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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
始まりの魔王 高橋直の章
3/1747

1-3 魔王城に来たみたい

 そこからの展開は早かった。次の瞬間…僕は…草原の真ん中にいた。

「というわけで、ようこそ、魔王城へ。」

「神様が言うセリフじゃないな。」

 と言ってもここは草原・・・草が膝の半分くらいまで埋まるな…。でここは…山の上か…。かなり高い位置にある、眼下にはそれはもう見渡す限り大森林である。

「半分マッチポンプよ、私も言われて、設置してる側だからね。まあ、ダンジョンマスターという制度も初めてだから…。」

「え?」

「いやあね、ただ助けるだと面白くないから、せっかくだから私は初めてでも噂のダンジョンマスターを選ぶぜって感じ、」

 見切り発車?

「まあ、私も初めてだから、せっかくだからダンジョンマスター作ろうって思ってね。」

 思いっきり実験台か…。そして目の前にはぼろぼろの小屋に木を打ち付けただけの看板でひらがなで”まおうじょう”と書かれた小屋がある。ついでに周囲には何もなくこれ一件しか見当たらない。

むしろ水も井戸も…ないな…。

「ああ、それ、私の最高傑作。”魔王城”」

 この小屋?いやあ、最近とかだと、これより立派なところに住むぜ、大抵のスタートしたばっかりの異世界人はよ。

「とりあえず中に入って。説明するし、今回はガチンコ勝負だから、結構忙しいよ。」

 小屋の中はベットが二つにテーブルが一つ、イスは今のところ二つ…。後はないな…。一応ベットには布団が置いてある。

「とりあえずルールは詳しく説明する。君には今もう、ダンジョンマスターに職業はなってるはず、で…君はタイムリミットまでに魔王城と魔王軍を完成させてほしい。タイムリミットは3年。」

 3年、長いのか短いのか…。

「これは大体の予測であり、一か月から一年程度前後するわ。というのも正式なリミットはこの大陸にある大国5つが統一されて対魔王同盟が結成されるまでに間に軍を整えない場合、単純にあなたが

虐殺されて終わるわ。それが、貴方抜きで、正式ルートでやる場合大体5年で設定したんだけど、まあ…今度は一週目の知識付きだから、前みたく説明とかないだろうし、そこで3年。それが目安ね。」

 ん?

「それってさ、前回の知識を持ってるのは僕…じゃないの?」

「だって、今でも前やった作戦の一部でも思い出せる?思い出せたりしても今度は”スキル獲得確率:大”は危険なので外したし、同じ作戦は取れないようにしてる。」

 確かに思い出せない。じゃあ…。3人の誰かが…僕をはめたのか…。がちょっと待てや。

「じゃあ僕もしかして今回は普通に…。」

「うん。スキルもない、職業もダンジョンマスターだからダンジョン関係以外ポンコツ、がこの世界の普通の人は基本スキル持ってないから、むしろダンジョンマスターになったのが特典。後強いて言うなら私が特典?あともう一つ、ステータスに至っては赤子より弱い。」

 うわ…なんか色々おかしい…。

「ただし私は基本、これ、はい…。」

 そう言うとタッチパネルを投げて渡す。

「そのタブレットがダンジョン運営サポートね。で、それに説明書いてあるから、」

 何々…。

 

 ダンジョンメニュー

  ダンジョン全景

  ダンジョン領域

 ダンジョン管理

 登録

 ルール


 アプリが4つ入れてある、

「で、私はそっちの開発にかかるので基本、ダンジョンの運営は関わらない。OK?」

「…システムの説明くらいはいいよな…。」

「うん。それくらいは。」

「じゃあ、取りあえず何すればいいんだ?」

「うん。ダンジョン作って、魔王軍作る。」

「でも何もないぞ…。DPも、ダンジョン作るやつも…。」

 そう言うと女神はスコップをテーブルの上に置いた。よくわからないがかなり大きく、現代風のスコップであり、大きさは…1mはあるだろうか・・。ついでに先が鉄、柄が木でできている

「これで掘って。ついでにこれは初心者特典サービスね。」

 頭の中が白くなった。ダンジョン自分で掘るんかい。いやいやちょっと待て…。

「モンスター召喚したいな―。」

「はい。」

 そう言うとどこからともなく銛が…。

「返しついているから、刺さったら取れないけど、刺せばうまくいけば一撃だから。そうそう後これ…。」

 そう言うとパチンコみたいなものを…玉もないな…。

「やり投げ機。これで飛距離上がるからさ。それで行ってきて。この辺頑張ったんだ。」

「だから何を?」

「モンスターって生き物じゃん。」

「うん、」

「だから、作るに最低でも死体の肉、作りたい生き物と同じだけの脳の分量と後肉体の分量。血は水で何とかするから、その分量を持ってきて。後生命があればできるだけ。」

 ふぁ?

「この辺実は森だから、ちょっと行けばあるし、で…狩ってきて。」

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