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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
冬スペシャル 12/31+ā
312/1818

9-冬SP4 パーティの楽しみ方って人間観察だと思う。、

祝一周年。これからも俺ツエーRPGをよろしくお願いします。

 パーティは基本立食形式でちょうど、入り口が見える範囲にベンチが置いてあったため、そこに座って、エレノアに頼んで食事をとってきてもらい。入口の様子を見る。パーティの感じはかなり温和で、お貴族様がちょいちょいいて、皇帝らしき人が、挨拶されている。こんな”貴族パーティ”に憧れるそんなダンマスが多くいた。今回は亜人同盟全ダンマスとともに他のダンマスも参加しているようだ。ダンマスも多いので、こういう社交的なシーンにダンマスがなるなんて思ったことなかった。でもみんな僕たち4人…直樹以外はいるが3人がいた頃はこうなるとか思ったことないな…。こうしてパーティに参加するとか。ちょっと感慨深い。

「でも本当にあれよね。あれ。」

「まじかで見ると即決すぎるわー。」

 二人が見ていたのは、貴族たちの会話だ。

「結婚してください!」

「断る!」

「分かりました!ではそちらの方!」

「うーん、やっぱりダメ。」

「分かりました!」

 …こんな恋愛風景は確かに結婚相談所いらんわ。ついでに男性が女性2名に振られているのだが。このスピードで求婚するのに男が”ハイ分かりました”とか即決すぎるだろ。諦めるなよ。

「確かに勇者が結婚してないというのが、白い目で来るわ。」

「たしかに、」

 リューネさんとかの呆れ顔は当然だ。僕もだ。ついでに、その話をしているので、害虫駆除用に…なぜかミニスカドレスできたキラリと一緒に早音さんを付けておいた。が。

あれ両方女性だろ?あ、誘われた。

「そうなると、ここは巨大婚活会場でもあるのですね。ここ。」

「図らずともそうだな。」

 これはこのスピード即決だと、確かにこの人数の即決だと…でもお見合いとかあるのかな?

「お見合いはあるの?」

「不明ですね、調べていませんでした。確かにこのスピードでの恋愛なら、お見合いとか、村長が決めたとかありそうです。」

「そうなのです、そう言う意味だともう私たちは”結婚”より濃厚なのです。」

 一応僕たちはこうやって椅子に座ってみているが…よく見ると数人の軽便がこっちに触れないように警戒してる。監視かな?

「どうも慧眼誤魔化すのはきつかったみたいね。」

「だよね、この反応。」

 リューネさんも、お姉ちゃんも警戒気味だ、でも、さっきの話だとどうも、エレノアの事を知っているんだよな?3年間は表に出ていないはずなのに…。なんでだろう?

「…あれ?」

「どうしたの?」

「あの人。」

 ケイが指差した先にいるのは一人のワイルド山賊系のおじさまだ。が…。

「獣のダンジョンマスター?」

「偽物とか?」

「いや、それはないはず。」

 一応この世界のダンジョンマスターのファクターはほぼ被らないように意識調整されているが、それでも重複がある、そのうちの一つが”竜”のダンジョンマスターだ。後は獣、妖は多い。範囲が広くレベル1でも十分利益が得られるためだ。但し、ハーリス報告によると、その分レベルアップ後が薄く、対費用効果が下がる欠点があり、初心者向けだそうだ。妖は”下級モンスター必要コスト半額”であり、量産に向き、獣は”動物や獣系”の半額である。妖を付けてゴブリン量産とか結構聞く話である。これもゴブリン、オーガが多い理由になっている。が、様子を見ていると、教授とネル・・・そして南さんを見ている目が怪しい。恐怖とも…。言えない顔だ。そう言えばその辺知らないなあ。

「でもマスター多いわね。こっちの千鳥万花だっけ?あそこの女性3人組もそうだけど…。あのトサカも組み合わせがほぼ死ぬ気ない。後、ファクターが全員進化済みだ。」

「へえ…。データは?」

「テスターと思って回収させてあります。」

 ハーリスの強みである。ダンジョンマスターカスタマーセンターとして回答を得る代わりにこっちはデータをもらう、それがこの役職の利点でもある。

「意外とあの井原という男は、役に立つので放置がいいかと。そう言えば後で聞いた話ですけど、魔王軍の頃にこの井原を取り込む計画があったとか。但しあのトサカが。先に

動いたので、対策を考えているうちに、ナオが帰ってきたという話が。」

「へえ、そんなすごいんだ。」

「それくらいのダンマス界の有名人ですね。後、魔王軍と単独で取引があった。数少ない相手でして、まあ、ネルがあの性格なので…。」

 実際ネルとか、七海ちゃんは意外と考え方がスローで、拙速に動くことが無い。出されたプロジェクトは数か月、数年単位の物が多い、そうなると…って事か。

「でもまあ、料理は。」

「シードルに、パークボアの丸焼き香草漬け、これはチキンとバーストブルもあるな。結構出してるねえ…。」

 料理は、ちょっと味付けにいろいろ不満があるものの、一から全部作るなら、これでも十分凄い料理となる。結構裕福な印象を受けた。ついでに、なんか会場ではアイドルグループがダンスを踊って、どうも、デビューアルバムらしい。最新曲”私の御主人様”という曲を歌っていた。どう見てもアイドルグループなのだが、その斬新さでダンマスに人気だった。ついでに握手会と音が出る特殊なオルゴールを手売りしていた。…何これ?

この2話様子の裏側は”外伝”の方で補完します。が基本はあまり交わりません

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