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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
番外編 2年前のあの日
293/1812

9-番外編1 東雲刑のぶらり探訪 モートリアに行こう。

「でもケイさん、」

「何?」

 南がいつも見たく浮遊島の僕の雑貨店兼ギルドの酒場部分でパン思いっきりケーキをつまむ中・・。思い出したようにつぶやいた。裏メニューでケイ製作の趣味で作ったケーキとかがDP販売されて

いる。これはネルのダンジョン側では販売されていない。発想もなかったからだ。ついでにハーリスも食生活拡充の観点でケーキとかの研究はしている。

「そう言えば、もう、鎧騎士はやらないんですか?」

「そう言えばお姉ちゃんは、鎧騎士として各地を巡ったんだっけ?リューネさんと。」

「合同も多かったけど、単独も結構あったよ。ちょっと休憩入りまーす。」

「はーい。」

 現在この浮遊島のエルフ食堂とかはこのケイの職場というか、実験場となっており、シーアが一緒に働いている。ついでに優は内部ダンジョン調整中だが、聞いた話だと

会話は、ラジオみたく聞こえるらしく、聞いているし、思い出せるそうで。

「ちょっと人がいないし…。休憩でもいいかな。」

 浮遊島チケットは時間節約と、有休を兼ねたバカンスチケットだが人の波は結構大きく、暇な観光地といった方がいい風情だ。下の魔界のほうが冒険と食べ物の豊富さ、そしてダンジョン探検とやれる事が多いので、こっちは会議用の用途のほうが多く、普段は人がいないのだ。ついでに神様は、その暇なエリアで…そこのテーブルでぐだってる。ついでにダークボックス加工が可能なので料理レシピの作成以外だと、ボックスからいつでも出せる。なので、接客以外ほとんどしなくていいのだ。

「そう言えばお姉ちゃんって、3年の間何してたの?」

 リューネさんはインスタンスダンジョン潰し、ヨミが各ダンマス訪問と壊滅か探索。ネルたちはダンジョン経営と魔王軍だった。がお姉ちゃんは冒険者をしていたって話以外は全然聞こえてこなかった。

「まあ、実際は冒険者して、情報が出るのを待つのと、どうせだから勇者見極める係だった。」

「ん?」

「勇者の従者としてもぐりこんで、で、勇者の中で魔王討伐OKの勇者とだめな勇者を見極める係だった。」

「そんなことしてたの?」

「だって、悪人ハーレム勇者なんて勝たせたくないよ、それにコアの子が…。」


 それはナオがいなくなり半年後、訓練も一段階してきて、レベルもカンストし、自分の種族もリビングアーマーになった直後ぐらいのころだった。

「すいません、できれば捜索お願いしたいのですが…。」

「私はホームで待ついい彼女!でいいと聞いたけど?」

 なぜかダンジョンコアに新人と言いなくなるアセリアちゃんである。ハーリスというナオと一緒にいたコアもいなくなり、魔王軍のコアとして仕事してくれるサポートの子だが、実際経験が薄く魔王軍においては…ネルの言う事を聞いて動く家令みたいな扱いだった。私はナオを待っていたいので、魔界捜索班として、魔界に行きレベリングついでに各地を巡っていたが、効果はほぼなかった今日もこうしてナオのログハウスでまったりしていた。街が二つか三つしかないので、そこをめぐるか、敵を倒すしかやる事がないのだ。

「…確かに常駐で魔王が欲しいのは事実ですが、シーア様でも成立するので。」

 シーアは現在”狂王の訓練場”という、あの欠陥初心者ダンジョンをそのまま難易度を上げて勇者への試練としたルームの管理者となっている。ついでに普通のダンマスに昇格しており、独立勢力と

なっているが…。

「それに、ちょっと様子がおかしいんです。」

「何が?」

「ここ最近の勇者の質が悪く、魔王が雑魚だったとか言われてるみたいで、その為、勝たせるにしても、こっちの最弱の一撃でさえ壊滅したので…。」

 それはヨミの魔王戦初戦の事だった。軽く撃ったダークアローに誰も反応できず、4人PTのうち3名が吹き飛んでしまい…。おじけずいて逃げ出したのだ。そして…そのまま帰りの道中に獣に襲われて死亡したのを、外で監視していたアセリアちゃんが発見した。こればっかりはしょっぱい死亡となった。ついでに死体とスキルは回収したけど。

