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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
番外編 2年前のあの日
300/1816

9-番外編8 二年前の僕 勇者といれば、資金提供も要求するかな?

祝300回です、外伝も味である俺ツエーRPGを今後ともよろしくお願いします。

 一時間もすると、陶器に塗料を塗り終わると、ハーリスが手を当てていく、実はというかダンマスのコアが付与魔法を使うのは凄い有利であり不利だ。というのも付与魔法は只痛い普通に魔法を唱えるものの10倍か100倍のMPが欲しい。今回の魔法の場合5×2(レベル)×100となり1000MPが欲しい。モンスター5体から10体分はあるが。これが付与に欲しい。そして付与魔法を使い添付すれば完成だ。ただ、MPは人間は自然回復する意味では貴重であり、コアはDPを代わりに使うので回復しない。スキルの付与のほうが魔法より安いが、魔法のほうが便利なのが多いんだ。

「本当に軽くなってる。」

「で、丈夫さは?」

「塗料に綿を細かく刻んだものを混ぜたので、ある程度ではありますが耐衝撃性は上がります。」

「そう言うの凄いわね。今度分けてもらえる?」

「いえ、これは私の仕事に欲しいのであまり余りはないんです。」

 実際魔石を加工したうえに魔力操作とか、ダークボックスとかで加工が欲しく、量産はされていない。が、必要なら魔術ギルドに売ろうかな?魔石の価値が上がれば魔石の値段も上がるだろうし魔法世界には必須だ。

「本当に軽くなってる、大丈夫?おじさん、」

「はい、これは…すごいですね、」

 ゴルドさんも持ち上げてみるが、かなり軽いようだ。領で手は持ち上がる。

「では、時々こっちに来ますので、その都度報告お願いします。その時に牛乳をもらっていきます。」

 後で正式に売り物用牛乳瓶は作っておこう。

「分かりました。ありがとうございます。」

 ごルドさんのお辞儀で…やっと僕たちの出番は終わりだ。さて…。

「すまない、君たちにお願いしたいことがある。いくつか相談に乗って欲しい。」

 山城が思いっきり頭を下げる。

「できれば、その牛乳を僕たちに譲ってほしい。」

「…商売でもあるので、できれば事情を。」

 流石に僕たちは実際はいらないんだけど、データの多様性の観点で欲しい。

「馬車の中で相談したいのでこちらに。」

 外の馬車を指さす。

「わかりました。」


「どうして、欲しいんです?」

「実は回復魔法に限界を感じていまして。近隣の村で実は僕たち暮らしてまして、医者みたいなことをやっているんです。」

 確かに光魔法には回復魔法がある、軽い体調不良や、着ず程度なら直せる。

「だけど、栄養不足でヒールをかやっても結局栄養失調で倒れる人が多く。僕たち、どうしたらいいのかわからないんです。この牛乳さえあれば人々を救えると思うんです。」

「それを言えばぼくが街に持って行って売って、それをあなた達が買ってもいいですよね?」

 これは俗に行く偽善の交渉って奴だ。善意の強要。いい人のふりをして、都合のいい善意に期待することだ、これの被害を僕は知っているし、その為に困った商店街のおっちゃんの事も知っている。

「まあそうなんですけど、」

「僕達に売る分と、あなたたちに売る分をゴルドさんが替えたとしても僕は文句を言いません。」

「…。」

 馬車にいる全員が押し黙った。せめて、そこで困ってるゴルドさんから買おうね。

「ゴルドさんに交渉してください。」

「僕達が勇者でも?」

「それ、市民に言ったら、あなた殺されますよ?」

「なんで!?」

「あなた方が召喚される前、王家と勇者で戦争をしたんです。多くの男たちが死にました。その爪痕は大きくて、国によっては兵士を女性にさせてでも無理やり補充しています。親が勇者に殺された

って人も多いんですよ。」

 僕の言葉に全員が息をのみ、俯く。

「勇者であるまでしか情報がないのであなた方でないとしても、勇者を大っぴらに言えば、勇者に親や恋人殺された人に刺されても文句言えないですよね?」

「そんなのタカアキは関係ないじゃない!」

「だったら名乗らない事です。勇者出ないといけない理由はあなたにありましたか?勇者の名前を利用としませんでしたか?あなた方は勇者である彼が好きですか?ヤマシロさん本人が好きですか?」

「僕達にお金はありません。」

 普通、王級とか逃げて来た勇者には資金はないに決まってる。

「だったら働けば?」

 甘えてる、正論で突き放そう。

「王家に見つかりませんか?」

「ギルドがエクトネーゼにはあります。そこで事情を話せばちゃんと支援してもらえます。ギルドは基本勇者優先なので、運がいいなら資金援助も頼めますし、討伐が絡むなら当然稼ぐことができるでしょう。」

「僕達で大丈夫ですか?僕たちは人々を、困ってる人を助けたい。」

 いい人ではあるんだよね。ただ、甘えてる。そう思えた。ボランティアは自発的にやってボランティア、強要すればそれは脅しなんだよ?

「行ってみてやってみましょう、場合によっては援助も受けれるでしょう。一緒に来ます?馬車で送ってもらえればその分はお金を出しますし…。」

「よ、よろしくお願いします。」

 そのあと、2日かけて馬車でゆっくり色々世間話しながらエクトネーゼにつくとそこで、ヤマシロ君たちはギルドで登録、無事ハーリスからのチェックで金カードになったことが分かった。

ついでに訓練をみんなで受けるらしく、…冒険者テンプレ楽しんでくれ。で、僕たちは向こうにゴーストを一体置いて、ゴルドさんの様子を監視してもらいつつ。家に帰ってきた。ついでに様子としてはちゃんと成功だが、あとで思ったのがこれ。この首輪登録した人間が登録した場所から、にしないと本人がいつまでたっても管理しないといけなくて、休暇0になってしまう事だ。

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