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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
冬スペシャル 12/31+ā
313/1813

9-冬SP5 旅立つ僕らと残る僕

「ああ言うのでいいの?」

 魔王城会議室で全員を並べ…みんなで書類を見ている、一応”新年会”という事で、今までの捻りが嘘のような立食パーティと計画はなった。予定日は”12月31日”地球で言う年末だが年越しまでやる予定だ。ついでに、前後三日は明けてもらった。年に一度市民込みの休日を設定することで人々の”寿命”と”健康”の促進を狙う。後消費喚起の意味合いもある。

「今回は、私たちが年始であいさつするだけでいい。」

「音程の話は聞いていたけど、あんな破廉恥な…。」

 ネルが、恥ずかしがるのもわかる、あれはアイドル衣装という奴で、俗に言う”キラリコレクション”みたいな服だ。ついでにあれ…僕がこっちに帰ってくる前に発注されたものでこのためだと思わなかったらしい。じゃあ、みんなでマネするか?と言われるとそれは違うと思ってる。ただ破廉恥なと言っているのは、スカートの丈だ。結構短くて貴族の皆さん含め、全員(皇帝込み)で恥ずかしがっていたので。あれをやって、神様のイメージがって思ったらしい、

「まあねえ…ああ言う衣装人気あるんだけど、ほら、」

「だよね・・・。」

 ダンマス女子会と違い、魔王軍女子会の意見は否定的だ。が、実際アイドルグループ計画は南さんにあったらしい、というのも”信仰”を集めるのには神様の事を好きになって貰わないといけない。これが加速すると”信仰”になるのだ。だからまずは親しんでもらう、これが重要だ。

「かわいいけど、ファンタジーじゃないよね。」

「ふむ、あの丈、実は、ギリシャでもあるんだぞ?だからまあ…。」

「え?」

「後で関係各位に書類は送っておけよ。でもまあ…宴会でいいと思うぞ、第一外でのイベントは場所によって…確か予定地のリンシュメルトは?」

「あそこは雪が降りますわ。よく教会の外に積もる雪を見ながらホットスープ飲んでました。」

 南さんがダンマス時代の思い出だろうか…。

「そう言えば、こっちは寒いってエルフも言ってた。魔界では緩和されているが…こっちの冬は寒い。」

 ネルも思うところがあるようだ。そう言えば暖を取る系の食事か…。

「はい、ですので、今年は旅行というより、各王城事で統一で開くそうです。エクトネーゼも冬は参加する気はないと聞いてます。」

 リーメ君。

「なら、それでいいんじゃあない?私も王城で食事を出すだけにするわ。」

「そうですね。婚活パーティ込みなら。広い会場と食事さえあればいいんですから。でも、太陽復活祭か…。」

「科学的根拠はなくても、先の凶作不安の解除のためにやる場合もある、」

 ダンマスは支配領域に限りは魔法さえあれば”天候操作”が可能だ。一応ダンジョン内も晴れだけでなく“夜”も可能だが、DP消費が20分600万DP程なので、普通はやらない。

「なら、リンシュメルトでは年始に、みんなで祈ってみましょう」

「…私もやる。」

 最近一緒にいる事が多い神様師弟のネルさんたちが頷く。

「一応私も竜の尾根の”ドラゴン洞窟”にベビードラゴン”たちを放ってあるから、そっちに行ってついでに体伸ばしてくるわ。」

 リューネさんんも一緒か。

「なら、年末は休暇出すよ。ブラックだと困るだろうし、みんな自由でいい?」

「「はい!」」 

 全員一致で、今年の冬は各自のお休みとした。僕はそう言えば年末のある生活してないな…。


「そう言えば、ナオはどうするのよ。年末?それに今までどうしてたのよ?」

「冬?お客まって、ついでにスープがあったから、スープ飲んでた、ついでにダンジョンの状況とか、後ガチャの具合のチェックだね。」

 会議も終わり、年末はみんなそれぞれ自由行動だ。というかよくよく考えてみると、結構きつい言い方で魔王軍は秘密を守っているが、裏組織の為か無茶苦茶時眼が緩い。会議もまあ、みんないるからやるかなぐらい。

「じゃ、家に子供待たせてるから帰るわ。」

 リューネさんは帰っていった。シングルマザー。リーメ君も実際中々呼べない。というのも、ダンジョンバトルや”S級冒険者チーム”の関係で、エクトネーゼの相談役になっているらしく、傭兵団の運営もあり、実際無茶苦茶忙しい、主に外側が。内側は。5階層しないのに3階の突破も難しい凶悪ダンジョン”ゴブリン村”だという話だ。ついでに階層が上がるにつれ、フロアが広がり、相手の規模が大きくなる、最後は見せてもらったが”大国”らしく。コアルーム以外かなり広い。そして、その中を隊列を組襲うようになった”鬼”軍団が待ち構えるという。ついでにコクヨウさんが少し泣きが入るレベルらしいので、怖いな…。そう言うわけで、とてもではないが忙しい。あっちは純粋に魔王でもあるし、又はとても普通にダンマスしてるな。

「でもそうなると、お姉ちゃんは?」

「一応、私も用件あるのよ。後で行くけど、優ちゃんの関連で、手伝いに行ってくる。こっちが監修が欲しいものがあるみたい。」

 お姉ちゃんもか…。そういえばお姉ちゃんの本体の体長は…数kmはある巨大さだ。

「そう言えば解除はいいの?」

 体を伸ばさないと、具合が悪くなるとは、リューネさんの談だ。

「してるわよ、魔界で。」

「え?」

「身体気体でしょ?ほぼすべて。だからそれ放出してるのよ。で、それで太陽エネルギー吸って光合成してるわけ。おかげさまでナオにDP大量に出せるし、」

 そう言えば変幻ノ王の能力である”気体”の体が合ったからか…。

「まあ、今は改装にDP入れて、本格的にダンジョン作ってるから。」

「どんなダンジョンを作ってるの?」

「秘密。できれば驚かせたいの。」

「…分かった。」

 そう言うとお姉ちゃんは…シーアと交代した。

「シーア。」

「マスター。交代してすぐですが。できれば休暇が頂きたいと。」

「どっか行くの?」

「リンシュメルト騎士団に顔を出しに行きたいと。訓練も途中が多かったですし、それに新年会があるなら。」

「それなら、ミーアにも挨拶行っておいで。親交深めてくるといい。」

「は、はい!」

 そう言うと、すたすた歩いて行ってしまった。みんなにはみんなの人生がある。寂しくもあるね。よくよく考えれば、僕は仕事人間のまま、早送り含めだと30年ぐらいは、魔王業していた。休日らしい休日というと…まあ雑貨店も暇つぶしと言えばそうだが。新年ガチャも仕込んでおくか。冬至ガチャでいいや。

「…。」

 珍しくというか…。部屋には、ハーリスとエレノアしかいない。教授はいつも通り、いつの間にかいない。来たいときは来るので、猫みたいな人だ。休みか…。

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