「で、ギルドの方も厳しくしないと召喚コストと見合わないと各王から文句が来るようになりまして。」

 国としては国家予算並みの大金積んで召喚した勇者が何の役にも立たず、願い事をかなえるどころか音沙汰もなくなったとあれば問題視するにきまっていた。ただエクトネーゼ王だけは魔王討伐

をやめ、幹部育成という堅実な方向にシフトしていたが、モートリアの勇者召喚は止まらなかった。それに合わせパルミダークでは召喚を加速させ、エクトネーゼは静観のスタイルだった。その裏には

クラムブラッドという傭兵団の影があったとか。

「で、訓練させに行けと。」

「はい。」

 確かに自分は元々勇者としての力があり、賢者としても訓練していた。

「現在調整中ですが、ギルドの金カードとして、モートリアに潜り込んで、確認作業に当たって欲しいと。」 

「居候だと困るし、いいよ。」

 

「が、実際どうするかな、ばれるとまずい、特に各王家には顔がばれてるんだよな。」

 ケイは元々ローブをを着た賢者姿で知られているため、顔が判別されれば死んだはずの人間がいることになる。実際死んでるし。


名前:東雲しののめ けい

種族 リビングアーマー LV21

職業:賢者LV50、勇者LV50

ソウルレベル:4

Hp:973

MP:97832

STR:422 

VIT:763 

INT:9284 

MID:4274  

AGI:953  

MAG:210743  

DP:125億DP


スキル:溜め攻撃LV9 攻撃魔法LV2 支援魔法LV7 回復魔法LV6 勇者の力LV4、鑑定LV9、収束LV6、身体強化LV6、闇魔法LV6、魔力操作LV9、料理LV4、剣術LV4、変身LV5(東雲惠、鎧騎士、不明)、風魔法LV9、憑依LV1、賢者の心得LV4、詠唱LV6

身体特徴:分離LV10 装着フルプレートアーマーLV1、魔素栄養LV10

称号:賢者 異世界からの来訪者 元勇者、記憶保持者(2週目)ナオ君のお姉さん、みんなのお姉ちゃん

所持金:2976万DP

装備:≪真龍の≫フルプレートアーマー、ケイ専用オーツ圧縮合板の大剣

所持品:異世界の服(学生服) 異世界の靴 異世界のカバン(小物入れ付き)


TIPS:ダンマスの強い味方である、鎧の亡霊。本来は怨念に満ちた鎧の幽霊だったり、魔法で作られたフローティングメイルの慣れの果て。騎士道にあふれ、実体を持つが大抵は武人。よくダンジョンの最奥に設置されている。また、ダンマスが着ることも多い。その為、ダンマス最終兵器と呼ばれることが多い。


支援魔法LV7  (魔法系) 

支援魔法LV6に加え、支援系の効果範囲がすべてPT全体に変更。上位魔法。 必要DP成長のみ


装着LV1   (特異系) 

自身をVITの攻撃力化防御がある装備品に変身させ、ステータス一つを対象に与える。

必要DP 生まれつきのみ


回復魔法LV6  (魔法系) 

LV5加えエリアヒール、抗体療養が使用可能。 上級魔法 必要DP 成長のみ  


溜め攻撃LV9  (特異系) 

対象の効果一つを貯める。最大9回、最大10倍、分割、編集、連携可能 必要DP 特殊


分離LV10   (特異系) 

身体の一部を分離できる、最大本体+10個。本体移転、五感共有。攻撃転用、HP分離管理可能。


収束LV6    (特異系) 

効果の一部を収束させる。3項目、一項目最大倍率2倍 必要DP成長のみ


 一応、このリビングアーマーになる際には母体となる装備がなくてはならず。しかもその価値として相当高い鎧が欲しいとかで、長谷川ちゃんに頼んで作ってもらったフルプレートアーマーである。

で、ステータスはかなりというか、相当高い。賢者の関係で魔力関係が高く、幾つか長谷川ちゃんに聞いてスキルを取って。改造した結果だ。レベルはどうも上がらないらしく、スキルの購入しかない。が、勇者平均が200から300と聞くと、一部がバグに見えるらしく、魔法の火力に至っては。相当高い。ステータスはリビングアーマーなので防御力とか、前線系が高い。が前世は越えてる、キリ。という事はこれ…姿変身しないで、行けばばれないんじゃ?自分の部屋においてある鏡を見てみると…騎士だね。いいねこれ。流石長谷川ちゃんだ、いい感じに全身ある。腕は…。動かしてみるが伸ばすと関節がちょっと浮いて、隙間が見えるけど、関係ないな、行ける。ちょっと余分な装飾パーツがまた、ナイスだ。これを分離すればいい。


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