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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
番外編 2年前のあの日
306/1813

9-番外編14 三日月総評

「それがあの有名な月光部隊ですか…。」

 南も思いっきりこっちで菓子をつまんでる。

「うん、普通にいえば普通の勇者だけど。あの姿勢は凄いよ。しかも、凄い戦闘慣れしてる。」

「戦ったんだよね、確か。」

「あれからしばらくして、偉業達成で魔王城に来るって言った時に私が戦うって事になった。ヨミとか…シーアだと負ける可能性があったからね。」

 お姉ちゃんもボックスから自分のお菓子を出してつまんでいる。まあ、僕もそのおこぼれをもらうんだけど。

「一応、勇者部隊以外で唯一の成功例と言われたのが、月光部隊ですからね。」

 後で聞いてみるとモートリアでは有名な勇者で、各地を転生し盗賊狩りから、スタンピードを抑えたりとか、功績は凄いあったらしく、有名な勇者だった。正確には他の勇者が恐ろしく惨いの

ばっかりで、被害の報告が多く、勇者殺しを実際月光たちがずいぶんしていたみたいだ。村を襲った勇者の退治とかをだ。ここまで来ると勇者ってなんだろうって思ってきた。

「特に凄かったのが、フォーメーションの多彩さ。ゲームでよく見るスタイルから実践戦術迄幅広かった。一応フルエンチャントをかけてあったけど。それでもすごいって感じるほどだった。」

「へぇ…。」

「あの一気に迷いなく刀振り抜く様とか、ちょっとじゃない感動したよ。ああいう人私たちにいなかったからね。」

 お姉ちゃんの興奮もわかる。

「でもシーアで負ける可能性あったんだ。」

「うん、まあ、あとで聞いたらエレノアに次ぐ実力なので負けないとわかったけど、普通の剣士や対人戦だと全く勝てないと思った。」

「ダンジョンバトルに数回誘われたのでやってみたんですが、全員…一人で、全軍潰してましたね、」

 ミーアも実際弱くないし、生産系なので、そっち支援だがその巧みな糸捌きは実は結構綺麗だ。後、食べた物で糸を作れるのだが。実は結構悪食で金属も食べれる。まあ、本人が言うに努力した

らしいのだが。それも絡んで高性能な蜘蛛さんなのだ。ユーは…戦った場合は無条件に勝ちに近いレベルの巨体と生産能力を誇る。相手に居たら最悪だな…。

「でもフォーメーションがきっちりしてたあの子たちは、パワーで押し込む以外、考えれないぐらい強かった。あまり好きじゃないんだよね。そう言うの。」

 お姉ちゃんにこう言わせるだけ実際三日月は強かったんだろう。

「ふむ、そうみると、あの月下の庭園は凄腕なのですか…。」

「月下の庭園?」

「あ…はい、最近ランキングを駆け上がってきた。つわもので元月光部隊が作ったダンジョンらしく、ダンジョンバトル勝利数ランキングトップですわね。秋にもいましたが…。」

 これも定期的にセッティングされるダンジョンバトル勝利数ランキングだ。単純な勝利数が求められるが、関係者と判断される身内回しができないというのがみそで偽装工作できない。そのため

弱者狩りとなるのだが、実はちゃんと稼げるのが、長峰君たち大陸統一機構メンバーで証明されている。というか、検証において人数は実際力である。まあ、検証を頼んでおいたし、増援もセーフティを置いてあるから、できるんだけど。で、その時に確立したのが”防衛稼ぎ”と呼ばれるバトルでの稼ぎ方だ。まあ、これは追々話すとして、

「そんなすごいの?」

「はい、集団戦においては1,2を争うダンジョンで、集団戦が得意で、数で押すゴブリン村と戦略の月下の抗争は有名ですわね。」

 あのリーメ君と争うレベルのダンジョン、凄いな…戦闘の様子を見せてもらったあの数押しは今でもトラウマなのに…。

「最近はそのせいもあってゴブリン村の方も、戦略を用いているので、勝ちが上回るようになりましたが。鬼ちゃんを破る猛者までは出ませんね。」

 あの強いパーティメンバーの大駒と、数押しが売りのゴブリン村である。流石に魔王を破るまでに至らないか…。

「でもそうなると、相当お姉ちゃんの評価も嘘じゃないかもね。」

「まあ、”斬殺・ナギサ”も強いですからね。」

「何それ?」

「ああ、ダンジョンの防衛に立つ有名な方で、居合の名手と名高い剣士ですね。一応固定ファンも多い、のですが腕は確かで、ただ、魔王軍幹部ほどではないと思いますが…。それでも剣一本で走ってくる。あの姿は今でも…カップリングがはかどるお姉さま系です。」

 ウワア・・・。

「人気あるんだ。」

「はい、私としては、スキュラカンパニーのスキュラ部隊とか後、千鳥万花とかあの辺もダンジョンバトルではきつい相手ですね…。人気もあります。」

 千鳥万花と呼ばれる同盟で有名な脱力系戦術で、単純にボス部屋で、部屋の上の方で延々と合唱隊が音痴な歌を歌い、相手の気力を減退させ体力を奪っていくというもので。ボス部屋が”ボスを倒

さないと抜けれない”のを利用した戦術だ。これはダンマスSNSでは要警戒情報として知られ、時折、これが禁止と明記されるレベルの戦術だ。なんといっても死ににくい、タイムアップが狙える。

そうでない場合、餓死まで行ける。DPは最大利益まで絞られる。でこれが通称”合唱隊”と呼ばれる戦術だ。ついでにこれにヒールとか混ぜて、相手の攻撃の無効化も図る。その為千鳥万花は以外と上位に入る同盟となったのだ。ついでにこれの上位のボス部屋入ったけど、透明化で潜むだけのレイス戦術というのもある。これはDP利益は狙えないため、あまりいい戦術とは言われない。スキュラ部隊も有名なというか、あれはダンジョンが悪質だ。海中ダンジョンというまず生物が生きて居にくい環境と、スキュラによる巨大生物の蹂躙がセットになったダンジョンで、単純にダンジョンにはスキュラが15体いるだけというシンプルダンジョンである。が、スキュラって大きさ40mにもなる怪獣モンスターである。ついでに双頭持ちで、HPも極めて高い。なので、持久戦で必ず勝てるだけのHPと再生があり、しかも、多めの数がある。で、海中でこっちは消費が大きいという、欠点込みのダンジョンであそこの戦闘映像はめったに流れてこない。それくらい…戦闘にならない。なったのは龍王の住処のドラゴン小隊だけだ。そう言う意味で言うと、実際かなりダンマス間では有名部隊とかそう言うのが多い。ただし…お姉ちゃんたちとかエレノアが目立ってないのは運がいいのかもしれない、ついでにそのクラスぐらいなら全滅が可能だ。ついでに南さんこう言っているが後で調べたら、無敗ホルダーである。めったにでないけど、最近は画像が出回ることになったがそれはもう…うん、ハーリスの瞬殺具合が嘘のような堅固な物で、魔法が使えないのに物理無効しかこないという悪夢のホーリーダンジョンであり、内装もあり、最悪だ。ついでにそれでも突破するとボスが相手するのだが…となると、ヨミとか、ハーリスみたく瞬殺してるのが実は実力差を示しているのか…。…今考えると、ハーリスとか、いかにあの牛乳がえぐいかよくわかる。

「でもまあ…どうだったのその魔王戦は?」

「結構きつかった。手加減がある意味一番きついバトルだった。」

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