表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
番外編 2年前のあの日
295/1812

9-番外編3 東雲刑のぶらり探訪 モートリアの腐敗だね…いやクズ過ぎる。

「すいませんでした。」

 それからして、その偉い大臣のおっさんに連れられ私は、ある一室に来た、近くに数多くの木管とかがあり、執務室なんだろう。紙は開発中でまだ木燗とかが書類だと聞いたことある。

「…用件を聞こう。」

「ギルドの人間にできれば剣術など教え、訓練して欲しいのですが…。」

「…生贄にしていると聞いてる。」

「それは…わかっています、勇者たちの暴走です。が本当に申し訳ない。できるなら、これで魔石の取引を止める事だけは…。」

「…私は依頼で来た。」

 もはや頭を下げっぱなしのまま交渉する大臣さんがつらそうだ。

「改めて、私はモートリア国の宰相、エンバー・コルドウィッチと申します。よろしくお願いします。」

「…よろしく。」

 エンバーさんの顔が青い…まあ、環境的に血の気多すぎだろ。見た瞬間襲ってくるとか…いや、よく考えてみたら、今の私の格好は、モンスターそのもの。人と同じ外見ではあるが、本能的に分かるんだろうか…。そうでないと説明付かない好戦的な内容だ。市民が歩いていたら、突然こっちに飛び掛かってくるレベルにかみついてくるな。

「で、用件ですが、できれば数日来ていただいて。勇者たちと軽い稽古をつけていただきたい。場合によっては他の地域にいる勇者にも、つけていただきたいが…まずはここの勇者を

あの大原君を頼みたい。」

「…大原?」

「さっき闘った彼です。警備隊の隊長を戦ってもらっていますが、騎士団長だとかなわないのです。ですが、修行させようとしても。自分が強いの一点張りで…。」

 これもう駄目なパターンだ、強いというのにかまけて、全く何もしない。これは…ちょっとこいつに討伐されるのは嫌だ。

「…明日からでいいか?」

「構いません。明日朝おいで下さい。…さて今日は送っていきます。」


 この宰相って人は優しいが、どうも周りが腐り過ぎてる。が、それを痛感したのが、帰ろうとしたところだ…。

「待てや。」

 そこには騎士団、王様らしいマントを付けたおじさん、勇者。勢ぞろいしていた。

「…何?」

「お前を生きて返すわけには行かない。」

「…依頼で来たのだぞ?」

「勇者が負けたとあらば、国益に反する。お前にはここで死んでもらう。」

 王でさえ、剣を抜く展開に隣にいたエンバーさんも悲鳴をあげ逃げていった。

「けっけっけ、これでお前も終わりだな。」

 王もクズなら、勇者もクズ。仕方ない、ちょっと本気で行く。

「…覚悟はいいか?」

 私はステータスにおいて身体強化を使った場合、6ケタのステータスを誇る、これはコクヨウちゃんも検証もあるが。このクラスになると歩くだけで、被害が出るようになり、最悪クレーターが

出来る。そしてこの頃になるともう、武器は神話級でもないと腕力に耐えれなくなる、このため武器が折れてしまい、付け焼刃の剣術の練習をしていたんだけど、練習していた魔界の被害がひどすぎて、急遽武器探しを優先することになってしまった。が武器はないわけではない、賢者には実は、この対策用の魔法が存在する。それが近接矢だ。この魔法単純に魔法の矢をつかむことができるというものだ。で、形状は魔法操作で変化可能となるので、武器として魔法の矢が扱えるようになる。で、この魔法の矢にシリーズには、長谷川ちゃん検証であることが分かっている、○○アローのシリーズは全部この攻撃魔法の効果対象となるのだ。ダークマターで作る場合と違い、こっちは、腕力とかの査定が入らなくなるが、魔力のみで攻撃ができる。闇魔法の特性も矢にはあるので、そっちも活用できるのだ。が、今回は魔法の矢を近接用にする。あっちはもっと奥の手だ。

「な!」

 白い矢を手に持つ姿は魔法剣士に見えるだろう。が、ここでこいつら殺すのは依頼に反する。ので仕方ない!


 ズドォォォォォォォォォン!


 町いっぱいに響き渡るような轟音と振動が町全体を襲う。私の地面を中心にクレーターができている。力いっぱい地面をぶん殴ったのだ。その振動で、建物の壁のもろい所は削げ落ち、地面は巨大なクレーターとひび割れが起き、その衝撃で全員が倒れたり、腰を抜かしていたりする。

「………もう一度聞く。覚悟はいいか?」

 流石に全員が驚いているようで、動く様子もない。

「…ギルドに逆らうという事はこういう事だ、…警告はした。…依頼に基づきまた来る、…この時はもっと礼儀正しいといいな。」

 悠然と歩いて去っていく鎧騎士を…全員は化け物を見る目で送るしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