのが、教授とネル。後リューネさんとコクヨウ、キラリ達の5人チーム。お姉ちゃんと僕とエレノア、ハーリス5(イヤリング)だ。但しお姉ちゃんは”鎧騎士”モードであり、エレノアが着ている、なので、事実上僕と鎧騎士だけという形だ。但し僕は当然一般人なので、戦闘に出ない、が見に来ている理由は単純で僕は自分の領域である”野外”はハーリスを通じて監視できるがダンジョン内は相手の領域という事で見る事ができない。ハーリスを通じてコアに対して聴取は可能だが、細かい監視は開いて任せになる。不確実という事だ。そこで、一度大ダンジョンを学ぼうって事になった。

「でた、鎧騎士はいるんだが、なんでその子を?」

 一応僕の事はドルカス以下、全員に伏せさせることにしている。特に鎧騎士。

「…こいつは…子供の目で見てどうなるか…見せるためだ。…危険なら引き上げる。」

 こういう時のお姉ちゃんは基本、無口だ。しかも声も小さい。今回はさらに鎧なので、もっと小さい。

「でだ、見学者は全員こっちの指令室に来てくれ。同盟ルームの改造版だからな。」

 ケイブはダンジョンを連結して作ったダンジョンだ。なので、救援とかを送る際には隣のダンジョンから送る場合もある、初心者ダンマスで熟練モンスターを送る必要がある場合がある、なので、ケイブは合議の上で、コアルームの代わりに担当ダンマスは全てこの作戦指令室に詰める事になっている、


 ケイブにはダンマス向けに確約された三つのルールがある。


一つ、お宝は完全ランダム取っ払い。超えたルーム数×階層数×10GPのお宝を出す、

一つ、フロア内にルームは一つ、一フロア一ルームのみ。200階層を上限とする。敵の強さはフロア数LVランダム

一つ。ラスト10エリアはラスボス区画として上位ダンマスのタンジョンとなる。それ以外はくじで決めたダンマスのダンジョンとなる。差し替えは一週間毎


 である。それ以外は基本ルールが無いのが売りである。その為予測不可能、お宝確約、全部亜人同盟がDP込み支払いとなる。かなり太っ腹なダンジョンだがこの書き方だと200階層は合計200LVの雑魚が出る事になる。がまあ、200レベルって職業と種族だけだと60が限界になるので、どう表現するんだろう。という感じだが…。

「では最初の組、初心者組が入ってくれ、それから10分後に今度は複数冒険者が来る感じでリューネチーム。そして教授、後鎧騎士が入ってくれ。」

 ついでに僕は見学だが…あれ?トサカさんと井原さんは作戦指令室に入っていく。

「じゃ、私たちが行くわね…。」

「………大丈夫?…。」

「大丈夫ですよ、僕たちが守ります。」

 初心者チームだが…まあこういうテスターがいないと実際どう見えるのか、意見はとれない、だからとはいえ、よく初心者見つかったな。

『なお今回は、テストのためダンジョンは選ばれた5つのダンジョンとなる、1F、40F、80F、120F、160F,200Fだ。ついでに俺は一階を担当だ。そこの工場…いや鋼鉄城あるだろ?そこの鉱石供給ダンジョンだ。俺達のメインダンジョンでもある、だからそこは立地上欠かせねえ。だから諦めてくれ。後、タイムリミットは16時間だ。そこで強制的に目の前にゲートを開いて帰ってもらう。』 という事は1Fは大方鉱山か…。声は指令室にいるドルカスが声を出し、そこの様子をプロジェクションモニターで、場にいる全ダンマスが見ている、ついでに参考はスペースシャトルの発令所だ。

「じゃ、じゃあ、40Fはどうなるの?」

 初心者さんチームか。

『ああ、そこは俺が見て甲乙つけがたい4つのダンジョンだ。あとは適当だったりありきたり何で、省いた。』

 うわ。確かにそうか、という事は敵の難易度と、困ったフロアのテストか…。

「分かった。いくわよ!」

 5人がぞろぞろ出発していく。で、そのあとにリューネチームが、そして、教授、そして鎧騎士の準で10分たってから投入される。今回はわざと”他のダンマス”の目にふれるのを計算に入れた訓練を僕たちがするとともに、実力を隠して色々する訓練だ。主にお姉ちゃんとリューネさんが。目を離すと大火力するので、しないと祈りたい。

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